Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
大事なことにフォーカスしよう Measure What Matters
Search
NAVITIME JAPAN
PRO
December 10, 2018
Business
0
200
大事なことにフォーカスしよう Measure What Matters
2018年12月10日(月)に実施されるDevLOVE様主催のイベント「あなたが読んだ本は、きっと俺も読みたい。 〜2棚目」にて発表した資料です。
NAVITIME JAPAN
PRO
December 10, 2018
Tweet
Share
More Decks by NAVITIME JAPAN
See All by NAVITIME JAPAN
見えないユーザの声はログに埋もれている! ~ログから具体的なユーザの体験を数値化した事例紹介~
navitimejapan
PRO
6
1.7k
ユーザーのためなら 『デザイン』 以外にも手を伸ばせる
navitimejapan
PRO
2
1k
フツーのIT女子が、 Engineering Managerになるまで
navitimejapan
PRO
3
130
不確実性に打ち勝つOKR戦略/How to manage uncertainty with OKR strategy
navitimejapan
PRO
4
3k
アジャイルを小さいままで 組織に広める 二周目 / Agile Transformation in NAVITIME JAPAN iteration 2
navitimejapan
PRO
4
1.2k
変更障害率0%よりも「継続的な学習と実験」を価値とする 〜障害を「起こってはならないもの」としていた組織がDirtの実施に至るまで〜 / DevOps Transformation in NAVITIME JAPAN
navitimejapan
PRO
7
4.8k
こうしてふりかえりは終わってしまった / A Demise of a retrospective
navitimejapan
PRO
44
27k
もーひとつの時間がない症候群 / Yet Another SOT Syndrome
navitimejapan
PRO
1
2.1k
シーズン2〜スクラムチームのバトンを渡す〜 / Season 2 -pass the button of a scrum team-
navitimejapan
PRO
2
2.9k
Other Decks in Business
See All in Business
mfs_product_development_recruit_july_2024
mortgagefss
0
290
株式会社STANDARD_会社紹介資料
std2017
0
130
クラスメソッド_会社紹介資料_202407 / introduction to classmethod for engineers
classmethod_jinji
1
1.3k
Artopeer会社紹介資料
dazyk
0
300
unnameカルチャーブック 2024.07.04 update
unnameinc
1
5.3k
(6枚)社会人に最適な超効率的な練習のやり方「分解統合練習」徹底解説
nyattx
PRO
3
190
VISASQ: ABOUT US
eikohashiba
14
440k
Rでコンジョイント分析 2024年版
bob3bob3
0
300
キャッチアップ会社紹介
catchup
2
46k
ブレイン・ラボ‐会社説明資料
blhr_nktk
0
18k
(5枚)センスメイキング理論を図解で表現してみた
nyattx
PRO
2
110
(3枚)人材価値を測る5つのスキルと欠落的欠点とは?
nyattx
PRO
2
230
Featured
See All Featured
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
79
5.5k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
39
47k
Writing Fast Ruby
sferik
623
60k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
121
18k
Building Effective Engineering Teams - LeadDev
addyosmani
47
2.2k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
78
4.9k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
24
3.2k
Speed Design
sergeychernyshev
9
270
Designing for humans not robots
tammielis
247
25k
Atom: Resistance is Futile
akmur
261
25k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
71
8.8k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
228
16k
Transcript
©NAVITIME JAPAN 大事なことにフォーカスしよう Measure What Matters 株式会社ナビタイムジャパン 開発部部長 兼 ACTS(研究開発)ルートグループ責任者
小田中 育生
©NAVITIME JAPAN Agenda • どんな本なの? • OKRとCFR • ケーススタディ
©NAVITIME JAPAN どんな本なの?
©NAVITIME JAPAN 目指すべき目標と、その達成状況を 示す主要な結果であるOKRと OKRを組織の隅々にまで浸透させる ためのCFRを軸に展開 それぞれの項目で ケーススタディが豊富に紹介 読み終わることには OKRやりたくなっている
©NAVITIME JAPAN OKRとCFR
©NAVITIME JAPAN OKR Objective (目標) Key Results(主要な結果)
©NAVITIME JAPAN OKRの威力 1. 優先事項にフォーカスし、コミットする 2. アラインメントと連携がチームワークを生む 3. 進捗をトラッキングし、責任を明確にする 4.
驚異的成果に向けてストレッチする
©NAVITIME JAPAN OKRの一例(架空のアメフトチームの場合) O: オーナーのために利益を稼ぐ KR: スーパーボウルで優勝 本拠地での試合の座席販売率90%以上
©NAVITIME JAPAN OKRは連動する O: オーナーのために利益を稼ぐ KR: スーパーボウルで優勝 本拠地での試合の座席販売率90%以上 O: スーパーボウルで優勝
KR: 1試合あたりパス攻撃の合計が300ヤード以上 1試合あたり17ポイント以下しか得点を与えない O: 本拠地での試合の座席販売率90%以上 KR: チームのブランディングを改善する メディアへの露出を増やす
©NAVITIME JAPAN よいOKR O: オーナーのために利益を稼ぐ KR: スーパーボウルで優勝 本拠地での試合の座席販売率90%以上 O: スーパーボウルで優勝
KR: 1試合あたりパス攻撃の合計が300ヤード以上 1試合あたり17ポイント以下しか得点を与えない O: 本拠地での試合の座席販売率90%以上 KR: チームのブランディングを改善する メディアへの露出を増やす 測定可能で具体的
©NAVITIME JAPAN 悪いOKR O: オーナーのために利益を稼ぐ KR: スーパーボウルで優勝 本拠地での試合の座席販売率90%以上 O: スーパーボウルで優勝
KR: 1試合あたりパス攻撃の合計が300ヤード以上 1試合あたり17ポイント以下しか得点を与えない O: 本拠地での試合の座席販売率90%以上 KR: チームのブランディングを改善する メディアへの露出を増やす 測定不可能で曖昧 モチベーションが 上がらない目標
©NAVITIME JAPAN CFR Conversation (対話) Feedback (フィードバック) Recognition (承認)
©NAVITIME JAPAN なぜCFRか 高頻度な対話で重要な問いと向き合い 具体的なフィードバックで 客観的な視点から改善のヒントをもらい ! 成果を承認されることで エンゲージメントが高まる ♡
©NAVITIME JAPAN OKRとCFR O: xxx KR: yyy チームのOKR O: xxx
KR: yyy O: xxx KR: yyy O: xxx KR: yyy メンバーのOKR
©NAVITIME JAPAN OKRとCFR O: xxx KR: yyy チームのOKR O: xxx
KR: yyy O: xxx KR: yyy O: xxx KR: yyy メンバーのOKR 対話ベースで 高頻度に アラインメント
©NAVITIME JAPAN ケーススタディ
©NAVITIME JAPAN グーグルクローム 2008年, ロールアウトの年
©NAVITIME JAPAN グーグルクローム O: ウェブアプリケーションのための、 次世代のクライアント・プラットフォームを開発する KR: クロームの7日間のアクティブユーザー数を2,000万人 にする
©NAVITIME JAPAN クロームの7日間のアクティブユーザー数を2,000万人にする JavaScriptを10倍高速化する Key Results
©NAVITIME JAPAN クロームの7日間のアクティブユーザー数を2,000万人にする JavaScriptを10倍高速化する Key Results JavaScriptを20倍高速化した Actual Results
©NAVITIME JAPAN クロームはどうなった? 1. 2008年の時点では未達 2. 2009年には5,000万人に設定、これも未達 3. 2010年には1億1,100万人に設定、達成
©NAVITIME JAPAN なぜうまくいったのか 1. 「アクティブユーザー」という最上位の目標 と下部の目標が連携していた 2. 野心的な目標が測定可能で手の届くものにブ レイクダウンされた 3.
未達となったときに、達成に向けて足りない 部分を徹底的に分析した
©NAVITIME JAPAN まとめ
©NAVITIME JAPAN • 最近よく聞く”OKR”の効果的な活用方法をケーススタ ディを通して学ぶことができる • “OKR”を組織に浸透させるための”CFR”についても知る ことができる おまけ •
巻末の付録でGoogleがどう活用しているのか詳細に説 明されていてこれがとても良い
©NAVITIME JAPAN THANKS!!