Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
DI(依存性注入)
Search
Sponsored
·
Your Podcast. Everywhere. Effortlessly.
Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
→
村上優稀
October 21, 2025
Programming
33
0
Share
DI(依存性注入)
Nest.jsのDIを理解する社内勉強会用の資料
村上優稀
October 21, 2025
More Decks by 村上優稀
See All by 村上優稀
FastAPIでAOP的ロギングはありなのか?
musan
1
74
Other Decks in Programming
See All in Programming
運用エージェントは "作る" から "育てる" へ - 記憶と自己進化の3層設計パターン / self-evolving-agents-three-layer-agent-design
gawa
10
1.2k
20260514_its_the_context_window_stupid.pdf
heita
0
1.1k
権限チェックの一貫性を型で守る TypeScript による多層防御
mnch
3
570
AIエージェントの隔離技術の徹底比較
kawayu
0
420
技術記事、AIに書かせるか、自分で書くか? 〜それでも私が自分の手で書く理由〜 / #QiitaConference
jnchito
2
130
Augmenting AI with the Power of Jakarta EE
ivargrimstad
0
670
ReactとSvelteのその先、Ripple-TS / Beyond React and Svelte: Ripple-TS
ssssota
3
710
oxlintはeslint/typescript-eslintを置き換えられるのか
shomafujita
2
200
柔軟なPDFレイアウトエディタを支える型システム設計 — Discriminated UnionとConditional Typeの実践
minako__ph
3
560
20260514 - build with ai 2026 - build LINE Bot with Gemini CLI
line_developers_tw
PRO
0
470
Hive Metastoreを通して学ぶIceberg REST Catalog ― 仕様から実装まで
okumin
0
270
Agentic AI in the Frontend: Architectures with Open Standards @iJS London 2026
manfredsteyer
PRO
0
100
Featured
See All Featured
Skip the Path - Find Your Career Trail
mkilby
1
130
The SEO identity crisis: Don't let AI make you average
varn
0
470
Taking LLMs out of the black box: A practical guide to human-in-the-loop distillation
inesmontani
PRO
3
2.2k
<Decoding/> the Language of Devs - We Love SEO 2024
nikkihalliwell
1
220
How to build a perfect <img>
jonoalderson
1
5.5k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
122
21k
svc-hook: hooking system calls on ARM64 by binary rewriting
retrage
2
260
Ethics towards AI in product and experience design
skipperchong
2
280
Building AI with AI
inesmontani
PRO
1
1k
Utilizing Notion as your number one productivity tool
mfonobong
4
310
Tell your own story through comics
letsgokoyo
1
930
Have SEOs Ruined the Internet? - User Awareness of SEO in 2025
akashhashmi
0
350
Transcript
DI(依存性注⼊)勉強会
⽬次 • DI(依存性注⼊)とは • Nest.jsではどう実現している? • 起動時にアノテーションの⽬印⾒てることに触れたい • Honoが軽量で良いのはLambdaとかで起動時間短くできるというのも 触れたい
• シングルトンとは? • シングルトン故の注意点は? • リクエストスコープの話とか触れたい • DTO触れたい
DI(依存性注⼊)とは DI ( Dependency Injection) 依存関係を外部から注⼊する設計⼿法 IoC(制御の反転)を実現するための⼿法
制御の反転がない時
制御の反転がない時 クラスBの設計が変わり、 クラスBがクラスCを必要と するようになると
制御の反転がある時 オブジェクト"b"を作成する責任を オブジェクト“a”から外部に移し、 その外部でオブジェクト"b"を作成して オブジェクト"a"に注⼊するようにします。
DIとは依存関係を外部から注⼊する設計⼿法 外部って具体的に何? →DIコンテナ(IoCコンテナ) ※DIコンテナ以外でDIする⽅法もあるらしいが、今⽇は触れない
Nest.jsではどうDIしてる? DIコンテナへ登録可能 ですよの⽬印 DIコンテナから 注⼊してもらってる
Nest.jsではどうDIしてる? DIコンテナ Cats Service Cats Controller 注⼊ DIコンテナへの登録 アプリケーション起動時に、 必要な依存関係を整理し、
必要なクラスのインスタンスをDIコンテナに ⽣成するというのをNest.jsはやっている。 Honoが軽量て⾔われるのは、 DIとかやってなくて、起動速い。 Lambdaのコールドスタートとか気にするなら、 Honoにメリットがある。
DIでテストしやすくなるのはなぜか? DIがないと 1. 本物のデータベースが必要になる 2. テストが不安定になる 3. テストが遅くなる
DIでテストしやすくなるのはなぜか? DIを使うことで UserServiceはDatabaseServiceのインスタ ンスをnewしなくなり、 コンストラクタで受け取るだけになった。 どのDatabaseServiceインスタンスを使う かの決定権は、UserServiceの外側 (Nest.jsのDIコンテナ)に委ねられます。
DIでテストしやすくなるのはなぜか? DIを使うことで テスト時には本物のDatabaseServiceの代わりに、 都合の良いモックを簡単に注⼊できる
このコードの問題点はなんでしょうか?
シングルトン https://docs.nestjs.com/fundamentals/injection-scopes Nest.jsの公式ドキュメントを読んでいると、シングルトンが登場する
シングルトンとは • そのクラスのインスタンスが1つしか ないことを保証する設計パターンのこと。 また、そのインスタンスのこと。 • Nest.jsではDIコンテナ管理されるク ラスはデフォルトでシングルトンとなる。 • インスタンスが⼀つしか必要ないって
時に使われることが多い。 • スレッドプール、ログ記録⽤クラス、 データベースドライバーなど
1. Aさんが/loginをリクエストします。 2. AuthServiceのloginメソッドが実⾏され、 this.currentUserにAさんの情報がセットされます。 3. Aさんの処理が終わる前(awaitの隙間など)に、 Bさんが/loginをリクエストします。 4. 同じAuthServiceインスタンスのloginメソッドが実⾏され、
this.currentUserがBさんの情報に上書きされます。 5. Aさんのリクエスト処理が再開し、 /profileにアクセスします。 6. getProfileメソッドがthis.currentUserを返しますが、 中⾝はBさんの情報になっています。 AさんがBさんの情報にアクセスできてしまい、 セキュリティインシデントになる。 アプリケーションの起動から終了まで、単⼀のインスタン スが共有されることに注意!
シングルトン故に気を付けるべきこと • DIコンテナ管理のクラスはシングルトンになるので、 リクエスト固有の情報を持たないようにする • サービスはステートレスにすべき • もしくはScope.REQUESTでリクエストごとに新しいインスタ ンスが⽣成されるようにする •
データはDTOでやり取りすると決めておけば、ステートレスに なりやすいかも (アーキテクチャとは、「ある選択肢を選びやすくする」「あ る⾏動が不快になるようにする」という性質を環境に与えるも の)