Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
開発環境&shell芸晒す会 / kzrb_meetup#107
Search
muryoimpl
July 17, 2021
Programming
0
2.1k
開発環境&shell芸晒す会 / kzrb_meetup#107
Kanazawa.rb meetup#107 の 開発環境&shell芸晒す会 での LT です。
https://meetup.kzrb.org/107/
muryoimpl
July 17, 2021
Tweet
Share
More Decks by muryoimpl
See All by muryoimpl
Kanazawa.rb LT大会用/kzlt コマンドの説明 2024/01版
muryoimpl
0
870
kzltコマンドの新たなソリューションについて
muryoimpl
0
870
俺とTODOアプリ~Linearの変~
muryoimpl
0
1.1k
POSIX文字クラスでの躓き
muryoimpl
0
1.1k
/kzlt コマンドとは
muryoimpl
0
440
meetup.kzrb.org の更新を考える 事前激闘編
muryoimpl
0
920
meetup.kzrb.org の更新を 考える ゆるふわ編
muryoimpl
0
940
最近のデスク周りの diff / kzrb meetup#108-2
muryoimpl
0
18
ショートカットキーのショートカットキー / shortcut keys of shortcut keys
muryoimpl
0
84
Other Decks in Programming
See All in Programming
DMMプラットフォームにおけるTiDBの導入から運用まで
pospome
7
3k
Product Management LT会_クアンド新家
shinshin
0
210
Introduction of Happy Eyeballs Version 2 (RFC8305) to the Socket library
coe401_
1
220
大規模マルチテナントを解決するYugabyteDBという選択肢
nnaka2992
1
250
DDDを志して3年経ったら「DDDの皮を被ったクリーンアーキテクチャ」になった話【デブサミ2024夏】
texmeijin
1
620
Temporalを取り巻く仕様を整理する
sajikix
0
110
Activities at Cairo Library
cairolibrary720
0
1.2k
社内 LT 会を発足し、アウトプット文化を醸成させるために考えたこと・やったこと / Starting internal LT meetings and fostering an output culture
mackey0225
3
120
ピグパーティにおけるMongoDB CommunityバージョンからAtlasへの移行事例
10969hotaka
0
130
CSC307 Lecture 13
javiergs
PRO
0
150
なぜ宣言的 UI は壊れにくいのか / Why declarative UI is less fragile
uenitty
29
13k
最近追加した型の紹介とその振り返り
aki19035vc
0
170
Featured
See All Featured
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
224
21k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
39
47k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
245
1.2M
BBQ
matthewcrist
82
9k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
79
5.5k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
44
4.7k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
93
5k
Atom: Resistance is Futile
akmur
261
25k
Thoughts on Productivity
jonyablonski
64
4.1k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
4
590
A Philosophy of Restraint
colly
200
16k
Infographics Made Easy
chrislema
238
18k
Transcript
開発環境&shell芸晒す会 ~ muryoimpl software編 ~ 2021-07-17(Sat) Kanazawa.rb meetup#107 #kzrb muryoimpl
おしながき • 自己紹介 & 環境の概要 • アプリ、ターミナル周りの設定管理 • よく使っている自作 shell
script • さいごに
自己紹介 & 環境の概要 • 石川県金沢市在住のフルリモートワーカー • 普段は、Desktop Linux (Arch Linux)
を使って作業をしています。 • デスクトップは、i3wm (Tiling window manager) + Polybar (ツールバー) を使って います。 ◦ Tiling window manager であること、マルチディスプレイに強い 、ディスプレイ毎に表示の出し分け が簡単なところが気に入って使っています ↑縦に配置しているモニタには、ツールバーの要素全部を表示できないため • キーマップはキーボードのファームウェア側(QMK Firmware)で制御しているため、 それ用のユーティリティは使っていません。
アプリ、ターミナル周りの設定管理 • アプリの設定は https//github.com/muryoimpl/dotconfig に、 dotfiles は https://github.com/muryoimpl/dotfiles に保存して、ホームディレクト リにシンボリックリンクを作成して利用しています。
• dotconfig には、グローバルな gitignore である git/ignore や、i3wm、 Polybar、 peco、tig、starship 等の設定ファイルがあります。 • dotfiles には、zsh、tmux、gitconfig、vim 等の主にターミナルで使うものの設定 ファイルがあります。 • 設定ファイルの配置は、次のRuby 製のスクリプトを実行してシンボリックリンクを目 的の場所に作成しています。
シンボリックリンク作成スクリプト require 'fileutils' IGNORE_FILES = %w(. .. .DS_Store .git .config
install.d) current_dir = Dir.pwd dotfiles = Dir.glob('.*').reject {|f| IGNORE_FILES.include?(f) } dotfiles.each do |dotfile| # 毎回強制上書きする。src/dest の変数に入れればよかったな FileUtils.ln_s("#{current_dir}/#{dotfile}", "#{ENV['HOME']}/#{dotfile}", force: true) puts "#{current_dir}/#{dotfile} -> #{ENV['HOME']}/#{dotfile}" end
実行結果 dotconfig もだいたい同じような symlink.rb が用意されています。 FileUtils.ln_s に force: true が設定されているので、毎回強制上書きされます。
dotfiles の管理について 私はオールドタイプな感じで自力で管理していますが、 https://wiki.archlinux.org/title/Dotfiles を見るといろいろと管理ツールがあるみたいな ので、そちらを使うのが実はビッグウェーブなのかもしれませんね。 今のところ、複雑なものを持ち込む気力がないので永遠のTBDになってます
よく使っている自作 shell script $HOME/local/bin に PATH を通して、そこに自作 shell script を配置して利用すること
が多いです。 日々のメモ作成スクリプトとして、daily-memo.sh を使っています。仕様的には以下のよ うなものです。 • 年ごとにディレクトリを分ける • ファイルがなければ、%Y/%Y%m%d.md 形式でファイルを作成する 例) 実行日が 2021年7月17日 ならば、 2021/20210717.md を作成する • ファイルがあれば、そのファイルを vim で開く • ファイルは クラウドストレージアプリで監視し、変更検知でクラウドストレージに保存 されるようにしている(MEGA https//mega.io を使用)
daily-memo.sh の中身 #!/bin/bash today=$(date "+%Y%m%d") year=$(date "+%Y") basedir=~/local/MEGAsync/memo # MEGA(
Cloud Storage app) の監視下に保存先を設定する mkdir -p $basedir/$year if [[ ! -e $basedir/$year/$today.md ]]; then cat - << EOS > "$basedir/$year/$today.md" # $today EOS fi vim $basedir/$year/$today.md # vim は $EDITOR がいいかも
daily-memo.sh のいい点 • 重複したファイルが作成されない、ファイル名考えなくてよい ◦ 引数不要にしているので、思考停止で実行できるのがよい • 複数台マシンでメモを共有できる、クラウドで共有しないも選択可能 ◦ 業務的な内容のメモはクラウドで共有しないほうがいいよ
• 手に馴染んだエディタでメモを書ける ◦ エディタによっては、途中で落ちてもエディタの機能でバックアップが取得される • 好みの検索コマンド(grep, ag, pt, rg 等) で高速に検索できる • 日付がファイル名に入っているので、検索時にいつ書いたものかがわかる
daily-memo.sh のよくない点 • 自分で環境をわざわざ設定しなければならない ◦ (不満がなければ)チャットの分報、Obsidian 等のほうが手軽ですね • 専用アプリではないので、開いているエディタが他のバッファに埋もれがち •
検索時は、ディレクトリ移動もしくは指定が必要である ◦ 検索用の実行ファイル作れば解決しますけどね … • クラウド共有する/しないをディレクトリで判断しているので、共有する/しないメモを 混在させる場合は、実行するshell自体を分ける必要がある ◦ スクリプトに判定入れて、 alias で引数渡すって手もアリ
さいごに • 私は環境構築は面倒だけど、仕組みが単純であることに振った管理の仕方をして います。 • Tiling window manager いいよ!私は好きよ! •
各種設定は GitHub で管理し、公開しているので何使ってる?どんな設定してる? はそちらを見て! • daily-memo.sh 気に入って使ってます。カジュアルなものは分報、がっつり調べた り考えたりするときはdaily-memo.sh を使っています。 更にまとめて残しておきたい/共有したいときは、esa.io のページにまとめていま す。