Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
/kzlt コマンドとは
Search
muryoimpl
November 26, 2022
Technology
0
830
/kzlt コマンドとは
Kanazawa.rb meetup #124 向けに作った、Slack の slash command /kzlt がどんなものかを記述したもの。meetup #123 で発表した。
muryoimpl
November 26, 2022
Tweet
Share
More Decks by muryoimpl
See All by muryoimpl
Kanzawa.rbのLT大会を支える技術の裏側を変更する Ruby on Rails + Litestream 編
muryoimpl
0
230
Kanazawa.rb LT大会用/kzlt コマンドの説明 2024/01版
muryoimpl
0
2.5k
kzltコマンドの新たなソリューションについて
muryoimpl
0
2.4k
俺とTODOアプリ~Linearの変~
muryoimpl
0
2k
POSIX文字クラスでの躓き
muryoimpl
0
2k
meetup.kzrb.org の更新を考える 事前激闘編
muryoimpl
0
1.3k
meetup.kzrb.org の更新を 考える ゆるふわ編
muryoimpl
0
1.3k
最近のデスク周りの diff / kzrb meetup#108-2
muryoimpl
0
20
ショートカットキーのショートカットキー / shortcut keys of shortcut keys
muryoimpl
0
87
Other Decks in Technology
See All in Technology
10分で紹介するAmazon Bedrock利用時のセキュリティ対策 / 10-minutes introduction to security measures when using Amazon Bedrock
hideakiaoyagi
0
180
OpenID Connect for Identity Assurance の概要と翻訳版のご紹介 / 20250219-BizDay17-OIDC4IDA-Intro
oidfj
0
270
エンジニアの育成を支える爆速フィードバック文化
sansantech
PRO
3
1k
第13回 Data-Centric AI勉強会, 画像認識におけるData-centric AI
ksaito_osx
0
370
N=1から解き明かすAWS ソリューションアーキテクトの魅力
kiiwami
0
130
「海外登壇」という 選択肢を与えるために 〜Gophers EX
logica0419
0
700
白金鉱業Meetup Vol.17_あるデータサイエンティストのデータマネジメントとの向き合い方
brainpadpr
5
700
エンジニアが加速させるプロダクトディスカバリー 〜最速で価値ある機能を見つける方法〜 / product discovery accelerated by engineers
rince
2
210
The Future of SEO: The Impact of AI on Search
badams
0
190
組織貢献をするフリーランスエンジニアという生き方
n_takehata
1
1.3k
AndroidデバイスにFTPサーバを建立する
e10dokup
0
250
技術的負債解消の取り組みと専門チームのお話 #技術的負債_Findy
bengo4com
1
1.3k
Featured
See All Featured
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
126
17k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
328
24k
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
40
2.5k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
182
22k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
80
8.8k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
27
1.9k
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
4
410
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
10
1.3k
Embracing the Ebb and Flow
colly
84
4.6k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
34
2.5k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
656
59k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
74
9.2k
Transcript
/kzlt コマンドとは 2022/11/19 (Sat) Kanazawa.rb meetup#123 muryoimpl
おしながき 1. What 2. Why 3. How
これは何? • Slack の スラッシュコマンドを利用した、Kanazawa.rb むけの LT エントリ & シャッフ
ル用のコマンドです。Slack のアプリとして登録されています • バックエンドは Google の Spreadsheet です (ここで Spreadsheetをみせる) • 以下のようなコマンドをサポートしています /kzlt create -- 今回のLT大会用の枠を作成する /kzlt entry 'LTタイトル' -- 自分のLTを登録する /kzlt my -- 自分のエントリしたLTを自分にだけ表示する /kzlt list -- エントリー済みのLTをchannelに出力する(順番を決めたものを除く) /kzlt all -- エントリー済みのLTを出力する(順番決めた/決めてない関係なく) /kzlt shuffle -- 順番を決め、channelに出力する (次のshuffleに出てこない) /kzlt reset -- 順番決めたものすべてを順番決めていないことにする /kzlt remove 'エントリ番号' -- エントリ時に返ってきた番号を指定してエントリを削除する
これは何? • 以下のような特徴・制限があります • /kzlt create したタイミングで、そのChannel 用の シートが作成される •
/kzlt entry <タイトル> を入力すると、シートに追記される • セルを探して書き込むため race condition がありますが、割り切ってます • /kzlt shuffle で順番を決め、順番と markdown 用テキストが Channel に書き 込まれます • /kzlt reset で順番ぎめをなかったことにします • /kzlt remove <id> で、エントリしたものをなかったことにできます。id はエント リ時のレスポンスに含まれています
なぜつくった? • LT のたびに、運営者がタイトルを訊いて書き込み、シャッフルして、かつ、 markdown に書き込むのたいへんじゃね?と思った • ↑は運営者の熟練度に左右されそう • 話す人が任意のタイミングで登録できるほうが、おかわり
LT あったときに対応しや すそう • 年末 LT のネタにしたかった (が、今話してしまっている……)
どんな仕組み Slack Apps Script /kzlt を入力 POST リクエスト Webアプリとして公開された Apps
Script end- point レスポンス Spread sheet 結果を 書き込む doPost() 関数 hook で呼び出す
どんな仕組み? • AWSやGCPのサービスを利用するとより高性能なものができるが、無料でできるこ とと、特別感のない == 気がねない ものとして、Spreadsheet を採用した • ↑そのため、運営でなく、利用者側に泣いてもらう仕組みが一部ある
◦ シートに書き込む仕様上、 race condition でエントリが登録できない可能性がある (きっと) • Google Apps Script は Webアプリとして公開することが可能なので、ここで公開さ れたエンドポイントをSlack の Slash command のバックエンドとして指定している。 • /kzlt create のようなサブコマンドは、Google Apps Script 側で解析して処理してい る。
Slashコマンドはどうやってつくる? • https://api.slack.com/apps?new_app=1 からAppを作り、後の画面で「Add features and functionality」が出てくるので、Slash comands を クリックし、
「Create New Command」をクリックする • ここでコマンド名(今回は /kzlt) を入力し、Request URL にGoogle Apps Script を 公開した際のURL を設定する。これだけ • あとは Google Apps Script で頑張るのだ! Google Apps Script はデプロイごとにURLが変わってしまうので、新しくデプロイするの ではなく、一度デプロイしたもののバージョンを更新する必要がある。
さすがにいきなり全部理解するのは難しいので • https://github.com/kanazawarb/kzlt の main ブランチにコミットを積むと GitHub Actions で Google
Apps Script のデプロイを更新するようになっているので、変更 を試す場合はこちらに直接変更をpushするのがよいです。 テスト環境はない!ので、commit を revert もしくは歴史改ざんして! • 神権限を使って直接Spreadsheetに手を入れることもできなくはないが、変更して いる途中にリクエスト来たら……とか考えたくないので、シートごと削除して再度 /kzlt create が現実的 • 今のところ神はmuryoimplとkiyoharaのみとなってます • Kanazaw.rb といいつつ、GAS なので JavaScript 書かないといけないのは許して ……
さいご 来月(2022年12月) 使ってくれるとうれしい!うれしい!