Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
[ELTツール×BigQuery] どのAPI使ってる?それぞれのAPIについて調べてみた /...
Search
Miyamotok
March 08, 2022
Technology
0
560
[ELTツール×BigQuery] どのAPI使ってる?それぞれのAPIについて調べてみた / elttool-bigquery-which-api
Web API LT会 - vol.3 #webapilt
2022/03/08
Miyamotok
March 08, 2022
Tweet
Share
More Decks by Miyamotok
See All by Miyamotok
Amazon Appflow で Salesforce to Snowflake へのデータローディング(EL)をやってみた / appflow-salesforce-snowflake-dataloading
miyamotok
0
610
ノーコード×分析基盤で複数データソースからのデータ収集を楽しようの話 / multi-saas-data-extract
miyamotok
0
390
Amazon Appflow で SaaS データ取込みを自動化してQuickSightで可視化してみた / appflow-salesforce-quicksight
miyamotok
0
5.8k
AWS Glue を試してみたら、カスタムコネクタのありがたさを感じたこと / awsglue-custom-connector
miyamotok
0
2k
最近使ったETL、ELTサービス(ツール)でデータ収集タスクについて考える / etl-elt-datacollect-task
miyamotok
1
3.1k
_CDataSync_SaaSデータのバックアップ_.pdf
miyamotok
0
1.2k
Other Decks in Technology
See All in Technology
Spec Driven Development入門/spec_driven_development_for_learners
hanhan1978
0
590
AIがコードを書いてくれるなら、新米エンジニアは何をする? / komekaigi2025
nkzn
25
17k
JAWS UG AI/ML #32 Amazon BedrockモデルのライフサイクルとEOL対応/How Amazon Bedrock Model Lifecycle Works
quiver
1
790
アノテーション作業書作成のGood Practice
cierpa0905
PRO
1
390
AIを使ってテストを楽にする
kworkdev
PRO
0
410
GPUをつかってベクトル検索を扱う手法のお話し~NVIDIA cuVSとCAGRA~
fshuhe
0
370
Oracle Database@Google Cloud:サービス概要のご紹介
oracle4engineer
PRO
0
430
サブドメインテイクオーバー事例紹介と対策について
mikit
15
7.1k
プロダクト開発と社内データ活用での、BI×AIの現在地 / Data_Findy
sansan_randd
1
800
NOT A HOTEL SOFTWARE DECK (2025/11/06)
notahotel
0
2.9k
激動の時代を爆速リチーミングで乗り越えろ
sansantech
PRO
1
250
なぜ新機能リリース翌日にモニタリング可能なのか? 〜リードタイム短縮とリソース問題を「自走」で改善した話〜 / data_summit_findy_Session_2
sansan_randd
1
100
Featured
See All Featured
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
44
8k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.9k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
46
7.8k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
24
3.7k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
348
40k
Speed Design
sergeychernyshev
32
1.2k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
180
10k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
140
34k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
79
6.7k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
135
9.6k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
359
30k
The Language of Interfaces
destraynor
162
25k
Transcript
[ELTツール×BigQuery] どのAPI使ってる?それぞれの APIについて調べてみた Web API LT会 - vol.3 #webapilt 2022/03/08
CData Software Japan 宮本
自己紹介 宮本 航太(@miyamon44) CData Software Japan 合同会社 →主にSaaSのAPIにSQLでアクセスできるコネクタや アプリケーションを開発・提供 テクニカルサポートエンジニア
→ELTツールの CData Syncの製品サポートを中心に、他社サー ビスとの検証、技術ブログ、コネクタ開発など色々やってる
ある日のお問合せにて Salesforce のリード情報を BigQuery にレプリケーションしたんだけど、 1回目は成功したんだが、 数分後すぐに2回目を実行すると失敗してしまう ジョブ構成などをヒアリングした結果、BigQuery のストリーミングAPI を使用してレ
プリケーションしていることがわかった ETL/ELT Tool
ストリーミングAPI • ストリーミングAPIは、insertAll というエンドポイントにリクエストしてデータを送信。 レコード自体はBodyにJSON型でリクエスト POST /v2/projects/{projectId}/datasets/{datasetId}/tables/{tableId}/insertAll • 特徴としてはデータ送信後にすぐ反映されるので、センサー情報などリアルタイムでモニタリングするようなケースには マッチ
BigQuery へのレプリケーション 【洗替方式】 毎回テーブル再作成で全件レプリケーション 【差分連携】 連携用テーブルを用意してそこに差分データだけ連携。 連携後は本番テーブルにレコードをマージ。例えば Dataform や dbt
などの変換 サービスを使ったり。
再現確認&原因 【再現確認】 洗替方式の内容*1を順番に Postman でリクエストして確認 *1: テーブル削除 → テーブル作成 →
ストリーミングインサート 【原因】 同名のテーブル再作成だと、テーブルが BigQuery に再作成してから数分 間の間は物理的に反映されないのがわかった。 BigQuery のコンソール画 面からテーブルサイズを見ても 0バイトのまま ※試した内容はQiitaに https://qiita.com/miyamotok/items/7036758013893b94aceb
他にないか調べた ストリーミングAPI 以外のデータ転送系APIの確認 • JSONじゃなくてSQLでリクエストできる Query API • 転送内容をアップロード&アップロード用ジョブを作成して実行する Upload
API
Query API • insertAll のように送信レコードを JSONで送るのではなく、SQLをBigQueryに送信する。 POST /v2/projects/{projectId}/queries • 同期型なので失敗した場合はBigQuery側には反映されない。
ただし成功すると即座にテーブル自体も反映される。 ➡ テーブル再作成を頻繁に行うケースでも対応できるので、こっちを案内
Upload API • upload API BigQueryの一時ストレージに対象データをアップロードしてロード用ジョブを作成する POST /upload/bigquery/v2/projects/projectId/jobs • 大量レコードを反映したい場合などに向いている
おまけ(Write API) ストリーミングAPIとバッチ処理を一つにまとめたAPIがつい最近リリース!! ストリーミングAPIがいつの間にか古くなってた。今後 はWriteAPIを推奨のようで。
まとめ • ELTサービス/ツールで利用APIを指定できるか?(転送方式を変更できるか) • ユースケースにマッチする API(エンドポイント)はどれか? • 最終的にはパフォーマンスやコストなども考慮 • 今後はWrite
APIが良さそうかも ツールやサービス利用時はぶっちゃけあまり意識しない部分 とは言え、オプションで BigQueryのAPIを選択できるかなどいくつかの観点で確認してみるのも◎ ETL/ELT ツールの CData Sync では指定可能 左記ブログで各種転送方式とパフォーマンスについて紹介してます Thank you!