Scrum Fest Sapporo 2021でプレゼンしました。
私達の愛したDDDを取り戻すための苦悩と挑戦について紹介します。本作品はマリリン・マンソン Rock is dead オマージュ作品となっております。
DDDはその構造上、デザイン思考やリーンスタートアップやディスカバリーといったものを考慮しておらず、デリバリーフェーズを意識した手法になっているのですけど、これはチーム開発のボトルネックを生み出す原因になりがちではないでしょうか?
デリバリーにおいてはドメインを語れる人がいく人かおり、それをベースにそこそこの規模のシステム設計やアプリケーション設計をしていく。その過程でDDDを実践したという経験がつくわけですが、その人に対して、新規事業であったり、若々しい状態の事業のサポートをお願いすると、劣化したDDDのような設計をベースに進めつつ、現場のプログラマーを説得する行為に走る姿をみます。そこには、まだドメインは明確に認識されていないのであるから、DDDというもの自体が使えない。それを自覚的にしろ無自覚的にしろ何か劣化させて使うことで妙な構造が生まれてしまう。
必要とされているのは、ドメインが認識されていない中でのDDDのやり方、つまり旧式DDDと決別した、もしくはそれを予感させながらも、ドメインが暗中模索ななかでの戦い方であり、DDDを進めることではないのではないでしょうか。
そんな中で身近な所からでもDDDを胸の奥底にしまいながら、挑戦していることについて紹介します。