Suitability Index型の適地条件の例: 12 ➢ アユの産卵場は河道内に安定的に存在し続ける環境 ではなく“出水による土砂移動によってもたらされ た早瀬への土砂の堆積・侵食によって形成された有 限の寿命がある一時的産卵場” (藤田ら 2022, 応用生態工学). ➢ 加えて長良川での数年間の観察を踏まえ,出水によ り形成される河床環境に着目した適地条件を提案. 本研究:アユの生態情報に基づく 産卵場の河床環境に着目した適地条件 1895年~2019年までの 339編の論文・報告をレビュー 産卵が確認されている場所の,物理的指標に対して 適正値を設定することが多い. 鬼束幸樹, 永矢貴之, 東野誠, 高見徹, 大塚法晴, 秋山壽一郎, 尾関弘明, 白石芳樹: アユの産卵に適した水深および流速の選好曲線に関する検討, 河川技術論文集, 11, pp. 483-488, 2005. 山本亮介, 本田晴朗: 短期的な流況変動に起因するアユ産卵環境の変動予測. 水工学論文集, 49, pp.1483-1488, 2005. 福井洋幸, 北川照晃, 深草新, 大屋彩, 稲若孝治, 松尾至哲: PHABSIM によるアユ産卵環境評価法の検証および改善策の提案, 土木学会論文集 B1 (水工学), 72(4), pp. I_1003-I_1008, 2016.