Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
AI活用ワークショップ
Search
Yasuhiro Matsuda
February 13, 2025
Business
0
14
AI活用ワークショップ
石川県にある白山商工会議所のサービス業部会にて講演しましたスライドです
Yasuhiro Matsuda
February 13, 2025
Tweet
Share
More Decks by Yasuhiro Matsuda
See All by Yasuhiro Matsuda
AIを活用した広報と事業計画を一気に学ぶワークショップ
matyuda
0
10
AWSを活用したAIサービス開発(フルバージョン)
matyuda
0
36
AWSを活用したAIサービス開発
matyuda
0
35
マーケティング実践とデジタル活用
matyuda
0
62
カンタンAI活用術
matyuda
0
65
スタートアップ企業の支援のあり方
matyuda
0
40
利益を生まない情報セキュリティとバックアップに投資する重要性
matyuda
0
79
いしかわ暮らしセミナー~移住にまつわるお金の話~
matyuda
0
170
身近なセキュリティについて学びましょう!
matyuda
0
180
Other Decks in Business
See All in Business
一般社団法人ディレクションサポート協会(DiSA)
masakisukeda
0
540
Sales Marker Culture book
salesmarker
PRO
16
33k
第3回関東Kaggler会 LT Kaggleはうつ病患者の役に立つ
utm529f
2
160
ヒューマンスターチャイルド株式会社採用資料
starchild
0
3.5k
2025.02_中途採用資料.pdf
superstudio
PRO
0
63k
SendGrid Night #10「Email Activityの活用法」
adaisukev
0
130
セーフィー株式会社(Safie Inc.) 会社紹介資料
safie_recruit
6
310k
freee Movement Deck
freee
0
100
採用候補者向け会社説明資料
torihada_inc
0
1.5k
ACES_エンジニア向け採用資料.pdf
aces
0
310
ビジネスで活かす生成AIエージェント 〜業務利用を目指して今を俯瞰的に理解しよう〜
masatoto
3
200
スマートキャンプ株式会社 会社紹介資料 / companydeck
smartcamp
1
1.1k
Featured
See All Featured
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
67
4.6k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
244
12k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
78
6.2k
BBQ
matthewcrist
86
9.5k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
28
5.5k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
22
3.3k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
126
17k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
55
9.2k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
356
29k
Designing for Performance
lara
604
68k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
67
11k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
49k
Transcript
AI活用ワークショップ 2025/2/13 中小企業診断士 松田 康宏 白山商工会議所サービス業部会
仕事 ▮ AWSを活用した辞書検索サービスDONGRIの インフラエンジニア(イースト株式会社) 士業資格 ▮ 情報処理安全確保支援士 中小企業診断士 ファイナンシャル・プランニング技能士2級(AFP) 主な活動
▮ 石川県中小企業診断士会 AI研究会 AWS Community Builder 白山市内の中学校PTA会長 座右の銘 ▮ 一塁ベースを持って二塁に盗塁する 松田 康宏 まつだ やすひろ 2
経歴 比較.com株式会社 /東京都 2005 年 4 月 ~2006 年 10
月 (2006年3月 東証マザーズ上場) 株式会社エンブレム/東京都 (三谷産業株式会社子会社) 2006 年 11 月 ~2011 年 4 月 福島印刷株式会社/石川県 2011 年 5 月~2020年12月 神奈川県宮前区に引越 株式会社三省堂/東京都 2004年 4 月 (2002年10月) ~2005 年 3 月 石川県白山市(旧:松任市)に生まれる 東京都江戸川区に引越 石川県白山市にUターン 千葉県船橋市に引越 中小企業診断士 登録 FP2級取得 イースト株式会社/東京都 2021 年 1 月~現在 東京都府中市に引越 3
• 生成AIをおさらいしよう • 生成AIを業務効率化に役立てよう • 調べものに利用しよう • アイディアを形にしよう • 情報発信に役立てよう
• 資料作りに活用しよう • AIとの正しい付き合い方を学ぼう 本日のお品書き 4
今ある業務にAIを組み込み、効率化することができるようになる 本日持ち帰っていただきたいこと 5
6 生成AIのおさらい
国内の活用状況 出所: https://forbesjapan.com/articles/detail/73802 7 生成AIの認知は高いが利用は少ない
生成AIって何でしょうか? 出所:情報通信白書 令和6年度版 https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r06/pdf/n1310000.pdf 8 ユーザー側の調整やスキル なしに自然な言語で指示を 出すだけで容易に活用でき る テキスト、画像、映像等の多
様な形式(マルチモーダル) のアウトプットが取得できる
生成AIが誕生するまでは、以 下の用途(主に良品、不良品 の仕分け)に利用されていた たくさんのスイカの画像データ を学習させる 今まで見せたことのない画像 を見せた際に、その画像がス イカかどうか? ディープラーニングについて 9
画像出所:@IT TensorFlow 2+Keras(tf.keras)入門 https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2006/08/news031.html
選択したモデル に対して入力した 内容に従って、出 力を返すというシ ンプルな仕組み 現在は用途に応 じてサービスを使 い分けているの が実情 モデルの種類
10 出所:Amazon Bedrock Overview https://pages.awscloud.com/rs/112-TZM-766/images/AWS-Black- Belt_2024_Amazon-Bedrock-Overview_v1.pdf
モデルの違いを体験してみましょう 11 天秤aiを活用してGeminiと他のAIサービスについて 比較してみましょう ▲天秤ai
生成AIがあるから使うのではなく、課題解決のための手段として活かしましょう! 生成AI導入は解題解決の手段であり目的ではありません 12 出所:SoftBank World2024(2024/10/04) https://sbw.tm.softbank.jp/lp/
13 生成AIを業務効率化に役立てよう ~調査編~
公募要領をアップロードして、該当するかどうかを確認する 利用規約など添付可能な資料を確認する用途にも利用できる ①補助金の対象かどうかを調べよう 14 ▲中小企業省力化投資補助金 (一般型)公募要領 ▲ChatGPT
複数の資料をアップロードして、調査を行う 機密性の低いドキュメントから横断的に検索する用途に利用できる ②事前に準備したドキュメントから調べよう 15 ▲NotebookLM
AIの活用を行った文書作成は、ハルシネーション(幻覚)に気を付ける必要が あるほか著作権侵害が発生しやすいため、必ず裏付けをとり、引用のルール を守ることに気を付ける AIの活用を通じたリスクへの対策 16 出所:文章生成AI利活用に関するガイドライン p.13 https://www.digitalservice.metro.tokyo.lg.jp/ documents/d/digitalservice/ai_guideline/ 出所:令和6年度著作権テキストp.71
https://www.bunka.go.jp/seisaku/c hosakuken/textbook/pdf/94141901 _01.pdf
汎用的なAIでは、あまり意味が ない。 業務に特化していることが求め られる。 ※答えを得るなら、その道の専 門家に聞きたいハズ 但し、RAGの部分にランニング コストがかかることが問題。 参考)検索拡張生成 17
出所: https://pages.awscloud.com/rs/112-TZM- 766/images/AWS-Black-Belt_2024_Amazon- Bedrock-Overview_v1.pdf
18 生成AIを業務効率化に役立てよう ~アイディア編~
問題点や困りごとを入力してみて体系立ててみることで課題化できる 自社の強みの抽出にも活用できる ③問題を課題化してみよう 19 ▲Felo
20 生成AIを業務効率化に役立てよう ~情報発信編~
ランディングページへの誘導をするために発信するSNSの内容検討に 利用できる ④SNSの発信するネタを考えてみよう 21 ▲セミナーチラシ
作成された動画を編集しながら最終的に必要となる動画を作成できる ⑤ショート動画を作成してみましょう 22 ▲作成できた動画
23 生成AIを業務効率化に役立てよう ~資料作成編~
⑥事業計画書を作成しよう 24 ▲事業計画書ひな形 テンプレートをもとに対話しながら完成させることができる
Web会議の内容をもとに議事録を作成するということが考えられる ⑦内容を要約しよう 25 ▲文字起こしサンプル
Microsoft Teamsを利 用してライブキャプショ ンを有効化すると文字 起こしが行われる 複数の端末で会議に 参加することで話者を 識別できるため、会議 の議事録を効率的にと ることもできる
参考)コラボレーションツールの活用例 26
27 AIとの正しい付き合い方
• AIの活用を通じたリスクへの対策 • AIの活用を通じた情報漏えい • AIの活用を通じた情報漏えいの対策 AI利用において気にしておきたいこと 28
AIの活用を行った文書作成は、ハルシネーション(幻覚)に気を付ける必要が あるほか著作権侵害が発生しやすいため、必ず裏付けをとり、引用のルール を守ることに気を付ける (再掲)AIの活用を通じたリスクへの対策 29 出所:文章生成AI利活用に関するガイドライン p.13 https://www.digitalservice.metro.tokyo.lg.jp/ documents/d/digitalservice/ai_guideline/ 出所:令和6年度著作権テキストp.71
https://www.bunka.go.jp/seisaku/c hosakuken/textbook/pdf/94141901 _01.pdf
従業員の3分の1以上 (38%)が雇用主の許可なく AIツールと機密性の高い業 務情報を共有している AIの活用を通じた情報漏えい 30 出所:Infosecurity Magazine https://www.infosecurity-magazine.com/news/third-employees- sharing-work-info/
プロンプトの内容を学習に利用されてしまわないように利用規約などをよ く読んで利用するようにする AIの活用を通じた情報漏えいの対策 31 出所: https://openai.com/index/new-ways-to-manage- your-data-in-chatgpt/
機密性に区分を設 け、漏えいしては困 る情報は社外の人 へ話さないことと同じ く、AIに入力しない 社外の人に話しても 問題ない情報のみを 入力するルール(機 密情報を含む議事 録の要約などには
利用しないなどの ルール)作りが重要 AIの活用を通じた情報漏えいの対策 32 出所:文章生成AI利活用に関するガイドライン p.14 https://www.digitalservice.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/digitalservice/ai_guideline/
目先のAIの動向を追い求め続けてレッドオーシャンに突入することは決して 望ましくなく、ブルーオーシャンを念頭に置いたビジネスモデルであったり、 企業理念が大変重要になる Amazon.com 前CEOのジェフ・ベゾス 「変わらないものは何か」を自問すること 顧客が「変わらず求め続けるもの」 「選択肢はより多く、価格はより安く、 配達はより迅速で確実に」 これをもとに戦略を立てる
変わるものよりも変わらないものに目を向けましょう! 出所: https://forbesjapan.com/articles/detail/31696 33
34 ご清聴ありがとうございました