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MeloVerse-空間演出と音楽制作を両立する共創スペース-

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March 05, 2024

 MeloVerse-空間演出と音楽制作を両立する共創スペース-

  現在,作曲・編曲のための多様な音楽制作ツールが普及しており,音楽制作コストは大幅に削減されている.これにより,楽器演奏未経験者であっても,気軽に音楽制作を楽しむことが可能となった.その結果,演奏スキルに依存しない音楽制作によって,新たな音楽が生み出され機会を創り出した.海外では,複数人で楽曲を共同制作する,「コライト」と呼ばれる音楽制作スタイルが広まっており,ツールによる共同制作が中心となる
 他方では,バーチャルリアリティ(VR)の概念も,各種メディアを通じて一般に認識されている.音楽制作の分野では,前述のツールの普及もあり,バーチャル空間での音楽制作ツールAliveInVRも開発されている.
既存の音楽制作は,コライトではなく,個人での音楽制作を前提としたツールが主体である.

 本研究では,メタバースの特性を活用してコライトでの音楽制作を可能にすることを目指す.同時に,バーチャル空間の演出も兼ねることで音楽に精通していないユーザでも,視覚的に楽しみながら総合的なエンタテインメントコンテンツを制作できる共創スペース(MeloVerse)を構築する.MeloVerseの特徴は,バーチャル空間上でコライトによる音楽制作を行え,視覚的な空間演出も可能にすることで,新しいメタバースコンテンツの制作を実現する.
 MeloVerseを通して,音楽制作未経験者でも空間演出を楽しみながら,コライトによる音楽制作を実現し,新たなメタバースコンテンツの体験を提供する

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March 05, 2024
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Transcript

  1. アンケート評価(実証実験1・制作者) 映像表現・芸術科学フォーラム2024 7 制作者用アンケート評価項目 番号 内容 A1 初期状態から着想やひらめきを得られたか? A2 楽しく制作できたか?

    A3 恐怖を感じられるスペースを作成できたか? A4 納得のいく音ができたか? A5 納得のいくスペースができたか? A6 音は作曲に適していたか? A7 プロップ数が適切だったか? A8 すぐに操作を理解できたか? A9 再生しやすかったか? A10 操作に遅延を感じたか? A11 プロップを掴む・離すは問題なく行えたか? A12 UI上の操作は問題なく行えたか? デザイン性 A1, A3 • 4段階リッカート尺度法 • 文献[1]より4分類12項目 満足度 A2, A4, A5 操作性 A8, A9, A10 A11, A12 有効性 A6, A7
  2. アンケート(制作者対象) 映像表現・芸術科学フォーラム2024 19 制作者用アンケート評価項目 番号 内容 A1 〇ジオラマからひらめきを得られましたか? A2 楽しく制作できたか?

    A3 恐怖を感じられるスペースを作成できたか? A4 納得のいく音ができたか? A5 納得のいくスペースができたか? A6 音は作曲に適していたか? A7 〇パターン数が適切だったか? A8 すぐに操作を理解できたか? A9 再生しやすかったか? A10 操作に遅延を感じたか? A11 〇ボタンを押すことは問題なく行えたか? A12 〇ワールド制作時の操作は問題なく行えましたか? 表現変更有〇
  3. アンケート結果(制作者対象) 映像表現・芸術科学フォーラム2024 20 制作者用アンケート評価項目 番号 内容 A1 デザイン性 A2 満足度

    A3 デザイン性 A4 満足度 A5 満足度 A6 有効性 A7 有効性 A8 操作性 A9 操作性 A10 操作性 A11 操作性 A12 操作性 結果 項目ごとの平均 3.07→3.50 3.47→3.50 2.80→3.40 2.40→3.40 2.40→3.40 3.00→3.60 3.40→3.40 3.27→3.00 2.87→3.60 2.13→2.20 3.20→3.40 3.20→3.60
  4. 補足資料 映像表現・芸術科学フォーラム2024 29 鑑賞者対象アンケート 事象実験1鑑賞者用アンケート評価項目 番号 内容 B1 楽しく鑑賞できたか? B2

    恐怖感を得られたか? B3 音や景色に遅延を感じたか? B4 簡単に鑑賞できたか? B5 作成された音は聴きやすかったか? B6 音がテーマに適していたか? B7 スペースがテーマに適していたか? B8 プロップがテーマに適していたか? B9 他の作品も聴いてみたいか? B10 新しい体験であったか? 結果 項目ごとの平均 3.70 2.40 1.70 3.70 3.30 3.50 3.40 3.00 3.90 3.50
  5. 補足資料 映像表現・芸術科学フォーラム2024 30 実証実験2鑑賞者用アンケート評価項目 番号 内容 B1 楽しく鑑賞できたか? B2 恐怖感を得られたか?

    B3 音や景色に遅延を感じたか? B4 簡単に鑑賞できたか? B5 作成された音は聴きやすかったか? B6 音がテーマに適していたか? B7 スペースがテーマに適していたか? B8 物の動きはがテーマに適していたか? B9 他の作品も聴いてみたいか? B10 新しい体験であったか? 鑑賞者対象アンケート 結果 項目ごとの平均 3.70→4.00 2.40→3.13 1.70→2.13 3.70→3.63 3.30→3.50 3.50→3.00 3.40→3.25 3.00→3.25 3.90→3.88 3.50→3.63
  6. アンケート結果(鑑賞者対象) 映像表現・芸術科学フォーラム2024 31 t検定による有意差 評価項目ごとの平均は、 実証実験1・2間に 有意差がない 実証実験1 実証実験2 平均

    3.21 3.3375 分散 0.461 0.284895833 観測数 10 10 仮説平均との 差異 0 自由度 17 t -0.466843261 P(T<=t) 片側 0.32326965 t 境界値 片側 1.739606726 P(T<=t) 両側 0.6465393 t 境界値 両側 2.109815578
  7. アンケート結果(制作者対象) 制作者対象 評価値平均※第三位切り上げ • デザイン性 2.9→3.45 • 操作性 2.9→3.16 •

    有効性 3.2→3.5 • 満足度 2.8→3.43 満足度との相関係数 • デザイン性 0.42→0.25 • 操作性 0.28→0.5 • 有効性 0.54→0.36 映像表現・芸術科学フォーラム2024 33 分かること • 課題であったデザイン性 と操作性が向上した • 満足度が最も向上した
  8. アンケート結果 制作者対象 評価値平均 • デザイン性 2.9 • 操作性 2.9 •

    有効性 3.2 • 満足度 2.8 満足度との相関係数 • デザイン性 0.42 • 操作性 0.28 • 有効性 0.54 映像表現・芸術科学フォーラム2024 36 分かること • デザイン性と操作性の 向上が必要である • 満足度に有効性に大きく 起因している
  9. アンケート結果(制作者対象) 制作者対象 評価値平均※第三位切り上げ • デザイン性 2.9→3.45 • 操作性 2.9→3.16 •

    有効性 3.2→3.5 • 満足度 2.8→3.43 映像表現・芸術科学フォーラム2024 41 t検定(5%水準) • 0.057 • 0.257 • 0.172 • 0.007