Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
採択されるプロポーザルの書き方
Search
Atsushi Nakatsugawa
PRO
August 14, 2020
Technology
0
140
採択されるプロポーザルの書き方
DevRel Meetup in Tokyo #55 〜CFP DAY〜
https://devrel.connpass.com/event/185085/
の資料です
Atsushi Nakatsugawa
PRO
August 14, 2020
Tweet
Share
More Decks by Atsushi Nakatsugawa
See All by Atsushi Nakatsugawa
DevRelファーストステップ
moongift
PRO
0
24
DevRelのフォーカス領域の変化とコンテンツのあり方
moongift
PRO
0
60
SendGrid + Googleスプレッドシートによる簡単Webサイト構築
moongift
PRO
0
350
コストを下げた動画作成テクニックの紹介
moongift
PRO
0
170
テックブログを分析して分かった始めるコツ・続けるコツ
moongift
PRO
8
3.6k
DevRelが失敗する企業の特徴とその対策
moongift
PRO
2
420
DevRel Regional Characteristics
moongift
PRO
0
10
月100本以上ブログ記事を書いて通して学んだ記事のアイディアの出し方
moongift
PRO
0
420
Google I/O 2021 Recap
moongift
PRO
1
58
Other Decks in Technology
See All in Technology
20240416_devopsdaystokyo
kzkmaeda
1
190
プロデザ! BY リクルート vol.18_リクルートのリサーチ実践組織「リサーチブーストコミュニティ」
recruitengineers
PRO
3
240
ChatGPT for IT Service Management (IT Pro)
dahatake
3
210
Microsoft Cloudで開発ライフサイクルを保護する
kkamegawa
0
140
オブザーバビリティの Primary Signals
onk
PRO
0
550
Terraformあれやこれ/terraform-this-and-that
emiki
6
560
元インフラエンジニアに成る / Human Resources to Human Relations
bobtani
3
820
「共通基盤」を超えよ! 今、Platform Engineeringに取り組むべき理由
jacopen
25
5.9k
Hands-on / Kaname Frusawa / Cloud Compare Users Meetup 2024 at University of Tokyo on April 17
paraworld
2
470
HEXA OSINT CTF V3 作戦会議
meow_noisy
0
110
コンパウンドスタートアップのためのスケーラブルでセキュアなInfrastructure as Codeパイプラインを考える / Scalable and Secure Infrastructure as Code Pipeline for a Compound Startup
yuyatakeyama
3
3k
Four keys改善の取り組み事例紹介
sansantech
PRO
3
230
Featured
See All Featured
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
29
46k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
422
63k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
199
23k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1023
450k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
6
990
Debugging Ruby Performance
tmm1
70
11k
5 minutes of I Can Smell Your CMS
philhawksworth
199
19k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
24
5.8k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
92
4.8k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
10
980
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
331
56k
Being A Developer After 40
akosma
56
580k
Transcript
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 採択されるプロポーザルの 書き方 中津川篤司,
MOONGIFT 1
PAGE # MOONGIFT / 50 DAY 2019/02/14 自己紹介 2 @goofmint
fb.me/goofmint 中津川 篤司 株式会社MOONGIFT代表取締役 エバンジェリスト コミュニティ 主催 https://www.moongift.jp
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 カンファレンスの主催/登壇 • 主催
• 登壇
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 注意! 4 あくまでも個人的な経験であり、
必ず採択される保証はありません
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 CFPとは? • Call
for Proposalsの略(Proposals = 提案) • Call for Paperの略という説も(via Wikipedia) 5 Proposal Accept
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 一般的な手順 1. 期日まで募集
Papercallのような専用サービス、Googleフォーム、専用 フォーム、GitHubのIssueなど 2. 締め切った後、投票 専任者のみ、主催者全員、オープン 3. 評価の高い順に採択(罠あり) 採択された人に連絡 4. 採択された人が了承してスピーカーに決定 6
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 一般的なプロポーザルのフォーマット • セッションについて
• タイトル、概要、内容、ノート、カテゴリ、聴衆レベル、セッションスタイル • 登壇者について • 会社名、肩書き、名前、メールアドレス、プロフィール • その他(居住地、Tシャツサイズ、旅費サポート、ソーシャルアカウント) 7
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 採択されるプロポーザルのコツ 8
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 判断する側の立場に立つ • カンファレンスの趣旨や目的を考えた上で、主催者が聴衆に
聞いてもらいたいと思うような話を提案する • 自分が話したい ≠ 相手も聞きたい • 国境を越えると、個人やローカル企業名は殆ど知られていな いので、名前によるマウントは効果なし • 主催者は人間なので、判断はかなりエモーショナル(感情を 揺さぶる方がいい) 9
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 タイトルは分かりやすく • 他とは違う「おっ?」と思わせるようなタイトルを考える
• 奇抜である必要はなし 例:Developers Who Give Back: Growing Community & Purpose Through CSR 10
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 概要は重要 • 概要はエレベーターピッチ。30秒勝負。
• 概要がつまらない、または「よく分からない」とその時点で アウト • 詳細までしっかり読み込んで判断してもらえる訳ではない (そんな時間はない) 11
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 カテゴリも重要 • 同じカテゴリ(みんなが出しそうなカテゴリ)ばかりだと、
競争が厳しい • 他の人が選ばなそうなカテゴリを狙うのは手 12
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 自分がなぜその話をするに値する のか説明する •
ノートやプロフィールを通じて、自分がその話を値すること を説明する • 経験や地理的条件、関わったプロジェクトなど • 特に汎用的、一般的な話をする際に重要 13
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 なぜ自分だけがその話をできるの かを説明する •
経験に基づいていること • オリジナリティがあること • 誰でもできる話なら、より有名な人に話をしてもらいたい 例)ある人(そこそこ知られている人)が採択される → 同じ内容が話せるから、部下でもいいですかと連絡がくる → お断りする 14
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 出し惜しみしない • 詳細欄では十分に説明する
• 英語の場合は特に文字数を多く、説明を多く • これくらいで分かるでしょ?は通用しない • 変な記法(▪、☆など)を使わない。採択された場合、この 文章がWebサイトに掲載されます。せめてMarkdownや、主催 者が許容する記法を使う 15
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 匿名の場合あり • 採択が匿名で行われる場合、個人の肩書きがまったく使えな
いので注意 • ノート(注記)部分に名前を記載するテクニックあり 例)中津川篤司は、◦◦の経験が×年あり、この分野に〜 16
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 プロフィールの書き方に注意 • プロフィールはキーワードのかき集めではない
• 海外では彼、彼女などの第三者形式での記述が一般的 • どんなテクノロジーが好きか、趣味は何か、どんな経験があ るのか…など人となりが分かるように書く 17
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 個人的なプロポーズの書き方 18
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 エンパシーチャート • 正しい文章やきれいな文章を書くことではなく、
あなたの中 にある共感力を呼び起こし、 “いますぐ” に「相手の心を動か す文章」 を書けるようになる 19
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 エンパシーチャートの考え方 1. まずゴール(聴衆に与えたい影響)から考える
話したいことではなく、お土産から 2. ポジティブな反応、ネガティブな反応の両方を懸念する ポジティブには背中を押す、ネガティブには理解を示しつ つ、見方を変えるメッセージを含ませる 3. そうした話をするのに最適な、聴衆(まずは主催者)を引き つけるキャッチコピー(タイトル)を考える 20
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 採択されるコツ • 海外向けであれば、日本的エッセンスが含まれるだけで他国
にはない独自性が出る → ダイバーシティなどガラパゴス化しているテーマもあるの で注意 • 自分の経験は自分だけのもの(経験はコピーできない) • 自分の常識は他人の非常識 • 不幸は蜜の味(失敗談は語れる人も限られる) 21
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 Let’s send proposal!
22
PAGE DAY 2017/11/01 # MOONGIFT / 12 https://devrel.dev/asia-2020/