$30 off During Our Annual Pro Sale. View Details »
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
スクラムのレビューで大事にしてること
Search
neno
February 22, 2017
Technology
0
550
スクラムのレビューで大事にしてること
2017/2/22 アジャイル開発とスクラム MeetUp 2017/02 でスクラムでのレビューについて話した
neno
February 22, 2017
Tweet
Share
More Decks by neno
See All by neno
セルフマネジメントできないとか(笑)
nenono
0
940
最高に怠惰な技術書との向き合い方、または私は如何にして積ん読の山を築いたか
nenono
1
560
私がわかっているスクラムとわからないスクラム
nenono
0
750
'N'O MUSIC 'N'O 'L'IFE - HOW TO 'L'ISTE'N' TO JAZZ
nenono
0
860
Other Decks in Technology
See All in Technology
文字列の並び順 / Unicode Collation
tmtms
3
570
CARTAのAI CoE が挑む「事業を進化させる AI エンジニアリング」 / carta ai coe evolution business ai engineering
carta_engineering
0
720
新 Security HubがついにGA!仕組みや料金を深堀り #AWSreInvent #regrowth / AWS Security Hub Advanced GA
masahirokawahara
1
1.9k
評価駆動開発で不確実性を制御する - MLflow 3が支えるエージェント開発
databricksjapan
1
150
プロンプトやエージェントを自動的に作る方法
shibuiwilliam
0
1.1k
非CUDAの悲哀 〜Claude Code と挑んだ image to 3D “Hunyuan3D”を EVO-X2(Ryzen AI Max+395)で動作させるチャレンジ〜
hawkymisc
2
170
Challenging Hardware Contests with Zephyr and Lessons Learned
iotengineer22
0
190
Karate+Database RiderによるAPI自動テスト導入工数をCline+GitLab MCPを使って2割削減を目指す! / 20251206 Kazuki Takahashi
shift_evolve
PRO
1
720
RAG/Agent開発のアップデートまとめ
taka0709
0
170
モダンデータスタック (MDS) の話とデータ分析が起こすビジネス変革
sutotakeshi
0
470
SSO方式とJumpアカウント方式の比較と設計方針
yuobayashi
7
620
「Managed Instances」と「durable functions」で広がるAWS Lambdaのユースケース
lamaglama39
0
310
Featured
See All Featured
Unsuck your backbone
ammeep
671
58k
RailsConf 2023
tenderlove
30
1.3k
Navigating Team Friction
lara
191
16k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
132
19k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
55
3.1k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
58
6.2k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
76
5.2k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
51
51k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
508
140k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
16
1.8k
Connecting the Dots Between Site Speed, User Experience & Your Business [WebExpo 2025]
tammyeverts
10
720
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
432
66k
Transcript
スクラムのレビューで 大事にしてること アジャイル開発とスクラム MEETUP 2017/02 2017-02-22 NENO
はじめに
誰? twitter: @neno_n0 なごやか2年生 C# とか書くプログラマーです
今日話すこと スクラムのスプリントレビューのこと
コンテキスト
スクラムってなんだっ け ソフトウェアをアジャイル開発するときのフレームワ ークで 「スプリント」が期間の区切り、単位になってて スプリントのはじめに「プランニング」して おわりに「レビュー」と「レトロスペクティブ」して それをくりかえす、みたいなやつ
私たちがやってるスク ラムの事情 少人数チーム(3、4人) PO(プロダクトオーナー)は社内メンバー お客さんと話とかする役(窓口) プロダクトに責任を持つ スプリント期間は一週間以下(たいてい一日) やってること自体は一週間でも三日でも一日でもか わらないとは思う
スクラムの「スプリン トレビュー」って? スプリントの終わりにやる 「スプリントレビューとは、スプリントの終わりにイ ンクリメントの検査と、必要であればプロダクトバッ クログの適応を行うものである。」by スクラムガイド 今回のスプリントでできたもの、できなかったものを 見る 次に何が必要か話す
私たちの場合 POがメインのレビュアー(見るひと) メンバーの代表者一名がレビュイーとして発表、デモ する 持ち回りとか、サイコロとか、1スプリントで全員 それぞれ別々にレビュイーしたり、色々 発表者以外はレビュアーとして参加
スプリントレビューで 得たい効果 リリースできるか(あるいはリリースできないこと)を 判断する 要求とのズレやバグを見つける 開発チーム内の情報共有 どんなものを作ったり、アウトプットしたのか 課題や懸念事項はなにか 次にどっちに進めばいいのか共有する
私が大事にしてること
私が大事にしてること 動いている本物の成果物を見せる 顧客にとってどうなのかわかるようにする インクリメントやアウトプットのぜんぶを見せる 懸念や不安を隠さない それでも短時間で見せる
動いている本物の成果 物を見せる 本番に近い環境で動作しているものを、実際のユーザ ーが触るときと同じように プロダクトの使用感がわかることが大事 実体験: 「エミュレーターなら正常動作するけど実 際の環境では動かない」バグ発生 ドキュメントでも、実際のユーザーが読むときと同じ ように読む
こういう気持ちのときに、こんな風に触れば、こう使 えて嬉しい(given, when, then)
顧客にとってどうなの かわかるようにする 1 「それって要するにどういうこと?」という疑問を出 さない ゴールへの道筋や、今どこにいるのかを示す 「ゴールにたどりつけるならどうやったっていい」と いう意識 How(どうやったか)よりWhy(動機付け、何故それに お金を払いたいか)が大事
開発チームはWhyがわかれば一番いいHowを選べる 「結果としてWhyに応えられたのか?」を説明し、 評価してもらう
顧客にとってどうなの かわかるようにする 2 「設計した」「実装した」「テストした」ではウォー ターフォールと同じ 開発チーム内だけで閉じた成果しか出せてない = 何も 完成していない End
to Endで完成させたものを見せてこそ、大きな フィードバックが得られる 「設計書作ったの?へー、そうなんだ。それで?う まくいってるの?いってないの?」 スプリントレビューだけでなく、仕事の進め方の問題 半端な状態のものを積み残しにしない
インクリメントやアウ トプットのぜんぶを見 せる できたもの、できなかったものの全部を共有する 作ったもの、外からの調査依頼への回答、調べたもの 開発メンバー全員が次にどの仕事もできるように あとから「あれってどうなったんだっけ?」とならな いように
懸念や不安を隠さない 「ここの実装あやしいな…」 「謎の動作をすることがあるけど再現率低いから…」 そういうところは大抵あとで重大なバグになる 「完璧です!」と隠されると誰も責任をとれない
それでも短時間で見せ る 無駄な詳細を削ぎおとす どうでもいい話は要らない スプリントレビューで延々と実装の詳細を見せなき ゃいけないなら、そもそも完成したと言えない なんのためにレビューするのか、費用対効果を考える リリースできるかを判断する 短時間で要求とのズレやバグを見つける 次にどっちに進めばいいのか共有する
まとめ
まとめ 動いている本物の成果物を見せる 顧客にとってどうなのかわかるようにする インクリメントやアウトプットのぜんぶを見せる 懸念や不安を隠さない それでも短時間で見せる おわり。