システムリニューアルと サーバーサイドKotlin

システムリニューアルと サーバーサイドKotlin

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Hidenori Maehara

August 24, 2017
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  1. システムリニューアルと サーバーサイドKotlin 〜Rubyエンジニア meets Kotlin〜 エムスリー株式会社 前原 @maeharin

  2. 自己紹介 • 前原 秀徳 • @maeharin(まえはりん) • エムスリー株式会社 エンジニア •

    チームリーダー、グループ会社取締役等を歴任 • 自慢:ブログ記事が、はてぶ1200 ◦http://maeharin.hatenablog.com/
  3. エムスリーって何の会社? ・医療に関するWebサービスを多数展開 ・全世界で約400万人の医師会員 ・日本で約25万人の医師会員

  4. 今、私たちは10年に一度の システムリニューアルをしてます!

  5. システムリニューアルの対象システム 医師のキャリア支援事業 (年間売上、数十億規模)

  6. システムリニューアルの背景 • ビジネスに対する、開発スピードの低下 とある事業の今期開発予定だけで 約600人日(2年半) という見積りが!

  7. なぜ時間がかかる? (1)複雑なアーキテクチャ • 複数のサブシステムが存在。データとロジックが重複 • 長年の改修でアーキテクチャが限界 データ重複 200テーブル・2000カラムのう ち、半分くらい重複 ※DB以外に生Luceneも

    ロジック重複 複雑な依存関係
  8. なぜ時間がかかる? (1)複雑なアーキテクチャ • 複数のサブシステムが存在。データとロジックが重複 • 長年の改修でアーキテクチャが限界 データ重複 規模感: 200テーブル・2000カラム ※DB以外に生Luceneも

    ロジック重複 複雑な依存関係 かなり簡素化してこれ...(^ω^)
  9. 主要システム Ruby on Rails なぜ時間がかかる? (2)10年前のシステムが... • ビジネス上優先度の高いシステムはRuby on Railsになっている

    • しかし、相対的に優先度低いシステムは10年前のJavaシステム ◦ =>この部分の優先度が高まってきた Javaの独自FW viewの部分はXSLT! 10年前の Javaシステム 7年前の Javaシステム
  10. 補足:XSLTとは

  11. 補足:XSLTとは

  12. 補足:XSLTとは 2001〜2002年頃の技術...(^ω^)

  13. つらい_(:3」∠)_

  14. リニューアルだ!

  15. リニューアル後のアーキテクチャ 重複DBや重複ロジックを廃止 APIに一元化!

  16. リニューアル後の技術スタック 控えめに見積もって 生産性2倍以上! WEBアプリ APIサーバー スマホアプリ

  17. SpringFoxでAPIドキュメント(Swagger)生成 APIドキュメント 自動生成

  18. swagger-codegenでgemを自動生成 Railsアプリ用のgemを自 動生成

  19. なぜサーバーサイドにKotlin?

  20. 背景 • Rubyエンジニア10名くらいのチーム(Javaもそこそこ) • 対象システムの規模感:200テーブル、2000カラムくらい • フロントはゆるく。コアはカッチリやりたいモチベーション ◦型が欲しい(型一揆)

  21. Kotlin採用理由(私のチームの場合) • 型:あり。(型推論、null safetyも嬉しい) • エムスリーにはたろう (@ngsw_taro) がいる! Kotlinスタートブック絶賛発売中! エムスリー株式会社

    日本Kotlinユーザーグループ代表 長澤 太郎 たろう(@ngsw_taro) • 社内共有ライブラリ:使える(JavaとRuby版が提供されている) • フレームワーク:Spring Boot(問題なし) • 言語の将来性:きっとある(Google I/OでAndroid開発公式言語に) • IDE:IntelliJ IDEA community(無料) • 学習コスト:Rubyエンジニアが親しみやすい構文(後述)
  22. Rubyエンジニアが親しみやすい構文 少しご紹介

  23. リスト操作 Ruby Kotlin a.map {i -> i * 10} a.reduce

    {sum,n -> sum + n} a.groupBy {i -> i % 2} a.filter {i -> i % 2 == 0} a.map {|i| i * 10} a.reduce {|sum,n| sum + n} a.group_by {|i| i % 2} a.select {|i| i % 2 == 0}
  24. Set, Range Ruby Kotlin val setA = setOf(1,1,2,3,4) val setB

    = setOf(1,2,3,4,5) println(setA + setB) (1..10).forEach {println(it)} set_a = Set.new([1,1,2,3,4]) set_b = Set.new([1,2,3,4,5]) puts set_a + set_b (1..10).each {|i| puts i}
  25. if式 Ruby Kotlin val job = if (name == "taro")

    { "エバンジェリスト" } else { "エンジニア" } job = if name == "taro" "エバンジェリスト" else "エンジニア" end
  26. lambda Ruby Kotlin fun foo(cb: () -> Unit) { println("start")

    cb() println("done") } foo({ println("doing") }) def foo(cb) puts "start" cb.call puts "done" end foo(-> { puts "doing" })
  27. 演算子オーバーロード Ruby Kotlin class Id(val int: Int) { operator fun

    plus(that: Id) = Id(this.int + that.int) } val id1 = Id(1) val id2 = Id(2) println(id1 + id2) class Id attr_reader :int def initialize(int) @int = int end def +(that) Id.new(@int + that.int) end end id1 = Id.new(1) id2 = Id.new(2) p id1 + id2
  28. 拡張関数 Ruby Kotlin fun Int.p(): Unit = println(this) 1.p() class

    Integer def p; puts self; end end 1.p
  29. スクリプト言語っぽく使うことも可能 list-folders.kts import java.io.File val folders = File(args[0]).listFiles { file

    -> file.isDirectory() } folders?.forEach { folder -> println(folder) } ターミナル $ kotlinc -script list-folders.kts .
  30. 親しみやすい!

  31. リニューアルの進捗・所感 • 開始3ヶ月で進捗50%くらい • サーバーサイドKotlinは自分のチームでは正解 ◦Kotlinの動的言語と静的言語の特徴がチームにフィット ◦Kotlin x Spring Bootは問題なく動く

    ◦Kotlin自体の学習コストは問題にならなかった • Kotlinかわいい(^ω^)ペロペロ
  32. エムスリー love Kotlin • 別件のリニューアルにもサーバーサイドKotlinを採用予定 • 新規Androidアプリ開発はKotlin • 新規Webアプリ開発の際にも積極的にKotlinを検討

  33. WE'RE HIRING! Kotlinerの方々、 一緒にやりましょう!