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小さくはじめる改善が生み出し続ける価値
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mici
February 01, 2024
Technology
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小さくはじめる改善が生み出し続ける価値
2024/01/31 に開催された「先駆者に学ぶソフトウェアデリバリー術 Findy Team+ Award 受賞企業から学ぶソフトウェアデリバリー」の登壇資料です。
mici
February 01, 2024
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Transcript
小さくはじめる改善が 生み出し続ける価値 2024/01/31 mici
京都在住 ねこがすき mici(みち) マネーフォワードビジネスカンパニー クラウドERP本部 会計Plus開発部
プロローグ 旅立ち 第1話 組み合わせテスト 第2話 リリース確認 第3話 ブランチ名 そして旅はつづく… 目次
プロローグ 旅立ち
むかしむかし、あるところに… コード書くの楽しい! 画面ができあがっていくの楽しい! コードレビューとかモブプロとかも楽しい!
しかし… この作業、毎回やるのめんどくさいなぁ … もうちょっと楽できないかなぁ … 手作業とか単純作業は必要とはいえ 時間かかるし楽しくない … それよりコード書きたい …
• 放置されている小さな課題が意外と見つかる • 繰り返される手作業を自動化すれば、面倒な作業を楽にできそう • コーディングなど、もっと本質的なことにより多くの時間を使えるように そうだ、自動化しよう
第1話 組み合わせテスト
ある日… リリース前にちゃんと動くかテストしよう テストケースの作成 = 表計算ソフトとの戦い 貸方、借方… パターンを網羅して 抜け漏れなくたのむで 勘定科目… 金額…
できました! レビューお願いします! 経理方式の観点も 入れて欲しいです あああああああ
テストケースを修正しよう 列を足して… 行を挿入して … こぴぺ… ちょっと修正するだけでかなり時間がかかる それも行と列の移動という本質的でない作業に…
• 何回も同じようなことを書きたくない ◦ コピペはしたくない ◦ 修正があったときに行移動させて全部コピ ペしなおすのつらい • 要因の数が増えると組み合わせが莫大に ◦
コピペで抜け漏れなく書くのは困難 テストケースの作成がつらい
テストケースを YAML で定義して CSV に出力する ✅ テストケースの漏れを減らせるようになった 手書きよりも漏れに気づきやすい ✅ テストケースの修正が容易になった
1箇所書き換えて再出力すれば修正完了🚀 組み合わせテストケース生成ツールをつくった
第2話 リリース確認
ある日… テストも通ったし、リリースしよう いろんな変更混ざってるけど 全部本番環境にリリースしても大丈夫かな…? みんなに確認しよう… よし、大丈夫そうだし リリースする!
次の日… まだ全員の返事来ない … リリースしたいけど大丈夫かな? あ、別の変更が マージされちゃった
• リリースするたびに、毎回いろんな人に確認のメンションをするのが大変 ◦ 状況は動作確認をした本人にしかわからないので、聞くしかない ◦ 確認のメンションに気づかれず、すぐに反応が返ってこないことも リリース確認のためのコミュニケーションコストが課題になっていた リリースの確認がつらい
リリース確認の Slack 通知をつくった 各 Pull request の動作確認の状況を可視化
✅ リリース確認のためのコミュニケーションコストが削減できた PR の確認状況を Slack から数クリックで更新し、簡単に共有できる このメッセージを見ることで、リリースできる状態かどうか一目でわかる リリース確認の Slack 通知をつくった
第3話 ブランチ名
開発チームでは、Git のブランチ名は JIRA のチケット番号を 組み合わせたものにしている (例. CAMID-123_CAMID-124) エディタと JIRA の画面を行き来して
チケット番号を確認して正確に入力するの めんどくさいな… チケット番号コピペするのもめんどくさいな … ブランチ名だけコピペして済んだら楽なんだけどな …
JIRA の automation つくった ブランチ名をコメントに残すだけ
✅ ブランチ名を入力する手間が省けた 確認せずにコピペでも安心 ✅ ブランチ名を正確に入力できるようになった 数字の打ち間違いもなくなった JIRA の automation つくった
よかったこと
メンバーが喜んでくれてうれしい 自分が困っていたことは、 だいたい他のメンバーも困っていた 感謝されたり、成果が役に立っていると 実感するとうれしい!
作ったツールが自立して活躍してくれる チームが変わって、自身では使わなくなったツールも 他のメンバーが使い続けてくれている! 自分の手を離れても役に立っている!
小さな改善 → 大きな改善 ひとつひとつは小さなこと それでも、長い時間積み重なると 差は大きくなる 継続的には大きな成果になって、 ユーザーへのデリバリー速度を 向上させていく
そして旅はつづく…