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20210319_Marketing Study Class

20210319_Marketing Study Class

2021年3月19日(金)に開催した、8社合同マーケティング勉強会兼交流会「Marketing Study Class vol.2」の登壇資料です。

タイトル:歴史の流れから学ぶマーケティングの実践と学習
登壇者:あれっくす(https://twitter.com/MHTcode_Alex

イベント申込ページ:https://connpass.com/event/206565/
Twitterハッシュタグ:#mk_dbs

Manhattan Code inc.

March 22, 2021
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Transcript

  1. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 歴史の流れから学ぶ

    マーケティングの実践と学習 Presented by Alex. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved.
  2. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. Profile

    スマホアプリサービスの開発会社 2016年に創業し現在6期目 IT業界歴13年 令和元年5月1日から赤髪 TwitterではIT系ビジネス大好き芸人 代表取締役 あれっくす (飯村 Alexander 有)
  3. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、

    顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である 日本マーケティング協会 1990年 マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を 創造・伝達・配達・交換するための活動であり、一連の制度、そしてプロセスである アメリカマーケティング協会 2007年 What is marketing? 長いしわかりづらい ×
  4. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. What

    is marketing? マーケティングとは社会活動のプロセスである その中で個人やグループは、価値ある製品やサービスを作り出し、提供し、 他社と自由に交換することによって、必要なものや欲するものを手に入れる 近代マーケティングの親 フィリップ・コトラー 長いしわかりづらい ×
  5. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. What

    is marketing? マーケティングの生みの親 ピーター・ドラッガー マーケティングとは、販売を必要としなくすること 短すぎてわかりづらい ×
  6. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 市場調査は?

    Think about what you use it for 顧客調査は? チャネル開設は?
  7. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 市場調査は?

    Think about what you use it for 顧客調査は? チャネル開設は? 作ったものを売るため
  8. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 「作ったものを売るために何をしたら良いのか」を多くの人が考え出すようになった

    Think about what you use it for マイケル・ポーター デイヴィット・アーカー フレデリック・ランチェスター 競争戦略論 ブランディング戦略 ランチェスター戦略 有名な人物 それぞれに得意分野がある人たちが考えた結果…
  9. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 範囲が広くなる

    Think about what you use it for 1 販売のための 広報 流通の拡大 販売チャネルの 開設 再購入までの 体験設計 商品の開発
  10. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. Think

    about what you use it for 興味関心 初期導入 常用利用 再購入 ブランディング 学問に昇華 分野が深くなる 2
  11. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. Think

    about what you use it for これらの理論や手法は元々経営学で学んでいたものが マーケティング学という学問へ派生 学問になっていく 3 経営学 マーケティング学 学問が派生
  12. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. Summary

    苦労して作ったものを売るときの行動を教えてくれる考え方 マーケティングとは? 売れるか売れないかわからないではなく 売ることを科学している学問がマーケティング
  13. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. マーケティング

    1.0 1900〜1960年頃 1970〜1980年頃 1990〜2000年頃 2010〜2020年頃 2020〜 マーケティング 2.0 マーケティング 3.0 マーケティング 4.0 マーケティング 5.0 Modern marketing history フィリップ・コトラー提唱
  14. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 製品中心

    (1900〜1960年頃) 1 大量生産大量消費の時代の考え方 2 ベストな商品を作って売ろうという時代 3 4Pなどのフレームワークが誕生 コストを抑えて製品を多く作り、 多くの人に販売すること Marketing 1.0 マーケティングの目的
  15. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 4Pとは?

    4Pは、マーケティングを行う上でもっとも基本となるフレームワークです。 マーケティングを行うにはさまざまな領域について理解する必要がありますが、 それらのすべてを分かりやすくたった4つにまとめあげて工程を「見える化」したことで、 現代でも通用する重要な手法として、さまざまなビジネスの現場で活用されています。 Marketing 1.0 Product(製品) Price(価格) Place(流通) Promotion(販売)
  16. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 顧客中心

    (1970〜1980年頃) 1 ただ安い商品を作れば売れるという時代が終わる 2 買い手のニーズという概念が生まれ始める 3 物が余り始めたので「人と同じものを嫌がる」という 心理も誕生 Marketing 2.0 4 STPなどのフレームワークが誕生 いかに顧客を満足させて 繋ぎ止めるか マーケティングの目的
  17. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. STPとは?

    STP分析は、アメリカの経営学者でマーケティング論の権威、フィリップ・コトラーが 提唱した、マーケティング戦略の基礎的フレームワークです。 欧米では非常にポピュラーな分析手法で、日本でも多くの企業に導入されています。 Marketing 2.0 Segmentation セグメンテーション 市場の細分化 Targeting ターゲティング 顧客設定 Positioning ポジショニング 自社の立ち位置
  18. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 人間中心

    (1990〜2000年頃) 1 インターネットの登場=第三次産業革命 2 ソーシャルメディアの発達で買い手はモノよりも情報 に接続するようになった 3 社会的課題が顕在化し、購買活動でも社会に貢 献できるという考え方が生まれる Marketing 3.0 4 3iモデルなどのフレームワークが誕生 情報  判断 / 購入 「顧客管理」から 「ブランド管理」へ変化 マーケティングの目的
  19. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. ブランド・アイデンティティ(brand

    identity)、ブランド・イメージ(brand image)、ブランド・インテグリ ティ(brand integrity)、3つの「i」の視点で、 自社のマーケティング活動を評価し、バランスのとれた三角形に近づけることを目指します。 ポジショニング 差別化 ブランド Marketing 3.0 3iとは?
  20. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. デジタル中心

    (2010〜2020年頃) 1 顧客の自己実現を企業が実現 2 企業と顧客の交流はデジタルと現実を別にするので はなく、統合して一連のものとなった 3 体験型の購買行動が生まれ始める (UXデザインの浸透) Marketing 4.0 4 4Cや5a理論などのフレームワークが誕生 ブランドがもたらす価値を 重要視する マーケティングの目的
  21. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. Marketing

    4.0 4Cとは? 4Cと4Pの大きな違いは、主語が違うことが大きな特徴です 従来の4P分析の項目をすべて顧客目線に置きかえて考えることで、 より顧客ファーストの商材を作れます。 また、自社目線で戦略がすべて顧客目線に置き換えることができます。 Customer Value (顧客価値) Cost (コスト) Communication (会話) Convenience (利便性)
  22. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. Marketing

    4.0 5aとは? 「5A」とは、コトラー氏が提唱する接続性時代のカスタマージャーニーで、A1(認知:AWARE)、A2(訴 求:APPEAL)、A3(調査:ASK)、A4(行動:ACT)、A5(推奨:ADOVOCATE)を表す。これは、消費の 意思決定が個人単独ではなく、様々な意見に基づいた「共同意思決定」であることが表現されたコン セプトである。 認知 (Awake) 訴求 (Appeal) 調査 (Ask) 行動 (Act) 推奨 (Advocate)
  23. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. テクノロジー中心

    (2020〜) 1 テクノロジーの進歩で今まで出来なかったことが出来るようになってきた Marketing 5.0 マーケット領域 進出にコストがかかっていた マーケティング領域
  24. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. テクノロジー中心

    (2020〜) 2 デジタルで便利になったが故にマイナス面にも遭遇してジレンマに陥った Marketing 5.0 ロボットやAIが発達して仕事を奪われるという心配 テクノロジーの進化が未知の領域となり予測することが困難
  25. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. テクノロジー中心

    (2020〜) 3 テクノロジーを中心としたマーケティング手法 Marketing 5.0 ・データに基づくマーケティング(データ・ドリブン・マーケティング) ・統計モデルや機械学習による予測マーケティング(プレディクティブ・マーケティング) ・センサーで顧客の情報を読み取り提案するマーケティング(コンテキスチュアル・マーケティング) ・人間の能力を増強してサービスを向上させる(拡張マーケティング) ・リアルタイム分析で速やかにカスタマー対応に反映させる(アジャイルマーケティング)
  26. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. Summary

    アイデアや製品製造だけではなく、市場・人間・デジタル・技術を 総合的に考えて行動しなければいけない時代に突入した 今後のマーケティング マーケティング5.0の時代では コンピューター分野のエンジニアが必要不可欠の時代になりました 朗報
  27. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 商品の販売やサービスの提供方法など企業活動を知る

    How should I study marketing? 1 ・マーケティングは企業活動の中で親しみのあるもので学ぶのが1番良い R&D/研究開発のR=Research/研究を行う 2
  28. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 商品の販売やサービスの提供方法など企業活動を知る

    How should I study marketing? 1 ・マーケティングは企業活動の中で親しみのあるもので学ぶのが1番良い ・考え方として実生活で使用できないこともないが、企業活動を知って勉強する方が効果的 R&D/研究開発のR=Research/研究を行う 2
  29. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 商品の販売やサービスの提供方法など企業活動を知る

    How should I study marketing? 1 ・マーケティングは企業活動の中で親しみのあるもので学ぶのが1番良い ・考え方として実生活で使用できないこともないが、企業活動を知って勉強する方が効果的 ・自社の製品やサービスについて考えるのが遠いようで1番の近道になる R&D/研究開発のR=Research/研究を行う 2
  30. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 商品の販売やサービスの提供方法など企業活動を知る

    How should I study marketing? 1 ・マーケティングは企業活動の中で親しみのあるもので学ぶのが1番良い ・考え方として実生活で使用できないこともないが、企業活動を知って勉強する方が効果的 ・自社の製品やサービスについて考えるのが遠いようで1番の近道になる R&D/研究開発のR=Research/研究を行う 2 ・再現性を高めるため企業にはR&D/研究開発がある
  31. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 商品の販売やサービスの提供方法など企業活動を知る

    How should I study marketing? 1 ・マーケティングは企業活動の中で親しみのあるもので学ぶのが1番良い ・考え方として実生活で使用できないこともないが、企業活動を知って勉強する方が効果的 ・自社の製品やサービスについて考えるのが遠いようで1番の近道になる R&D/研究開発のR=Research/研究を行う 2 ・再現性を高めるため企業にはR&D/研究開発がある ・新商品開発や商品やサービスの改善のためには必須となる
  32. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 商品の販売やサービスの提供方法など企業活動を知る

    How should I study marketing? 1 ・マーケティングは企業活動の中で親しみのあるもので学ぶのが1番良い ・考え方として実生活で使用できないこともないが、企業活動を知って勉強する方が効果的 ・自社の製品やサービスについて考えるのが遠いようで1番の近道になる R&D/研究開発のR=Research/研究を行う 2 ・再現性を高めるため企業にはR&D/研究開発がある ・新商品開発や商品やサービスの改善のためには必須となる ・日本企業はDには強いがRには弱い
  33. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 研究論文のテンプレートを使おう

    How should I study marketing? 3 背景 時代の変化、法律や社会問題などの条件のような環境の説明
  34. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 研究論文のテンプレートを使おう

    How should I study marketing? 3 背景 時代の変化、法律や社会問題などの条件のような環境の説明 動機 この研究によって何に貢献するのか明確にする (xxに対して貢献したい)
  35. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 研究論文のテンプレートを使おう

    How should I study marketing? 3 背景 時代の変化、法律や社会問題などの条件のような環境の説明 動機 目標 この研究によって何に貢献するのか明確にする (xxに対して貢献したい) この研究が目指す目標 (xxだったら良いな)
  36. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 研究論文のテンプレートを使おう

    How should I study marketing? 3 背景 時代の変化、法律や社会問題などの条件のような環境の説明 動機 目標 目的 この研究によって何に貢献するのか明確にする (xxに対して貢献したい) この研究が目指す目標 (xxだったら良いな) この研究の目的 (目標に向かって、今回はxxを目的とする)
  37. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. とにかく情報を集める

    How should I practice marketing? 1 ・何事も情報なしでは始められない ・小さくでも良いからデータを集めて、見れるようにする  - システム開発と同じで小さく実施するのが最も良い 調査 実践 調査
  38. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. 計画を作る

    How should I practice marketing? 2 ・計画がなければ効果測定もできなく、振り返りもできない ・計画も同じだが、あまりにも先のことは誰もわからないので、  数値目標は3年先くらいまでで良い 調査 分析 仮説 検証 振り返り
  39. Copyright © 2021 Manhattan Code inc. All Rights Reserved. マーケティング5.0

    1 本書籍はビジネスにおけるマーケティングの研究で有名なフィリップ・コト ラーと他2名の著書です。 本日とりあげた「マーケティング5.0」について詳しく書かれていますので 気になった方は読んでみてください。 Information データ・ドリブン・マーケティング 2 マーケティング5.0の中にこのデータ・ドリブンが要素として組み込まれ ており、内容を細かく説明した本になります。 この後の社長同士による座談会はこちらの本を元に行われます。