家登 あずさ(ナレッジワーク)
※ソフトウェアテストシンポジウム2026北海道(JaSST'26 Hokkaido)での登壇資料です。
https://jasst.jp/hokkaido/
本事例では、QA組織におけるスキルアセスメントおよびキャリアラダーの運用実践を取り上げる。運用担当として約1年間取り組む中で、先行発表で確立されたフレームワークを活かしつつ、スキルアセスメントを単なる評価ツールから、分散型組織における成長支援やコミュニケーションの基盤へと昇華させようと試みた。
運用フェーズにおいて、二つの異なる側面から課題が顕在化した。一つは、各プロダクトチームへQAが分散した体制下での運用目的の形骸化や評価基準の属人化といった組織運営上の課題である。もう一つは、生成AIの台頭に代表される急速な技術変化への追従不足という、スキル定義そのものの鮮度に関する課題である。本発表では、これらの課題に対し、組み込み型組織の特性を活かしてどのように向き合い、対応したかを具体的なプロセスとともに共有する。