Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
入社して1ヶ月のエンジニアが開発プロセスを どう改善していったか
Search
migamiga
June 24, 2024
Programming
0
56
入社して1ヶ月のエンジニアが開発プロセスを どう改善していったか
入社したてのエンジニアが「既存の開発プロセスをどう改善していったか」についてしゃべります。
migamiga
June 24, 2024
Tweet
Share
Other Decks in Programming
See All in Programming
若手バックエンドエンジニアが Elasticsearch を使ってみた話
hott0mott0
1
100
ABEMA iOS 大規模プロジェクトにおける段階的な技術刷新 / ABEMA iOS Technology Upgrade
akkyie
1
260
dbt Pythonモデルで実現するSnowflake活用術
trsnium
0
280
The Clean ArchitectureがWebフロントエンドでしっくりこないのは何故か / Why The Clean Architecture does not fit with Web Frontend
twada
PRO
62
20k
Introduction to C Extensions
sylph01
3
130
CDK開発におけるコーディング規約の運用
yamanashi_ren01
2
270
Drawing Heighway’s Dragon- Recursive Function Rewrite- From Imperative Style in Pascal 64 To Functional Style in Scala 3
philipschwarz
PRO
0
180
バッチを作らなきゃとなったときに考えること
irof
2
560
自力でTTSモデルを作った話
zgock999
0
130
From the Wild into the Clouds - Laravel Meetup Talk
neverything
0
190
DRFを少しずつ オニオンアーキテクチャに寄せていく DjangoCongress JP 2025
nealle
2
300
気がついたら子供が社会人になって 自分と同じモバイルアプリエンジニアになった件 / Parent-Child Engineers
koishi
0
100
Featured
See All Featured
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
233
17k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
26
5.2k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
67
11k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
356
29k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
49k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
232
140k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
656
59k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
267
13k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
205
24k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
183
22k
Designing Experiences People Love
moore
140
23k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
790
250k
Transcript
入社して1ヶ月のエンジニアが開発プロセスを どう改善していったか Igarashi @IVRy
⾃⼰紹介 • 名前 ◦ Igarashi Akira • ソフトウェアエンジニア歴 ◦ インフラエンジニア:
2年 ◦ アプリケーションエンジニア: 5年 11⽉からIVRyにSWEとして⼊社
今⽇話したいこと • 改善事例の紹介 • 改善をどう進めていったか • 継続的な改善のために何をしているか
改善事例の紹介 課題 IVRyでは週1回の定期的なデプロイを実施していた エンジニアの増加に伴い、1回のデプロイあたりのコード変更量が増加 ビッグバンリリースとなり、 機能間の依存関係やバグ特定が困難になることが想定される (いわゆる、Four Keys指標の低下) デプロイ頻度向上を絶賛取組み中
取り組む前に背景を知る • 背景‧要因 ◦ 課題感を感じていない ◦ QAリソースの枯渇 ◦ CI/CDの速度、安定性 ◦
ほかサービスとのデプロイの依存性 …etc 改善に取り組む前にまず落ち着け! 現状の問題点の背景と要因を分析する
チームの意識を変化させる https://note.com/igarashi_ivry/n/n638bfa37f353 • ステークホルダー ◦ エンジニア, PdM, Sales, CS 等
• 会うたびにデプロイ頻度について会話した ◦ 5,6回は同じ話をした • ついでに記事も書いた チームで取り組む必要があるので、 「なぜ改善する必要があるのか」を丁寧にコミュニケーションをしていった。
⽬標を⽴てる 波及効果のあるセンターピンを定めると良い チームで取り組むためにわかりやすい数値⽬標を追う
⽬標を⽴てる • IVRyでは毎⽇デプロイを⽬標 ◦ 他のFour Keys 指標の向上につながる ▪ 変更のリードタイム ▪
変更障害率 ▪ サービス復元時間 波及効果のあるセンターピンを定めると良い チームで取り組むためにわかりやすい数値⽬標を追う
どう改善していくか 毎⽇、少しずつより1⽇ガッツリと使うと良い 業務の20%を改善に当てる場合は、毎週機能開発をストップする⽇を作る コンテキストスイッチを無くすことが重要
どう改善していくか 毎⽇、少しずつより1⽇ガッツリと使うと良い 業務の20%を改善に当てる場合は、毎週機能開発をストップする⽇を作る コンテキストスイッチを無くすことが重要 開発合宿でガッツリCIの速度改善を⾏い、所要時間が約1/3になった https://zenn.dev/ivry/articles/93cffc3b6f5b03
どう変わったか • 背景‧要因 ◦ 課題感を感じていない → かなり前向きになった ◦ QAリソースの枯渇 →
⾃動テスト、プロダクトチームで分担(まだ途中) ◦ CI/CDの速度、安定性 → 合宿で改善 ◦ ほかサービスとのデプロイの依存性 → これから 改善する前に調査した背景や課題の要因が今の時点でどうなったか
今⽇話したいこと • 事例紹介 • 改善をどう進めていったか • 継続的な改善のために何をしているか
継続的に改善していくために 「改善の前に信頼貯⾦を貯めてます」みたいなこと奥⻄ (CEO)に話していた
継続的に改善していくために 「そのための時間、無駄じゃないですか?」 「僕たち、何⾔われても⼤丈夫なんで⾔ってほしいっす」 「改善の前に信頼貯⾦を貯めてます」みたいなこと奥⻄ (CEO)に話していた
継続的に改善していくために 「そのための時間、無駄じゃないですか?」 「僕たち、何⾔われても⼤丈夫なんで⾔ってほしいっす」 これってもしかして...⼼理的安全性...?! 「改善の前に信頼貯⾦を貯めよう...」みたいなことをCEOに話していた
継続的に改善していくために ⼼理的安全性が⾼いと課題の発⾒‧改善までのリードタイムが短くなる 特に⼊社してきたタイミングは、改善のよい機会なのでとても⼤事 https://zenn.dev/ivry/articles/d5ccc376d0840c
継続的に改善していくために 個⼈の気づきをチーム課題に変えることが⼤切
継続的に改善していくために • backend雑談会 ◦ 週に1度30分 ◦ 機能開発とは関係ない話 ◦ なんでも良いから雑に話す 個⼈の気づきをチーム課題に変えることが⼤切
継続的に改善していくために • コーヒータイム ◦ 有志がコーヒーを⼊れて#coffee に通知 ◦ 社内のコーヒーメーカー前で雑談 ◦ 社内の悩み事が聞けたりする
◦ ワイワイして楽しい 個⼈の気づきをチーム課題に変えることが⼤切
楽しく、継続的に改善していくチームを作っていく
We Are Hiring !! 楽しく、継続的に改善していくチームを作っていく