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大事なことにフォーカスしよう Measure What Matters​

大事なことにフォーカスしよう Measure What Matters​

2018年12月10日(月)に実施されるDevLOVE様主催のイベント「あなたが読んだ本は、きっと俺も読みたい。 〜2棚目」にて発表した資料です。

NAVITIME JAPAN
PRO

December 10, 2018
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Transcript

  1. ©NAVITIME JAPAN
    大事なことにフォーカスしよう
    Measure What Matters
    株式会社ナビタイムジャパン
    開発部部長 兼 ACTS(研究開発)ルートグループ責任者
    小田中 育生

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  2. ©NAVITIME JAPAN
    Agenda
    • どんな本なの?
    • OKRとCFR
    • ケーススタディ

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  3. ©NAVITIME JAPAN
    どんな本なの?

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  4. ©NAVITIME JAPAN
    目指すべき目標と、その達成状況を
    示す主要な結果であるOKRと
    OKRを組織の隅々にまで浸透させる
    ためのCFRを軸に展開
    それぞれの項目で
    ケーススタディが豊富に紹介
    読み終わることには
    OKRやりたくなっている

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  5. ©NAVITIME JAPAN
    OKRとCFR

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  6. ©NAVITIME JAPAN
    OKR
    Objective (目標)
    Key Results(主要な結果)

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  7. ©NAVITIME JAPAN
    OKRの威力
    1. 優先事項にフォーカスし、コミットする
    2. アラインメントと連携がチームワークを生む
    3. 進捗をトラッキングし、責任を明確にする
    4. 驚異的成果に向けてストレッチする

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  8. ©NAVITIME JAPAN
    OKRの一例(架空のアメフトチームの場合)
    O: オーナーのために利益を稼ぐ
    KR: スーパーボウルで優勝
    本拠地での試合の座席販売率90%以上

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  9. ©NAVITIME JAPAN
    OKRは連動する
    O: オーナーのために利益を稼ぐ
    KR: スーパーボウルで優勝
    本拠地での試合の座席販売率90%以上
    O: スーパーボウルで優勝
    KR: 1試合あたりパス攻撃の合計が300ヤード以上
    1試合あたり17ポイント以下しか得点を与えない
    O: 本拠地での試合の座席販売率90%以上
    KR: チームのブランディングを改善する
    メディアへの露出を増やす

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  10. ©NAVITIME JAPAN
    よいOKR
    O: オーナーのために利益を稼ぐ
    KR: スーパーボウルで優勝
    本拠地での試合の座席販売率90%以上
    O: スーパーボウルで優勝
    KR: 1試合あたりパス攻撃の合計が300ヤード以上
    1試合あたり17ポイント以下しか得点を与えない
    O: 本拠地での試合の座席販売率90%以上
    KR: チームのブランディングを改善する
    メディアへの露出を増やす
    測定可能で具体的

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  11. ©NAVITIME JAPAN
    悪いOKR
    O: オーナーのために利益を稼ぐ
    KR: スーパーボウルで優勝
    本拠地での試合の座席販売率90%以上
    O: スーパーボウルで優勝
    KR: 1試合あたりパス攻撃の合計が300ヤード以上
    1試合あたり17ポイント以下しか得点を与えない
    O: 本拠地での試合の座席販売率90%以上
    KR: チームのブランディングを改善する
    メディアへの露出を増やす
    測定不可能で曖昧
    モチベーションが
    上がらない目標

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  12. ©NAVITIME JAPAN
    CFR
    Conversation (対話)
    Feedback (フィードバック)
    Recognition (承認)

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  13. ©NAVITIME JAPAN
    なぜCFRか
    高頻度な対話で重要な問いと向き合い
    具体的なフィードバックで
    客観的な視点から改善のヒントをもらい

    成果を承認されることで
    エンゲージメントが高まる

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  14. ©NAVITIME JAPAN
    OKRとCFR
    O: xxx
    KR: yyy
    チームのOKR
    O: xxx
    KR: yyy
    O: xxx
    KR: yyy
    O: xxx
    KR: yyy
    メンバーのOKR

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  15. ©NAVITIME JAPAN
    OKRとCFR
    O: xxx
    KR: yyy
    チームのOKR
    O: xxx
    KR: yyy
    O: xxx
    KR: yyy
    O: xxx
    KR: yyy
    メンバーのOKR
    対話ベースで
    高頻度に
    アラインメント

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  16. ©NAVITIME JAPAN
    ケーススタディ

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  17. ©NAVITIME JAPAN
    グーグルクローム
    2008年, ロールアウトの年

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  18. ©NAVITIME JAPAN
    グーグルクローム
    O: ウェブアプリケーションのための、
    次世代のクライアント・プラットフォームを開発する
    KR: クロームの7日間のアクティブユーザー数を2,000万人
    にする

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  19. ©NAVITIME JAPAN
    クロームの7日間のアクティブユーザー数を2,000万人にする
    JavaScriptを10倍高速化する
    Key Results

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  20. ©NAVITIME JAPAN
    クロームの7日間のアクティブユーザー数を2,000万人にする
    JavaScriptを10倍高速化する
    Key Results
    JavaScriptを20倍高速化した
    Actual Results

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  21. ©NAVITIME JAPAN
    クロームはどうなった?
    1. 2008年の時点では未達
    2. 2009年には5,000万人に設定、これも未達
    3. 2010年には1億1,100万人に設定、達成

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  22. ©NAVITIME JAPAN
    なぜうまくいったのか
    1. 「アクティブユーザー」という最上位の目標
    と下部の目標が連携していた
    2. 野心的な目標が測定可能で手の届くものにブ
    レイクダウンされた
    3. 未達となったときに、達成に向けて足りない
    部分を徹底的に分析した

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  23. ©NAVITIME JAPAN
    まとめ

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  24. ©NAVITIME JAPAN
    • 最近よく聞く”OKR”の効果的な活用方法をケーススタ
    ディを通して学ぶことができる
    • “OKR”を組織に浸透させるための”CFR”についても知る
    ことができる
    おまけ
    • 巻末の付録でGoogleがどう活用しているのか詳細に説
    明されていてこれがとても良い

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  25. ©NAVITIME JAPAN
    THANKS!!

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