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ちいとぽに学ぶチームのアジリティの高め方(認知負荷編)

mizuman
April 28, 2022

 ちいとぽに学ぶチームのアジリティの高め方(認知負荷編)

書籍「チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計」で考え方のベースとなっている認知負荷。
この認知負荷という切り口から、チームのアジリティの高め方を考えます。

mizuman

April 28, 2022
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Transcript

  1. • チームトポロジーの詳細について ◦ 特に各チームタイプとインタラクションモード ◦ 翻訳者である吉羽さんと永瀬さんの説明が端的で分かりやすいのでそっちを聞いた方が良い 話さないこと 【資料公開】30分で分かった気に なるチームトポロジー https://www.ryuzee.com/conte

    nts/blog/14566 チームトポロジーを成功させる 実践方法の探求 - Team Topologies Study https://www.youtube.com/wat ch?v=uJL3M7R8MLc 69. チームトポロジー(前編) w/ miholovesq fukabori.fm https://fukabori.fm/episode/69 https://fukabori.fm/episode/70
  2. 提供価値 メンバーの成長 顧客理解 偉い人の意向 社内調整 責 任 複 雑 な

    社 内 プ ロ セ ス 食い違う目標 サ イ ロ 担当者の異動 進まない合議 MTGで埋まる1日 リーダー不在 兼 務 雑なまとめ 脳が処理できる量には限界があり 負荷が高いとパフォーマンスが落ち 学習や理解が止まる 忖 度 指示待ち UX ミ ッ シ ョ ン 分 析 心理的安全性 仮 説 検 証
  3. スモールチーム(2 pizza rule) • 少人数のチームで成果を出す ◦ 5-8名 ▪ 人数が増えるとコミュニケーションの オーバーヘッドが増える

    ◦ 全ての基礎 • 職能横断で、他のチームに依存しない ◦ 価値の提供に必要な能力一式をチームが持っている (価値探索から開発や本番運用の学びまで) ◦ 他チームの作業待ちや引継ぎがなく、独立している → 自他ともに、気にしなくてよい状態を作る • チームで学び、チームで活かす ◦ 企画と開発の両方が1つのチームに揃っている ◦ フィードバックループを高速に回す • 機能しているチームを維持し、壊さない Photo by shaian ramesht on Unsplash
  4. 適切な境界(節理面) • 適切なチームの境界が認知負荷を下げる ◦ 節理面:岩などの自然な割れ目 ◦ 情報が多い状態は認知負荷が高い。 ◦ 境界によって、その先を知らなくてよくなる。 →

    共有するコンテキストを減らす ◦ 自分の提供価値や責任範囲が明確になる。 → オーナーシップやモチベーション向上に繋がる • チームの認知負荷に合わせて、適切な境界、 責任範囲を設計する ◦ 認知負荷の許容量は人やチームによって許容量は違う ◦ 学習や難易度の変化でも認知負荷は変化する Photo by Kristopher Roller on Unsplash
  5. 不要なコミュニケーションの制限 • チームAPIを設計する ◦ 相手が必要な情報を、受け取りやすい手段で提供する ▪ 他チームにとってのユーザビリティを考える 「他のチームが依存なく価値を提供できるか?」 ◦ チームのインタラクション、関わり方を明確にする

    ▪ APIがわかっていれば連携できる状態 「自分たちと仕事をする方法は明確か?」 ▪ チームAPIの例 • コード、ドキュメント、チームの価値観、 コミュニケーション方法など ◦ チームがスケールしても、アジリティが落ちない Photo by Travis on Unsplash