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日本語へのこだわりのススメ
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KNOWLEDGE WORK / 株式会社ナレッジワーク
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May 14, 2026
Technology
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日本語へのこだわりのススメ
ナレッジワークの社内技術共有会 Encraft Share Day(ESD)での発表資料です
@iinon(QAエンジニア)
KNOWLEDGE WORK / 株式会社ナレッジワーク
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May 14, 2026
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Transcript
日本語へのこだわりのススメ @iinon
© Knowledge Work Inc. はじめに 2 • 今日話す内容は、『分かりやすい、読みやすい文章の書き方』 ・・・ではありません! •
普段 がテスト設計をしているときなどに気にしていることのご紹介 です ◦ 設計ドキュメント(minispecやDesignDoc)を読むとき ◦ 設計ドキュメント(TestDesignDoc)を書くとき
© Knowledge Work Inc. なぜ日本語にこだわるのか? 3 • 誤解や勘違いはバグの種になる ◦ 特にminispecやDesignDocで誤解や勘違いが生じると、
のちのち面倒なバグになる可能性が高い • 日本語にこだわると、 誤解や勘違いを防げる!あるいは、 気付くキッカケを得られる! ・・・かもしれない
© Knowledge Work Inc. こだわり その1 4 『主体』、『対象・データ』、『機能』の表現 に、こだわる
© Knowledge Work Inc. こだわり その1 5 『主体』、『対象・データ』、『機能』の表現 に、こだわる 誰が
何を どうする
© Knowledge Work Inc. こだわり その1 6 • 『主体』(誰が)を意識して、能動態 と
受動態 を書き分ける ◦ 例えば、 ▪ 必須項目が未入力の状態で 「保存」ボタンを押したら、アラートを表示する と、なりがちなところを ▪ 必須項目が未入力の状態で 「保存」ボタンが押されたら、アラートを表示する ▪ 必須項目が未入力の状態で 「保存」ボタンを押したら、アラートが表示される と、する
© Knowledge Work Inc. こだわり その1 7 • 『主体』(誰が)を意識して、能動態 と
受動態 を書き分ける ◦ 例えば、 ▪ 必須項目が未入力の状態で 「更新」ボタンを押したら、アラートを表示する と、なりがちなところを ▪ 必須項目が未入力の状態で 「更新」ボタンが押されたら、アラートを表示する ▪ 必須項目が未入力の状態で 「更新」ボタンを押したら、アラートが表示される と、する ユーザーが主体 システムが主体 主体を システムで統一 主体を ユーザーで統一
© Knowledge Work Inc. こだわり その1 8 • 『対象・データ』(何を)は 名詞
で、 『機能』(どうする)は 動詞 で書く ◦ 例えば、「更新」ボタンがクリックされたときの機能として、 ▪ 入力値の保存を行い、トーストで完了メッセージを表示 と、なりがちなところを ▪ 入力値を保存したら、トーストで完了メッセージを表示する と、する
© Knowledge Work Inc. こだわり その1 9 • 『対象・データ』(何を)は 名詞
で、 『機能』(どうする)は 動詞 で書く ◦ 例えば、「更新」ボタンがクリックされたときの機能として、 ▪ 入力値の保存を行い、トーストで完了メッセージを表示 と、なりがちなところを ▪ 入力値を保存したら、トーストで完了メッセージを表示する と、する 『機能』が明確になる 他のケースを意識しやすくなる
© Knowledge Work Inc. こだわり その1 10 • 『対象・データ』(何を)は、 どこの(どこから)・どこへ
を レベルを揃えて 書く ◦ 例えば、 ▪ 最新の商談情報を表示する と、なりがちなところを ▪ {連携するSFAの製品名} から取得した最新の商談情報を、 {開発するプロダクトの名前} の商談情報パネルに表示する と、する
© Knowledge Work Inc. こだわり その1 11 • 『対象・データ』(何を)は、 どこの(どこから)・どこへ
を レベルを揃えて 書く ◦ 例えば、 ▪ 最新の商談情報を表示する と、なりがちなところを ▪ {連携するSFAの製品名} から取得した最新の商談情報を、 {開発するプロダクトの名前} の商談情報パネルに表示する と、する 『対象・データ』の所在が明確になる 「どこから、どこへ」「何を、どこへ」が明確になる
© Knowledge Work Inc. こだわり その2 12 表現のバリエーション に、こだわる
© Knowledge Work Inc. こだわり その2 13 同じ対象に同じ表現(ワード)を使うのは、大事 ただ、 複数の条件を指定するときは、同じ表現を繰り返さないことが、大事
だと、 は思っている
© Knowledge Work Inc. こだわり その2 14 • 同じ表現の繰り返し、 ◦
~の場合、~の場合、 ◦ ~のとき、~のとき、 は、ないとしても、 ◦ ~の場合に、~の場合は、 ◦ ~のときで、~のときは、 となると、意外とやりがち • ではなく、 ◦ ~の場合 ◦ ~のとき ◦ ~であれば のように、違う表現を使う • それぞれの表現で 対象とする条件のレベルを揃える +
© Knowledge Work Inc. こだわり その2 15 • 例えば、 ◦
[曜日に関する条件] の場合、[時間に関する条件A] のときは、***する ◦ [時間に関する条件B] の場合、[人数に関する条件] のときは、***する と、なりがちなところを ◦ [曜日に関する条件] の場合、 ▪ [時間に関する条件A] のときは、***する ▪ [時間に関する条件B] のときは、[人数に関する条件] であれば、***する のようにする
© Knowledge Work Inc. こだわり その2 16 • 例えば、 ◦
[曜日に関する条件] の場合、[時間に関する条件A] のときは、***する ◦ [時間に関する条件B] の場合、[人数に関する条件] のときは、***する と、なりがちなところを ◦ [曜日に関する条件] の場合、 ▪ [時間に関する条件A] のときは、***する ▪ [時間に関する条件B] のときは、[人数に関する条件] であれば、***する のようにする
© Knowledge Work Inc. こだわり その3 17 他に解釈の余地がない表現 に、こだわる
© Knowledge Work Inc. こだわり その3 18 • 「~も」とか「それ以外は~」などは要注意 ◦
「~も」に含まれる範囲は、他に解釈の余地はない? ◦ 「それ以外」は、本当に一括りにしてよい? • MECE(モレなく、ダブりなく)という言葉があるが、 文章で表現する場合は、あえてダブらせて対比や差分を強調 する
© Knowledge Work Inc. こだわり その3 19 • 例えば、 ◦
希望日が平日の午前中であれば、予約が必要 ◦ 週末も同様 のような書き方がされている場合、 ◦ 希望日が平日の午前中であれば、予約が必要 ◦ 希望日が土曜日・日曜日であれば、終日、予約が必要 のようにする さらに、 ◦ 希望日が平日の場合は、午前中、予約が必要になる ◦ 希望日が土曜日・日曜日の場合は、終日、予約が必要になる のようになっていると、なお良し
© Knowledge Work Inc. まとめ 20 • 今回は、 が日頃意識している日本語へのこだわりをご紹介しました •
実際の成果物では、読みやすさを重視して 今まで話してきたような表現にしていない場合も多いです が、 • 一度は脳内に思い浮かべてみたり、実際にテキストにしてみたりして、 ◦ バグの種になりそうなものがないか? ◦ 他に考えや解釈を広げられる余地はないか? を確認するようにしています
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