Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Postman Flowsで作るAPI連携LINE Bot
Search
KMiura
November 25, 2024
Technology
0
310
Postman Flowsで作るAPI連携LINE Bot
2024/11/25 Postman API Night Nagoya 2024 Fall
https://postman.connpass.com/event/332171/
KMiura
November 25, 2024
Tweet
Share
More Decks by KMiura
See All by KMiura
運用しているアプリケーションのDBのリプレイスをやってみた
miura55
1
830
Amazon Rekognitionを使ったインターホンハック
miura55
0
32
Pythonでルンバをハックしてみた
miura55
0
81
あなたの知らないクラフトビールの世界
miura55
0
250
Storage Browser for Amazon S3を触ってみた + α
miura55
0
140
Cloudflare R2をトリガーにCloudflare Workersを動かしてみた
miura55
0
140
あのボタンでつながるSORACOM
miura55
0
89
Lambdaと共に歩んだAWS
miura55
3
680
Bedrock Knowledge baseを使って今年の上半期のニュースを聞いてみた(リベンジ編)
miura55
0
220
Other Decks in Technology
See All in Technology
OpenID BizDay#17 KYC WG活動報告(法人) / 20250219-BizDay17-KYC-legalidentity
oidfj
0
350
データ資産をシームレスに伝達するためのイベント駆動型アーキテクチャ
kakehashi
PRO
2
600
【詳説】コンテンツ配信 システムの複数機能 基盤への拡張
hatena
0
110
Oracle Cloud Infrastructure:2025年2月度サービス・アップデート
oracle4engineer
PRO
1
340
Iceberg Meetup Japan #1 : Iceberg and Databricks
databricksjapan
0
160
Cloud Spanner 導入で実現した快適な開発と運用について
colopl
1
900
一度 Expo の採用を断念したけど、 再度 Expo の導入を検討している話
ichiki1023
1
240
ローカルLLMを活用したコード生成と、ローコード開発ツールへの応用
kazuhitoyokoi
0
130
デスクトップだけじゃないUbuntu
mtyshibata
0
560
RSNA2024振り返り
nanachi
0
620
プロダクトエンジニア構想を立ち上げ、プロダクト志向な組織への成長を続けている話 / grow into a product-oriented organization
hiro_torii
1
300
Tech Blogを書きやすい環境づくり
lycorptech_jp
PRO
1
260
Featured
See All Featured
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
461
33k
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
46
2.3k
Designing for Performance
lara
604
68k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
133
9.1k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
33
2.8k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
656
59k
Being A Developer After 40
akosma
89
590k
Optimizing for Happiness
mojombo
376
70k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
51
3k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
129
19k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
4
350
It's Worth the Effort
3n
184
28k
Transcript
Postman Flowsで作るAPI連携LINE Bot Koki Miura(@k_miura_io)
自己紹介 • 三浦 耕生(こうき) • Acallのバックエンドエンジニア • JAWS UG名古屋&神戸 運営
• Cloudflare Meetup 名古屋 運営 @k_miura_io koki.miura05
アジェンダ • 自己紹介 • イントロダクション • Postman Flowsについて • LINE
botの紹介 • デモ
API Night Nagoya初開催!
2024年9月 Serverless Days Tokyo
Postman API Night を名古屋に誘致
2日目のワークショップにて
ワークショップ のシナリオ
Postman Flowsを始めて触った
Postman Flowsとは? • Postmanで作成したAPIコレクションのリクエストを組み合わせて ノーコードでワークフローが作成できるツール • 作成したワークフローをWebhookで起動することができる
ん、Webhook?
LINE botって? • LINE上でメッセージのやり取りを行うbot • 自前でWebhookサーバーを立てることでLINE のプラットフォームからWebhookが飛んでくる • サーバーは受け取ったイベントに対してLINE のMessaging
APIを使って返信を行う • Webhookなのでサーバーのレスポンスに決ま りがない
これができる!
というわけで作ってみた • BotのHelloWorld的存在のオウム返しボット • ユーザーが送ったメッセージをそっくりそのまま返す • テキストメッセージ以外(画像、スタンプなど)はオウ ムがえしに対応しないので、そのメッセージも返すよ うにしている
DEMO
全体のフロー
条件分岐 • メッセージの条件分岐にはFQL(Flows Query Language)を使用 • 条件文を記述することで下部のデータの 方向を決める • FQLは独自の言語なので、迷ったら
Snippetsから選択して書き換えるのもあり (この条件もSnippetsを参照)
Webhookのボ ディをAPIのリク エストパラメー タにいれる • リクエストパラメータにWebhookから受け取る値を入 れたいときは、リクエストの中に変数を設定しておく • ここではreplyTokenとmessageを変数として設定して いる
フローから来たJSONから値を取り出す • APIのリクエストで設定した変数に入力され たWebhookから来たJSONを流し込むと変数 が格納される • 各変数に格納したい値をJSONのキーを直 接指定するとその値がリクエストに使われる • CHANNEL_ACCESS_TOKENはコレクション
の変数として設定しているのでここには線を つなげていない
更に改良する • Postmanを使っているので他のAPIと連携したLINE Botにアレンジをしていく(タイトル回収) • GoogleのVision APIと連携してユーザーが送信し た画像に映り込んだロゴの会社を検出するボット にアレンジしていく
全体のフロー
追加で使用しているAPI • 自作API • Vision API
自作API • LINEのAPIで画像取得をするとバ イナリで取得されるため、Flowsで 扱うにはbase64でエンコードしない といけない • Flows内でTypeScriptを使ってエン コードをやろうとしたが、ワークフ ローの規模がでかいのか落ちた
(アップデートに期待) • 仕方なくCloudflare Workersで画像 取得APIを叩いて取得したレスポン スをbase64で返す自前APIを用意
Vision API • よく知られるプロダクトのロゴを画像から検出 するGoogleのAPI • 入力画像をbase64形式で指定できるのが直 感的で、Flows内でリクエストもやりやすい • 右のように検出範囲を画像で出力できるが、
今回は検出したプロダクト名をテキストに返す ように修正
DEMO2
変数を格納 • タスクの出力を他のタスクで使いまわした いときは変数に格納すると確実 • 「Create Variable」ブロックをStartブロック につないでおくことで他のタスクで Webhookのボディを使い回せる
変数を使う • 「Get Variable」ブロックを配置し、使用したいタスクに 向けて線を引くと格納した変数を使い回すことができる • ただフローを流すだけじゃない方法で使いたい値を呼び 出せるので覚えておくと便利!
まとめ • Postman Flowsを使うことでWebhookを使ったイベントドリブンのワーク フローを組むことができる • LINE Messaging APIのようなWebhookのイベントから受け取る値を使う 前提のAPIの動作確認をする時に使える
• 慣れないと変数の扱いとかで詰まるが、そこさえわかってしまえばアイ デア次第でいろんなワークフローを組めるようになるはず
今回紹介したデモの記事 https://bit.ly/3YZCrLj
END