Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
エムスリーの機械学習チームビルディングの考え方
Search
Sponsored
·
Your Podcast. Everywhere. Effortlessly.
Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
→
nishiba
March 28, 2019
Technology
13
7.5k
エムスリーの機械学習チームビルディングの考え方
nishiba
March 28, 2019
Tweet
Share
More Decks by nishiba
See All by nishiba
ジョブ理論: 顧客の「進歩」から発想する イノベーション設計の実践
nishiba
1
600
gokartを作った話
nishiba
2
8.7k
m3 ai team
nishiba
38
51k
Graph Convolutional Networksを使った 推薦システム
nishiba
6
8.6k
機械学習関連の開発を 効率化した話
nishiba
7
5.6k
Graphの推薦システムへの応用
nishiba
6
9k
AI・機械学習チームにおけるデータパイプライン構築
nishiba
8
27k
エムスリーにおける 機械学習活用事例と開発の効率化
nishiba
3
6.8k
医療用語に注目した文書の類似度計算
nishiba
6
5.1k
Other Decks in Technology
See All in Technology
チームメンバー迷わないIaC設計
hayama17
5
3.8k
トップマネジメントとコンピテンシーから考えるエンジニアリングマネジメント
zigorou
3
540
プロジェクトマネジメントをチームに宿す -ゼロからはじめるチームプロジェクトマネジメントは活動1年未満のチームの教科書です- / 20260304 Shigeki Morizane
shift_evolve
PRO
1
110
Contract One Engineering Unit 紹介資料
sansan33
PRO
0
14k
Digitization部 紹介資料
sansan33
PRO
1
7k
GitLab Duo Agent Platform + Local LLMサービングで幸せになりたい
jyoshise
0
110
Agentic Software Modernization - Back to the Roots (Zürich Agentic Coding and Architectures, März 2026)
feststelltaste
1
170
Kaggleの経験が実務にどう活きているか / kaggle_findy
sansan_randd
4
750
生成AI活用によるPRレビュー改善の歩み
lycorptech_jp
PRO
5
2k
Introduction to Sansan Meishi Maker Development Engineer
sansan33
PRO
0
360
製造業ドメインにおける LLMプロダクト構築: 複雑な文脈へのアプローチ
caddi_eng
1
450
DX Improvement at Scale
ntk1000
2
290
Featured
See All Featured
Design in an AI World
tapps
0
160
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
49
9.9k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
31
6.6k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
34
2.6k
16th Malabo Montpellier Forum Presentation
akademiya2063
PRO
0
63
Have SEOs Ruined the Internet? - User Awareness of SEO in 2025
akashhashmi
0
280
Believing is Seeing
oripsolob
1
72
Lightning talk: Run Django tests with GitHub Actions
sabderemane
0
140
The browser strikes back
jonoalderson
0
760
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
24
4k
Everyday Curiosity
cassininazir
0
150
Writing Fast Ruby
sferik
630
63k
Transcript
エムスリーの機械学習チームビルディングの考え方 チームリーダー 西場正浩 @m_nishiba 2019年3月28日 Version 0.4
はじめに • この資料は2019年3月28日時点で私個人が考えたことです。 • チームビルディング真っ只中なので明日、言っていることは変わるかも。 • 最新情報は@m_nishibaをチェック!! 2
次の”はじめに” • エムスリーのAIチームは、ML Engのチームではありません。 ◦ Data Eng, Software Eng, PdM,
EM, ML Engが所属します。 ◦ 明確な役割分担ではなく、濃淡が違うイメージ。Data & ML Engとか。 • とは言っても... ML Engの仕事は? ◦ 企画(売り込み?) ◦ データ取得周りの整備 ◦ MLパイプラインの整備 ◦ データ取得から予測結果出力までの処理をDockerイメージ化 ◦ EngQA, CIの整備などなど。 ◦ 基本はエンジニア ◦ (もちろん他のEngもやっています。) 3
目指すチーム • 強い仲間 × 価値が大きいプロダクト ◦ 年間◦十億円規模の利益貢献を目指す。 • 今日話すこと •
チームの初期と中期においての戦略 ◦ 強い仲間 ▪ ”強い”とは?集め方は? ◦ 価値の大きいプロダクト ▪ 最初のプロダクトは?将来目指す姿は? 4
強い仲間 5
強い仲間 • 集めたいポジション ◦ ML Eng、Data Eng、Software Eng、PdM、EM ◦ 全方向集めたい!
⇒ 価値の高いプロダクトを作るために必要。 • 強いって何? ◦ 高い専門性と広い周辺知識 ◦ エンジニアリング力 ◦ 実現力 ◦ オーナーシップ! 6
強い仲間を集める! 1人 ⇒ 3人から5人 • 1人(私、ML Eng)からスタート ◦ DataEngが必要!! ◦
チーム立ち上げと同時(or 前)に探し始めた。 ◦ (Data Engは運良く良い人に巡り会えた) • 強い人が”無名チーム”に入る理由は? 普通はないでしょ。 ◦ ⇒ だから戦略が必要。 7
強い人に3人目、4人目として入ってほしい! • (仮説)強い人が働きたい環境とは? ◦ 強い人がいる。 ◦ 強い人の密度が高い。 ◦ スキルアップ・キャリアアップにつながる。 ◦
価値のあるプロダクトを作れる(後半で話す)。 • つまり ◦ 自分が強くなる必要がある! ◦ 強い人を集めていることを伝える必要がある! 8
実際に行ったこと • 自分が強くなる必要がある! ◦ 仕事で結果出す! ◦ 外部へ向けて情報発信する。 ▪ 業務で作ったプロダクト・アルゴリズム ▪
論文輪読会で発表。読んだ内容のメモを公開 ▪ OSS化(gokart, redshells) (すごく整備中。。。) ◦ 真剣に候補者のスキルアップ・キャリアップについて考える!! • 結果 ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ◦ ほんとに嬉しい!楽しい!! ◦ (すごく優秀なので登壇依頼してあげてください!!年12回!!!) 9
強い仲間を集める! 5人 ⇒ 15人 • さらに仲間を集める ◦ 強い人の密度を更に高める。 ◦ チームとして強くなる。
◦ 価値のあるプロダクトを作る(後半で話す)。 • 大人数が必要なプロダクトとは(後半で話す)? ◦ ◦ 1人ひとりが相互に依存するプロダクト開発をしている ◦ ✗ 1人ひとりが独立的に小規模なプロダクト開発をしている 10
価値が大きいプロダクト 11
価値が大きいプロダクト • 企画して開発して育てる。 ◦ 普通のことが難しい。 • 実行できない理由例 ◦ 課題設定ができない、なんとなくAI使いたい ◦
データが取得できない、データ基盤が整っていない ◦ そもそもデータがない ◦ プロダクションに乗せられない ◦ モデルの精度がでない 12
最初のプロジェクトの選び方 • 既存サービスでRule-basedなものをMLに置き換える。 • 他社でうまくいっているMLの分野を選ぶ。 • 成功確率が高く工数も少ない。 Data Rule based
algorithm DB Service ML algorithm 13
2つ目以降のプロジェクトの選び方 • 成功確率を上げる ◦ 技術的に近いもの ◦ 2’ではなく2 ◦ 小さく始める •
ROIを上げる ◦ 同じ仕組みを使えるもの ◦ 互いに相乗効果があるもの 1 2 3 4 5 2’ 14
小さく始める • (仮)カルテと問診(質問が自動化されている)から自動診断したい ◦ リスクが多く成功確率が低い。工数がかかる。 • 小さく始める ◦ (例)QAサイトの改善から始める。技術を貯める。 ▪
新規のQuestionに対して • 過去のAnswerを関連付ける • 他のQuestionと差分を把握する(条件等) • 良いQuestionをするための補助を行なう • ・・・・ ⇒ 問診の自動化につながる 15
相乗効果を生み出す • 他のプロジェクトを改善するようなリッチなデータが取得できる ◦ implicit dataを使った推薦システムを強化するようなexplicit dataが取得でき る。 • 他のプロジェクトの特徴量として活用できる(埋め込み表現など)
◦ ユーザーやコンテンツの特徴量化の高度化を行なう。推薦システムや関連コ ンテンツ探索などに応用可能。 • 他のプロジェクトでも技術(コード)がそのまま使える。 ◦ モジュール化。次のプロジェクトの工数が大幅に削減できる。 16
feedback(強) ・検索キーワード ・アンケート feedback(中) ・関連記事一覧 feedback(弱) ・アクセスログ Gauss (item, tag,
score) Maxwell (user, tag, score) Archimedes (推薦システム) 各サービス分析 サービスの パーソナライズ プロジェクト Isaacs ・EntityLinking ・一覧ページ Knuth ・検索エンジン ・パーソナライズ • 全体を一つのプロダクトだと考え成長させる。 Feynman ・クローラー ・コンテンツ作成支援 17
コラム 18
コラム1: チームビルディングに必要な要素 • 協力してくれる人事 ◦ 採用力のある人事担当者が必要 ◦ AIチームの2人目のData Engは人事が見つけて来てくれた。 ◦
(今日もイベントに来てくれています) • 収益を上げる ◦ 人数を増やすことに対する説明責任 ◦ 収益を上げられると説明がしやすい 19
コラム2: ストレッチ目標 • ストレッチ目標が好きです。 • 成功確率が50%くらいに設定 • 達成することにコミットは必要 • 思考をストレッチしてほしい。
• 今までやり方ではなく新しいチャレン ジをしてほしい • もちろん私も支援する • (私にとってもストレッチ) • 評価は達成率ではなく長期的観点 で行なう 20
コラム3: 1on1で「不満は?」は聞かない • 前提: 成長や目標達成のサポートをするために1on1をしている。 ◦ 成長のサポートで効果の高いものに取り組みたい。 ▪ 例: Aの方が大事
• A: +10 ⇒ +20 • B: -10 ⇒ 0 ◦ 「不満は?」と定型文で聞くと「不満」を探すようになりそう ▪ 例: 効果が低すぎるものが出てきそう • C: -0.1 ⇒ 0 • メンバーが「リーダーになりたい!」と思えるリーダーになりたい! ◦ チームやメンバーの成長をドライブすることに専念したい。 ◦ 雑用係にはならない。(もちろんメンバーも雑用係でない) 21
コラム4: 良いプロダクトを考えるために • PdMの勉強中 22
コラム4: オンボーディング Under Construction... 23
質問受付 24
Twitterでもらった質問に答えます。 m_nishibaにメンションください〜 25