`edge-to-edge`とはその名の通り、システムの領域も含めた画面の "端から端" を全てアプリの領域として描画する機能です。
Googleはアプリへの没入感を高めるために、この`edge-to-edge`を推奨しています。
`edge-to-edge` を適用するには、アプリの描画が全画面になるようにフラグを設定し、システムバー(ステータスバーとナビゲーションバー)の色を設定するだけでも十分に思われます。
しかし、実際には考慮すべき点や落とし穴があるため一筋縄では適用できません。例えば、既存のアプリに適用する場合は、UIデザインの変更が必要になります。
他にも、Android デバイスによっては、システムバーに対してデバイス固有の変更が施されている場合があり、その対処も簡単ではありません。
本セッションでは、実際にコミュニケーションアプリLINE に`edge-to-edge`を適用した際に得られた知見を元に、以下の内容を紹介します。
・Googleが提唱する`edge-to-edge`の適用ポリシーについて
・UIをデザインする上での`edge-to-edge`の適用基準について
・通常のアプリとJetpack Composeで構成されたアプリそれぞれに対しての適用方法
・LINE Androidアプリに対して`edge-to-edge`を適用する際に発生した問題点・落とし穴やその解決方法について
ぜひ皆さんもこのセッションから`edge-to-edge`の知見を得て、アプリへの適用を実践してみてください!
発表者:Yuki Ando
詳細:https://droidkaigi.jp/2022/timetable/362273