Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

primeNumber DATA MANAGEMENT CAMP #2:

Avatar for 阿部 昌利 阿部 昌利
February 25, 2026

primeNumber DATA MANAGEMENT CAMP #2:

2026年2月24日に開催された「primeNumber DATA MANAGEMENT CAMP #2」の講義用資料です。

募集告知:https://x.com/trocco_jp/status/1998660026366570958?s=46&t=eyXdAiXYpVioIKRQ0ZhVBQ

Avatar for 阿部 昌利

阿部 昌利

February 25, 2026
Tweet

More Decks by 阿部 昌利

Other Decks in Technology

Transcript

  1. <職務経歴:すべての会社にてデータ活⽤職として働く> 2011〜2014 2014〜2017 2017 2018〜2020 2020〜          株式会社ヤプリ 開発統括本部 UNITE開発部 部⻑

    兼 データサイエンス室 室⻑ 阿部 昌利 @ABE_Masatoshi <⼤学‧⼤学院> 2005〜2011 文学部で心理学を専攻 心理統計学を大学院まで学ぶ
  2. B1. ビジネスインパクトがあるか?の確認 の15:00~34:00で詳細を話したことがあります • このチェックのためには、KPIツ リーの作成が有効です • その上で、取り組もうとしている データ活⽤が「どこに効きそうなの か?」「どれくらい効果がありそう

    なのか?」を考えます • あるいはKPIツリーをつくる、こと ⾃体にも価値があります • ちなみにヤプリでは、インターン含 めて⼊社時に全員「KPIツリーを作 成する」課題を⾏っています 参考)AbemaTV社員によるオンラインイベント    https://www.youtube.com/watch?v=T8dByYwf-MY 02 ⽬的⾯のボトルネックの予防⽅法
  3. B2. 費⽤対効果が⾒合うか?の確認 • データ基盤やBIツール、ETLツールなどは結構な 料⾦がします • 会社の景気が良い時期は稟議の承認も得やすい ですが、ツールのコストを納得させられるだけ のアウトプットがないと、急になくなったり、 新しい技術に挑戦しにくくなります

    • なので常に「コストを上回るアウトプット」を 意識しましょう • また、データ系⼈材は少ないです • だからこそ、限られたリソースを「レバレッジ の効く仕事」に割り当てることが重要です 参考)垣内勇威『LTVの罠』 で「CDPプロジェクトがいかに妄想で終わり やすいか」が述べられています 02 ⽬的⾯のボトルネックの予防⽅法
  4. B3. データ取得からアウトプット作成まで   ⼀連の流れをイメージできるか?の確認 03 技術⾯のボトルネックの予防⽅法 • 本CAMPで学ぶ⼀連のデータの流れを構 築できるかを確認 ◦ 契約⾯、セキュリティ⾯など思わぬところで

    引っかかるケースもあるので、関係者によく 確認しましょう • アウトプットしたいデータに対して、イ ンプットされるデータが⾜りるかを確認 ◦ 100%正確なデータがなくても問題ないケース はよくあります。⼗分役に⽴ちそうかどうか で判断しましょう 参考)ヤプリの構成図。阿部入社時点では    赤枠部のみ開発中だった
  5. B4. 運⽤に耐えられるか?の確認 03 技術⾯のボトルネックの予防⽅法 • 初動がうまくいって「このデータを定常的に⾒よう、 使おう!」となった場合に、運⽤できるかどうかの確 認です • 例えば⼿動更新が必要な場合、データ更新の⼿間が

    意外と⽢く⾒積もられる場合があります ◦ ⽉1回や稀な事象であれば⼿動更新でおそらく⼤丈夫ですが、 それより⾼頻度になると危ないかもしれません • ⼀⽅、全部⾃動化しようとして、頑張りすぎてしまう ケースもあります • 「いまどこまでやるとみんなが幸せになるか?」とい うバランスを意識して対応していきましょう 参考)Slackのワークフローなども    活用するといいかもしれません
  6. B5. 適切なアウトプットの形を関係者で   議論できるか?の確認 • 「どんな数字だったら本当に使えるのか?」は、叩き台を基にステーク ホルダーと議論するのが最も⼿っ取り早いです • そのためにやり取りする⼈を活⽤先の部署で⽴ててもらいます。このと きリーダーや推進⼒のあるメンバーを巻き込めるとGoodです ◦

    データに興味や課題意識のある⼈が10⼈⼊れば1⼈くらいいます。その⼈を⾒つけま しょう。ちなみに後述のTipsの2番⽬を実⾏すると、声をかけられやすくなります • データ活⽤の価値を発揮させるには、ほとんどの場合「現場の実⾏」を 伴います。議論を通じて信頼関係を構築しましょう ◦ どうすれば実務として⼗分役に⽴つデータ活⽤ができるかを⼀緒に話し合い、考える時 間を持つことで、信頼関係を構築しやすいです 04 デリバリー⾯のボトルネックの予防⽅法
  7. B6. ビジネスフローに組み込めるか?の確認 04 デリバリー⾯のボトルネックの予防⽅法 • 会議体で定期的に数字が⾒られるやレ ポートに使われるようになるところまで いけば、データ活⽤としては成功です • Slackに流して反応してもらえる、でも

    いいですし、営業資料に盛り込まれるよ うになる、などもGoodです。ビジネス フローに組み込まれると、我々の仕事ぶ りを感じてもらえます • そうしたゴールを共通イメージにおい て、前項の議論を進めましょう 樫⽥光. “いま、データに必要な解像度”. Speaker Deck. 2024-12-09. https://speakerdeck.com/hik0107/data-and-resolution-we- have-to-know?slide=20 参考)樫田光さんのこの資料は必見です
  8. 05 Tipsとまとめ Tips:ボトルネック予防のために 以下の取り組みをしています • 毎⽇チームで30分の朝会 ◦ 1⼈で進めるよりは、みんなで議論した⽅がボトルネックを防ぎやすくなります ◦ 全員がそれぞれのプロジェクトを「追体験」する形で報告‧議論しあいます

    ◦ 「このテーブル使ったら?」「こういう⾒せ⽅の⽅がいいんじゃない?」「あの⼈と話し た?」など全ボトルネックの予防になります • 全社朝礼や部署の締め会などでデータ⼩噺の時間をもらう ◦ 社内の露出度を⾼めることで、データ活⽤への興味を引き出したり、同志を集めやすくなりま す。フラットな議論もしやすくなります。デリバリー⾯のボトルネックの予防に繋がります • チームとして「ひとかたまり」の時間をつくる ◦ データ活⽤が運⽤に乗り始めると、ミッションに直結しないデータ抽出依頼や相談に追われや すくなります。そうすると、データ活⽤を進められなくなります。対応にかけるコストを極限 まで⼩さくして、チームとしてレバレッジの効く仕事にコミットできるようにしましょう
  9. • ⽬的⾯のボトルネック「意義が乏しい」の予防 ◦ ビジネスインパクトを確認しよう ◦ その上で、費⽤対効果を確認しよう • 技術⾯のボトルネック「実現が難しい」の予防 ◦ データ取得からアウトプット作成まで⼀連の流れをイメージしよう

    ◦ 運⽤に耐えられるか確認しよう • デリバリー⾯のボトルネック「現場で使われない」の予防 ◦ 適切なアウトプットの形を関係者と議論しよう ◦ ビジネスフローに組み込めるか相談しよう 上記をプロジェクト開始時に確認してOKだったら(& 実現できそうな体制だっ たら)、データ活⽤プロジェクトの成功率は確実に向上します まとめ 05 Tipsとまとめ