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こうして私たちは顧客UXを守りながら 数億円を手にした

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October 08, 2025

こうして私たちは顧客UXを守りながら 数億円を手にした

於:2025/10/08 toCのスピーディなデリバリを支える、技術的な取り組み

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October 08, 2025
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Transcript

  1. 自己紹介 Yoshiki Kuchikura • 株式会社タイミー(2024/03入社) • バックエンド17年、副業で翻訳業なども • IronBank Squad

    のエンジニアリング・マネー ジャー • 最近は色々な検定を受けるのにハマっている ◦ 最近受けたのは恐竜学検定 中級
  2. こんな課題がありました • 連携先銀行APIのリクエスト上限が見え始めていた ◦ そもそも連携先銀行が1行のみだった ◦ 連携部分が同期処理だったので流量調節が難しかった • セキュリティ面での懸念 ◦

    社内全エンジニアがコードベースを閲覧・操作できてしまう ◦ マージルールやデプロイトリガーが本体APIと同じ ◦ 秘匿情報の管理レベルが本体の他機能の扱う情報と同じ 👉 報酬振込み周りをサブシステムとして切り出しつつ、   さらに連携先銀行を増やしました
  3. 連携先銀行追加による効果 • API上限の増加 :サブシステムリリース直後は6倍に。現在は連携先銀行を追加し たことで、さらに増加。 • 振り込み手数料の削減 :振り込み口座ごとに振り分けによる削減が可能に。 • 耐障害性の増加

    :ひとつの連携先銀行のメンテナンスや障害による、振込ができ ない時間が発生しにくくなった。 振込手数料の削減が積み上がった結果、年間数億円のコスト削減ができるようになった (タイトル回収)。
  4. サブシステム化による効果 • セキュリティの向上 ◦ リポジトリを分けたので権限が分離できるようになった。 ◦ AWSもアカウントレベルで分けたので、認証情報等も守りやすくなった。 ◦ 不要な外部ライブラリを持つ必要がなくなった。 ◦

    個別の脆弱性診断も実施しやすくなった。 ◦ デプロイ・マージのフローを本体と切り離せた。 • 非同期化により、流量コントロールが容易になった。 • 本体側の障害に影響されにくくなった。 • 関心や影響範囲が限定できるので、新しい取り組みを導入しやすくなった。 ◦ 実験的な開発プロセス ◦ ドキュメントをリポジトリに含めることによる AI開発への親和性向上(イベントタイトルを辛うじて回 収?)