Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
個人のAWSアカウントをマルチ運用してみた
Search
KMiura
May 05, 2024
Technology
2
530
個人のAWSアカウントをマルチ運用してみた
2024/05/05 JAWS-UG初心者支部#60 初心者向けLT大会
https://jawsug-bgnr.connpass.com/event/316727/
KMiura
May 05, 2024
Tweet
Share
More Decks by KMiura
See All by KMiura
運用しているアプリケーションのDBのリプレイスをやってみた
miura55
1
840
Amazon Rekognitionを使ったインターホンハック
miura55
0
33
Pythonでルンバをハックしてみた
miura55
0
81
あなたの知らないクラフトビールの世界
miura55
0
250
Storage Browser for Amazon S3を触ってみた + α
miura55
0
140
Cloudflare R2をトリガーにCloudflare Workersを動かしてみた
miura55
0
140
あのボタンでつながるSORACOM
miura55
0
89
Postman Flowsで作るAPI連携LINE Bot
miura55
0
310
Lambdaと共に歩んだAWS
miura55
3
680
Other Decks in Technology
See All in Technology
わたしのOSS活動
kazupon
2
310
Amazon S3 Tablesと外部分析基盤連携について / Amazon S3 Tables and External Data Analytics Platform
nttcom
0
150
Exadata Database Service on Cloud@Customer セキュリティ、ネットワーク、および管理について
oracle4engineer
PRO
1
1.5k
クラウドサービス事業者におけるOSS
tagomoris
3
960
JEDAI Meetup! Databricks AI/BI概要
databricksjapan
0
280
PHPで印刷所に入稿できる名札データを作る / Generating Print-Ready Name Tag Data with PHP
tomzoh
0
150
(機械学習システムでも) SLO から始める信頼性構築 - ゆる SRE#9 2025/02/21
daigo0927
0
210
Building Products in the LLM Era
ymatsuwitter
10
6.2k
Swiftの “private” を テストする / Testing Swift "private"
yutailang0119
0
140
Autonomous Database Serverless 技術詳細 / adb-s_technical_detail_jp
oracle4engineer
PRO
17
45k
速くて安いWebサイトを作る
nishiharatsubasa
14
15k
ローカルLLMを活用したコード生成と、ローコード開発ツールへの応用
kazuhitoyokoi
0
140
Featured
See All Featured
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
74
9.2k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
47
7.3k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
42
7.2k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
27
3.6k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
411
22k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
273
40k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
129
19k
How GitHub (no longer) Works
holman
314
140k
A Philosophy of Restraint
colly
203
16k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
53
5.3k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
175
52k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
4
390
Transcript
個人のAWSアカウントをマルチ運用 してみた KMiura(@k_miura_io)
初めに前置き 今回の話は個人のアカウントをマル チアカウント運用することを推奨する わけではありません アクセス権限・請求周りを理解した上 で必要になった時に試すことをおすす めします
自己紹介 • 三浦 耕生(こうき) • オフィスDXのSaaSのバックエンド エンジニア • JAWS UG名古屋運営
• AWS Community Builder for Containers @k_miura_io koki.miura05
0x1D
None
AWSアカウント用意したばかり(学生時代) • 特にこれと言って知識も無いけど、ハンズオンで必要に迫られたので作成 • 開設して1年ぐらいこれと言ってAWSを触ってなかったので無料枠を無駄にした • もちろんIAMを理解してるわけもなく作業はルートアカウント
社会人になってから(1社目) • 会社はスイッチロールでアカウント権限を切り替えてた • AWSの資格試験を取得するために会社でAWSアカウントが支給されたのでそこで試した のをきっかけに再び個人のAWSアカウントで遊ぶようになる(なお未だに無免) • 元エバンジェリスト主催のあのイベントを参加するようになってAWSのサービスを色々知 るようになった •
個人開発のサービスをAWSで運用するようになる • 個人のアカウントは未だにルートアカウントで作業してた
社会人になってから(2社目) • AWSをまともに使ってない(学生任せ)環境だったのでまずはアカウントの整理を始める • 親会社からのアドバイスを貰い、まずはマルチアカウント運用から始める • 前職のアカウント運用をヒントにスイッチロールの設定を3日ぐらいかけてやってた • IAMを完全理解した •
個人のアカウントは流石にIAMユーザーで作業するようになり、JAWSをきっかけにAWS アクセスポータルで運用するようになる
個人のアカウント運用の変遷 ルートアカウント 学生時代 1社目 2社目 IAMアカウント AWSアクセス ポータル 2社目退職
2社目の有給消化中 • JAWS UG名古屋で学生コミュニティとコラボをすることになった • 学生的にはAWSアカウントを用意するのがなんか怖いという意見が出た • ならばこっちでアカウントを用意しよう!(Community Builderのクーポン余ってるしw)
このブログを参考にアカウントを作成 https://www.yamamanx.com/organizations- account-python-ou-waiter/
あっさり作れた • 捨てアドをアカウントの数分用意して、共通の メアドに転送されるようにした • ハンズオンの時に貸し出すだけなのでアカウ ントにはルート権限を付与 • 現在はすべて利用停止にしているのでステー タスが中止済み
ざっくりここで作られるアカウント • AWS Organizationsでメールアドレスを指定してアカウントを新規作成 • 通常は請求情報を登録する必要があるが、しなくてもAWSアカウントを開設できる • 請求は作成した時に使用した親アカウント https://aws.amazon.com/jp/organizations/
作成してて思った これ、検証用にサブ 垢立てるときに使え そうじゃね?
サブアカウントを立てるモチベーション • 何かしらハンズオンの講師・受講する時に普段使いしているメインアカウントで作業を進め てうっかり関係ないリソースを操作するのが怖い • 今まで別リージョンで立ててたけど消し忘れたときの請求や手順を自分で変えながらやる ので面倒… • ハンズオンの手順を再現する時に気軽に作って壊せるアカウントが欲しい
というわけでsandbox垢爆誕
実際にsandboxアカウントを使用した事例 https://www.youtube.com/live/8Po3KP8JzZo
新たな歴史が動く IAMアカウント AWSアクセス ポータル 2社目退職 マルチアカウント運用
まだ課題があった いちいちログイン し直すの面倒 またあのスイッチロール 設定するの面倒
祝・転職 • AWSのアカウントをもらいログインするとそこ には大量の環境用アカウントが! • AWSアクセスポータルで複数のアカウントに 接続できるようになっていた ※画像はイメージです
これだ!
試してみたら設定がめちゃくちゃ楽 • IAM Identity Centerで許可セットにポリシーをアタッチしてアクセスできるようにしたいア カウントを追加するだけ • 最初からOrganizationsでアカウントを用意してたので特にマネコンポチポチするだけの 簡単な作業
マルチアカウント運用完成
やっと時代に追いついた(はず) IAMアカウント AWSアクセス ポータル 2社目退職 マルチアカウント運用 (Organizationで用意 しただけ) 現職 アクセスポータルで
マルチアカウント運用
まとめ • マルチアカウントを運用でAWSの検証が安全にできるようになった • IAM Identity CenterとOrganizationsを駆使することでスイッチロールよりも簡単にマ ルチアカウント運用を設定できる • AWSアクセスポータルは万能
宣伝 https://bit.ly/4aRdAOn
宣伝その2 https://bit.ly/3QvlyVv
宣伝その3 https://bit.ly/44pwb1w
END