Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Datadogで始めるユーザー行動分析 / Getting Started with User...
Search
mnuma
April 24, 2025
Technology
0
56
Datadogで始めるユーザー行動分析 / Getting Started with User Behavior Analysis Using Datadog
mnuma
April 24, 2025
Tweet
Share
More Decks by mnuma
See All by mnuma
セキュリティチェックシートの話 / Security Check Sheet
mnuma
0
9
自動テストについて / Automated Testing
mnuma
0
220
Kubernetesの自動アップグレードについて / Upgrading GKE cluster
mnuma
0
200
AWS Auroraのスロークエリを Datadogで扱うまで / How to handle slow_queries_logs in AWS Aurora with Datadog
mnuma
0
900
Googleに学ぶDesign Docs / Learn from Google on Design Docs
mnuma
0
160
Observabilityを実践する / Pragmatic observability
mnuma
2
220
Kubernetes Case Studies #1@Makuake KubeCon NA 2019 Recap
mnuma
0
160
カオスエンジニアリングについてヤホーで調べてきました / Enter the chaos engineering
mnuma
0
110
Chaos Engineering 現状把握 / History Of Chaos Engineering
mnuma
0
350
Other Decks in Technology
See All in Technology
進化する大規模言語モデル評価: Swallowプロジェクトにおける実践と知見
chokkan
PRO
3
460
今のコンピュータ、AI にも Web にも 向いていないので 作り直そう!!
piacerex
0
610
激動の時代を爆速リチーミングで乗り越えろ
sansantech
PRO
1
250
[re:Inent2025事前勉強会(有志で開催)] re:Inventで見つけた人生をちょっと変えるコツ
sh_fk2
1
1.2k
激動の2025年、Modern Data Stackの最新技術動向
sagara
0
600
ゼロコード計装導入後のカスタム計装でさらに可観測性を高めよう
sansantech
PRO
1
700
ストレージエンジニアの仕事と、近年の計算機について / 第58回 情報科学若手の会
pfn
PRO
4
960
dbtとAIエージェントを組み合わせて見えたデータ調査の新しい形
10xinc
7
1.8k
短期間でRAGシステムを実現 お客様と歩んだ生成AI内製化への道のり
taka0709
1
180
AI時代に必要なデータプラットフォームの要件とは by @Kazaneya_PR / 20251107
kazaneya
PRO
4
580
SREのキャリアから経営に近づく - Enterprise Risk Managementを基に -
shonansurvivors
1
730
OpenCensusと歩んだ7年間
bgpat
0
330
Featured
See All Featured
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
5.9k
Building Adaptive Systems
keathley
44
2.8k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
273
27k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
209
24k
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
21
1.2k
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
49
3.2k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
180
10k
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
10
910
Become a Pro
speakerdeck
PRO
29
5.6k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
34
2.3k
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
42
2.9k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
234
18k
Transcript
プロダクトに潜む違和感を暴け: Datadogで始めるユーザー行動分析 CHUO_Tech #7 Nstock, Inc mnuma
None
⽇本橋兜町 から来ました
今日お話すること : ユーザー行動の違和感に気付いていくには? また、それをプロダクトの改善に活かすには?
なぜ Datadog RUM か? Datadog RUM(Real User Monitoring)は、ユーザーの操作をリアルタイムに 可視化できる強力なツールです。 主な機能
: ユーザー行動を詳細に記録 アプリケーションエラーのキャッチと分析 Session Replayによるユーザ動作の再現 フラストレーションシグナル (Frustration Signals) による不満指 標の計測
Frustration Signals 不満に感じるアクションに着目した指標値。 😡 Rage Click(怒りのクリック) :1秒間に3回以上のクリック。イライラした操作。 😥 Error Click(エラーのクリック)
:何かしらエラーが発生する操作。バリデーションの考慮不足など。 😣 Dead Click(無駄なクリック) :何のアクションも起こらない空クリック。迷いの表れ。
Frustration Signals ユーザの行動の "不満要素" に着目した指標値。 → ユーザが感じている違和感を捉える
ユーザを観察しプロダクトを改善してく ユーザーの不満を検出 ユーザーが感じるフラストレーショ ンを把握 問題箇所を特定 フラストレーションを基に問題箇所 を素早く特定 満足度を高める改善 課題点を早期に発見し、体験を向 上させる
Nstock 株式報酬 SaaS 提供している機能例えば____ 簡単なSO付与管理 株式報酬の付与から管 理までをシンプルに操 作できる 契約手続き 企業と従業員間の契約
手続きを自動化してス ムーズに進行 将来利益の可視化 将来の利益をシミュレ ーションし、従業員の モチベーションを向上
🏢 事務局ユーザ 企業側でストックオプション管理を担う担当者 煩雑な業務の効率化、作業体験の改善を意識
👤 権利者ユーザ 実際にオプションを受け取る役員・従業員 報酬の確認やスムーズな契約体験を意識
それぞれ異なった観点で体験を向上させていく 🏢 事務局ユーザ 現場では、どういった操作が行われているか? どういった操作に“イライラ”を感じているのか? 👤 権利者ユーザ 契約操作がスムーズに行われているか? どの様な頻度で利用してるのか?
プライバシー配慮のポイント 1. 個人情報(PII)のマスキング XXXXX テキスト、ユーザー入力、画像、リンクなどをマスク defaultPrivacyLevel: "mask" クリックアクションにもPIIが含まれることがあるためマスク beforeSend でハッシュ値に上書き
2. 社内運用ポリシー 開発チームの調査向けに利用を限定 3. 利用者への開示 外部送信規約に記載
監視を続ける中で気づいたこと。 「機能が動いていること」と「ユーザーが満足していること」はまた違う話。
ご清聴ありがとうございました カジュアル面談はこちら