著名人・有名人を騙ったSNS投資詐欺への注意喚起

2024年3月9日に行われた日本FP協会東京支部、東京都金融広報委員会、東京証券取引所(日本取引所グループ)主催の一般向けセミナー「金融詐欺に騙されるな」での資料です。
一般向けに著名人・有名人を騙ったSNS投資詐欺などへの注意喚起をまとめています

Transcript

1. ITジャーナリスト・三上洋 2024年3月 主催/日本FP協会東京支部、東京都金融広報委員会、東京証券取引所 1
2. ITジャーナリスト・三上洋（みかみよう） ・専門はITビジネス全般、ネットトラブル、セキュ リティ、モバイル、スマートフォン料金 ・読売オンライン等で一般向けセキュリティ連載 ・めざまし８、ひるおび！、モーニングショー、ゴ ゴスマ、AbemaPrime、FMラジオ番組などで解説 ・文教大学情報学部非常勤講師（SNS文化論、イン ターネットビジネス論） 2
5. 5 SNS型投資詐欺とロマンス詐欺被害 2023年で455億円 https://mainichi.jp/articles/20240306/k00/00m/040/248000c
6. 6 SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺被害 40～60代目立つ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE061PJ0W4A300C2000000/
7. 7 投資詐欺のパターンと増加の背景 ・導入させる手口 情報商材型、セミナー型 劇場型、SNS型 ・運用と称する手口 未公開株、為替・FX、ファンド、太陽光発電等の権利 高齢者施設加入権利、プロ向けファンド ・投資詐欺増加の背景 新NISA、世界的な株高 コロナ以降、ネット利用者の拡大（特に40代以上）
9. 9 Google検索「株式投資」 ３つも投資詐欺広告が すべて 著名人騙りの 投資詐欺広告
10. 10 著名人騙りの投資詐欺の流れ SNS・Google検索での詐欺広告 LINEグループでの劇場型洗脳 為替・ファンドの偽専用アプリ 振込・当初出金・その後に追加要請 ・FacebookやGoogle広告 ・著名人の顔・名前を騙って宣伝する ・LINEグループで著名人からの情報発信 ・参加者が「儲かりました」「感謝！」 ・実在サービスを騙ったサイト・アプリ ・入金すると反映され、値動きもある ・実際は犯人側が手入力する偽サイト ・サイト上は上がったように見える ・１－２回は出金可能 ・その後に追加要請があり、限界が来たと判断 した時点で消息不明に
11. 11 https://www.facebook.com/ads/library/?active_status=all&ad_type=all&country=ALL&view_all_page_id=1221020937740 01918&search_type=page&media_type=all
12. 12 ・私たちの考える「広告」＝従来型メディア 新聞・テレビ・ラジオ 一定の審査があり、ある程度の信頼性確保 ・ネット広告 事実上の無審査 クレジットカードさえあれば個人でも出せる ・SNS、大手サイト上の広告も同様 Google検索広告も信頼できない インターネット広告は全く信用できない
14. 14 投資詐欺に騙されないために ・著名人・専門家の名前を出す広告は詐欺と疑う 有名人の顔・名前を使ったものは怪しい どうしても不安な場合はその人の公式サイトへ ・LINEへ誘導された時点で詐欺と考えていい LINEグループへ誘導するものは詐欺と疑う ・振込先が個人名、異なる会社名は詐欺 銀行口座が個人名はアウト ・必ず儲かる話は存在しない
15. 15 二次被害・相談詐欺に注意 弁護士事務所・司法書士事務所の広告