Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
LeSSをはじめて1年 我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか
Search
Sponsored
·
Your Podcast. Everywhere. Effortlessly.
Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
→
Narihara
July 26, 2024
Technology
0
79
LeSSをはじめて1年 我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか
2024/07/26に開催した『プロダクト価値最大化を目指す開発組織づくり』での登壇資料です。
https://spacemarket.connpass.com/event/324923/
Narihara
July 26, 2024
Tweet
Share
More Decks by Narihara
See All by Narihara
余白のフラクタル・デザイン ~ 個人・チーム・組織の連鎖的成長戦略 ~
narihara
1
150
5つのアンチパターンから学ぶLT設計
narihara
2
410
型がない世界に生まれ落ちて 〜TypeScript運用進化の歴史〜
narihara
1
270
Road To「全員リクルーター」 ~新卒採用編~
narihara
0
190
組織をドライブさせる「評価」方針 at 20240129_ROSCAFEミートアップ.pdf
narihara
0
86
エンジニアドリブンで事業KPIから着想を得たプロダクトカイゼンを行っている話
narihara
0
330
キャリアにキく目標設定
narihara
0
160
Other Decks in Technology
See All in Technology
OCI技術資料 : コンピュート・サービス 概要
ocise
4
54k
Kaggleの経験が実務にどう活きているか / kaggle_findy
sansan_randd
7
1.4k
ナレッジワークのご紹介(第88回情報処理学会 )
kworkdev
PRO
0
170
AIエージェント時代に備える AWS Organizations とアカウント設計
kossykinto
3
710
マルチプレーンGPUネットワークを実現するシャッフルアーキテクチャの整理と考察
markunet
2
230
When an innocent-looking ListOffsets Call Took Down Our Kafka Cluster
lycorptech_jp
PRO
0
120
JAWSDAYS2026_A-6_現場SEが語る 回せるセキュリティ運用~設計で可視化、AIで加速する「楽に回る」運用設計のコツ~
shoki_hata
0
3k
8万デプロイ
iwamot
PRO
2
230
OpenClawで回す組織運営
jacopen
3
690
SRE NEXT 2026 CfP レビュアーが語る聞きたくなるプロポーザルとは?
yutakawasaki0911
0
230
自動テストが巻き起こした開発プロセス・チームの変化 / Impact of Automated Testing on Development Cycles and Team Dynamics
codmoninc
3
1.3k
非情報系研究者へ送る Transformer入門
rishiyama
11
7k
Featured
See All Featured
A Tale of Four Properties
chriscoyier
163
24k
Future Trends and Review - Lecture 12 - Web Technologies (1019888BNR)
signer
PRO
0
3.3k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
85
9.4k
Building an army of robots
kneath
306
46k
The untapped power of vector embeddings
frankvandijk
2
1.6k
SEO for Brand Visibility & Recognition
aleyda
0
4.3k
Abbi's Birthday
coloredviolet
2
5.3k
The B2B funnel & how to create a winning content strategy
katarinadahlin
PRO
1
300
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
50
14k
Designing for Performance
lara
611
70k
Beyond borders and beyond the search box: How to win the global "messy middle" with AI-driven SEO
davidcarrasco
3
68
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
72
12k
Transcript
締めの言葉などが入ります。 本文などが入ります。 LeSSをはじめて1年 我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか 2024-07-26 at プロダクト価値最大化を目指す開発組織づくり
Confidential
株式会社スペースマーケット VPoE 成原 聡一朗 Narihara Soichiro 経歴: Web制作 -> 大規模グルメ口コミサイト->
スペースマーケット 2児の父 趣味は筋トレ、オリジナルTシャツ作成 モヒカン歴16年
None
サービスについて 掲載スペースは全国35,000件以上! あらゆるスペースを簡単に貸し借り できる国内最大級のスペースシェア プラットフォーム
None
None
本日はLeSSで1年開発しつづけた 結果をお話します
LeSSとは?
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 9 LeSSとは? LeSS
は、1つの製品に対して一緒に作業をする複数のチームに スクラムを拡張するためのフレームワークです。 スクラムガイドで Ken Schwaber 氏と Jeff Sutherland 氏が定義したように 1つのスクラムチームの設立から始まり、1つの製品に対して一緒に作業をする複数のチームに適用 されます。 Large-Scale Scrum (LeSS) フレームワーク. https://www.atlassian.com/ja/agile/agile-at-scale/less,(参照2024-07-26)
各用語説明
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 11 各用語説明 聞き慣れない用語が出てくるので、改めて説明を。
• P1 ◦ どのPBIをどのチームが取り組むか決められていること • P2 ◦ 扱うPBIを決められていること ◦ PBIを完成する計画がつくられていること ◦ スプリントゴールを決められていること • プロダクトバックログリファイメント ◦ LeSS -> product-backlog-refinementに準拠しつつ以下目的で実施 ◦ 3スプリント先までのPBIをReadyにすること ◦ 次スプリントで扱うPBIを決めること
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 12 各用語説明 聞き慣れない用語&出てくるので、改めて説明を。
• Overallレトロスペクティブ ◦ LeSS全体に良い変化を促すこと • Overallリファイメント ◦ チームリファイメントで扱うEPIC及びPBIを決めること • マルチチームリファイメント ◦ 複数のチームの代表者でEPICのリファイメントを行うこと
LeSS以前の体制
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 14 LeSS以前の体制 弊社もLeSS以前からスクラム「のようなもの」は導入していた
• 1スプリントは2週間 • SPポイントも導入済み • レトロスペクティブもスプリント終了時には毎回実施 • 複数のPBIが紐づく「EPIC」という概念も存在していた
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 15 LeSS以前の体制 しかし振り返ってみると、以下の課題が存在していた
• 1スプリントは2週間 ◦ が、1スプリントで価値提供するという考えが薄かった • SPポイントも導入済み ◦ がチームによっては不確実性ベースだったり、日数ベースだったり • レトロスペクティブもスプリント終了時には毎回実施 ◦ がチームが自律的にカイゼンには導けていなかった • 複数のPBIが紐づく「EPIC」という概念も存在していた ◦ が、ハコのような形で使っていたにすぎなかった
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 16 LeSS以前の体制 さらに考えてみると、
• チームで複数の事柄を並行して進めていた • チームで1つのことにコミットしていなかった • タスクもサイズが大きく、「透明性」が低かった という状況 チーム内分業制になっている場面もあった つまりチームで何かを成し遂げる!という熱狂が生まれづらかった
Why LeSS?
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 18 Why Less?
スペースマーケットに今求められているのは「通過点としてのGMV100億」 そして、その先の非連続的な事業成長とMVの実現 VISION チャレンジを生み出し、世の中を面白くする MISSION スペースシェアをあたりまえに
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 19 Why Less?
が、今の成り行きでは到達できない未来であると感じた
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 20 Why Less?
その停滞感を打ち破る「何か」を欲していた
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 21 Why Less?
なので、今までのチーム運営から変え 組織を自己革新するためにLeSSを始めた
LeSS Start!!
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 23 LeSS Start!!
卓越したスクラムマスターである同僚の方や他EM、CPO(当時)と協力 2023/05/30から各開発チームが本格スクラム形式に移行 そして、2023/07/04からエンジニア組織全体がLeSSに合流
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 24 LeSS Start!!
そして毎週火曜日にスクラムセレモニーを集中。(上記は今も続けているスケジュール) その他の曜日は開発に集中できるように開発組織全体のスケジュールを調整 • 10:00~11:00 チームリファインメント • 11:00-11:15 DS • 11:15-11:55 スプリントレビュー • 12:00-12:30 チームレトロスペクティブ • 12:35-13:00 Overallレトロスペクティブ or チームリファイメント • 14:00-14:25 P1 • 14:30-16:00 P2 • 16:00-17:00 Overallリファインメント • 17:00~19:00 チームリファイメント
しかし最初は 上手くいかない
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 26 しかし最初は上手くいかない 今まで聞き馴染みがない言葉と概念に対しての認知不可...
各セレモニーもタイムボックス内で終わらない... 3スプリント先までのPBIもPBI Readyにならない... トータル3時間のリファイメントでいつもと違う体力を使う... 疲労の声もちらほら聞こえてきた状況だった
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 27 だが、今までの開発体験と大きく異なる実感があった これまでは得られない「何か」を確実に感じていた
そして組織全体が大きく成長できるのでは?という実感も 各メンバーと対話をしつつ 「ある程度やり切るのが大事!」という考えから継続!
そして次なる変化が
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 29 そして次なる変化が 2023/08/01
代表取締役執行役員COOがPOに COOが直接プロダクトバックログの優先順位を決める 進捗のFBも直接受け取る コミュニケーションの中間レイヤーが存在しない状態に コミュニケーションコストが抑えられた さらにリーンな状態に変化
時が流れ 数ヶ月経過...
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 31 時が流れ数ヶ月経過... ◾1チームで価値提供するために他職能を
積極的に吸収するDeveloperが現れ始める -> 今まで以上に積極的なモブ・ペアプロの実施 ◾ユーザーストーリー、ACも主体的に Developerが相互ディスカッションしながら定義する状況も加速 ◾チームで自律的にプロダクトKPI ~ 事業KPIを毎日確認 施策立案まで行うチームも出現...
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 32 時が流れ数ヶ月経過... スクラムという自転車に乗れるチームが
徐々に出現!
そしてLeSS Startから 1年後...
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 34 LeSS全体でフィーチャーチームへの萌芽が芽生え始める 日々のモブ・ペアプロ
そして積極的に越境を行うDeveloperにより 特定チームに寄りがちだった課題が他チームでも対応される状況に = 1つのプロダクトゴールにLeSS全体で向かう形が出来つつある
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 35 スプリントレビューが社内オフィシャルセレモニーに進化 プロダクト開発に関わる人間だけではなく
Bizメンバー、CEOすらも参加するイベントに! (相変わらずslackでワイワイもしてます)
変わったこと できてないこと
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 37 変わったこと •
伝言ゲームの撲滅 • スプリントゴールのWIP制限 • タスクの細分化 = 透明性の向上 • 職能でタスクを受け渡ししない = 越境へのチャレンジ などの変化が現れています。
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 38 変わったこと そして、なによりも「プロダクトに何を価値提供するか」という意識が向上
「内発的動機付け」で以前よりも圧倒的に 開発に熱狂するカルチャーに変化しつつあります (1部チームは強豪校の部活のノリのようだと言われる状況)
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 39 できてないこと とはいえ
• 各チームでの自律的なベロシティ管理 • 各チームでの明確なDoneの定義 • LeSS全体で1つの事柄に向き合うコミュニケーション方法の確立 • 技術的負債と機能開発の優先度定義に対するPO<-> Developerの対話 などには未だ事実として到達できていません。
まとめ
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 41 まとめ まだまだ課題はたくさん...
全てが万全です!と言える状況ではない
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 42 まとめ が、確実に組織全体がupdateされている実感がある
ストロングスタイルなスクラムを1年しっかり続けた結果、大きく成長できた 以前と比べて確実に前進している実感があると話すメンバーも複数いる
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 43 まとめ まだ見ぬプロダクトゴール達成に向けて
LeSSというフレームワークを通して、組織全体をカイゼンしていく
最後に宣伝
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 45 最後に宣伝 Part.1
イベント実施時の場所探しでお困りの事例ありませんか?? 場所探しのサポートするサービスもやっているので お困りの方いたらぜひお声がけを! 会場探しアンケートフォーム
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 46 エリア、人数、必要な設備などに合わせて適した会場をご提案します!
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 47 最後に宣伝 Part.2
以下職種を絶賛募集中です! Webエンジニア(BE寄り) 詳細はこちら
None