社内の学びの場・コミュニティ形成とエンジニア同士のリレーションシップ構築/devreljapan2024

「社内の学びの場・コミュニティ形成とエンジニア同士のリレーションシップ構築」というタイトルで発表します #devreljp
DevRel/Japan CONFERENCE 2024での発表スライドです

https://devrel.tokyo/japan-2024/

Parkトラック でのセッション
https://devrel.tokyo/japan-2024/sessions/6be36ea9-9d61-4d13-ad91-b1cf430527d3/

Transcript

1. 2024/9/14 日本経済新聞社　西馬 一郎 社内の学びの場・コミュニティ形成と エンジニア同士のリレーションシップ構築 DevRel/Japan CONFERENCE 2024
2. ハッシュタグ #devreljp 1. DevRelを参考にする理由 2. DevRelと自社の課題 3. 日経のエンジニア組織と開発内製化の背景 4. 内で繋がり、外でも繋がる 5. エンジニアの繋がり、成長を支える仕組み 6. 自らを磨く 7. まとめ 目次 2 スライドURL
3. ハッシュタグ #devreljp 自己紹介　西馬 一郎（西から来た馬ヅラの男） 3 • エンジニア採用、技術広報 面談は年間で最大150回 • 日経電子版に関わる • 今年の目標は登壇12回 • コミュニティ活動が好き #devreljp（194回参加） • 銭湯サウナが大好き　兵庫県出身 @beppu01
4. ハッシュタグ #devreljp 1. きょうの DevRel/Japan CONFERENCE 2024 開催に感謝 2. 会場スポンサーはじめスポンサー各社様に感謝 3. 参加いただいた皆様に感謝 感謝の気持ち 4
5. ハッシュタグ #devreljp エンジニア組織において、エンジニア同士の関係強化や 個人の学び、組織活性のためDeveloper Relations（以下 DevRel）の考え方を参考にできる きょう20分のセッションでお伝えしたいこと 5
6. ハッシュタグ #devreljp • 新聞社である日本経済新聞社においてなぜ今DevRelなのか？ • 開発者向けプロダクトを持っているの？ • 開発者・エンジニアとの関係を構築・強化して嬉しいことは？ そもそも 6
7. ハッシュタグ #devreljp • Developer Relations（DevRel） ◦ 自社と開発者の間で継続的かつ良好な関係を築くマーケティン グ手法 • 開発者コミュニティ・マーケティング・採用・教育・オープンソース等 そもそもDevRelの定義と範囲 7
8. ハッシュタグ #devreljp 1. 内との関係性 a. エンジニア組織におけるサイロ化の課題 b. エンジニア同士の繋がりが薄い 2. 外との関係性　（DevRel/Japan CONFERENCE 2023 で発表） a. エンジニア採用の課題で、自社の認知度が低い b. サービス名は知っているが、日経に エンジニア組織があることが知られていない 3. エンジニアとの関わりの範囲は社外と社内 DevRelの考え方を参考に、内外で関係強化したい 8
9. ハッシュタグ #devreljp 1. サイロ化 2. コロナ禍による在宅勤務の普及、偶発的な出会いが少なくなる 3. 事業部単位で専門性が進む これらの課題解決のためエンジニア同士の関係強化の手法である DevRelを活かせるのではないか エンジニア組織内の課題 9
10. ハッシュタグ #devreljp 1. 一歩踏み出す勇気 2. 何かしら行動を起こすヒント 3. 何か1つでもお持ち帰りくださいますと幸いです ワタシのきょうのセッションで 10
11. ハッシュタグ #devreljp 1. DevRelを参考にする理由 2. DevRelと自社の課題 3. 日経のエンジニア組織と開発内製化の背景 4. 内で繋がり、外でも繋がる 5. エンジニアの繋がり、成長を支える仕組み 6. 自らを磨く 7. まとめ 目次 11 スライドURL
12. ハッシュタグ #devreljp 1. デジタル化(日経電子版 2010年創刊)を契機に事業・組織拡大 2. サービス開発の内製化 開発スピード向上、お客様への価値提供 3. エンジニア組織の拡大 a. 事業拡大と開発力強化 b. エンジニア約100人 c. ソフトウエアエンジニア、データサイエンティスト、デザイナー 多様な職種 背景　日経のエンジニア組織 12
13. ハッシュタグ #devreljp デジタル化を推進 13 1. 日経電子版サービス強化 2. 内製開発は2012年頃から 3. 2023年12月、有料購読数 100万突破 内製化 クラウド活用 エンジニア採用強化
14. ハッシュタグ #devreljp ・ 日経電子版 ・ Nikkei Prime ・ Nikkei Asia ・ 日経転職版 日経のプロダクト（例） ・ 法人向け日経電子版 (PRO, FOR OFFICE) ・ 日経テレコン ・ 日経NEEDS ・ 日経バリューサーチ ・ 日経リスク＆コンプライアンス ・ NIKKEI The KNOWLEDGE ・ 日経COMPASS ・ 日経スマートクリップ BtoC 14 BtoB ・ 日経ID （認証基盤、課金決済） ・ 共通アプリケーション基盤（Vessel） 内部向け ・ データ分析基盤(Atlas) 他サービス ・ 日経マガジン ・ 日経リスキリング ・ 日経オフィスパス 共通基盤・サービス
15. ハッシュタグ #devreljp 社是 15 バリュー/パーパス/ミッション Value 独立 / クオリティー / 先進性 / 多様性 Purpose 考え、伝える。より自由で豊かな世界のために。 Mission 質の高い報道とサービスで 読者・顧客の判断を助け 世界で最も公正で信頼されるメディアになる 中正公平、 わが国民生活の基礎たる経済の 平和的民主的発展を期す
16. ハッシュタグ #devreljp 1. 隣の(別の)プロダクトの動きがわからない 2. 隣の事業部門、チームの状況・動きがわからない 3. たまたま座った席の隣の人のことを良く知らない 4. チームメンバーは知っているがそれ以外の人のことは分からない 5. 同じような技術を扱っているがチームが違うと相談しづらい 6. Slackのアイコンは知っているが実際に会っても、その人と認識で きない （コロナ禍を経て）こういうことありませんか 16
17. ハッシュタグ #devreljp チーム単位、事業部門単位でのサイロ化（例） 規模の拡大と共に横の交流がなくなってきた 17 事業 部A 事業 部B 事業 部C コーポレー ト部門 バックエンドエンジニア クラウドエンジニア フロントエンジニア デザイナー
18. ハッシュタグ #devreljp 1. SREチーム 2. セキュリティチーム 3. Platform Engineering 4. 技術スタックの理解、暗黙知の解消 5. 組織のオンボーディング 横断的な動きが求められるチームや取り組み 18
19. ハッシュタグ #devreljp 1. マルチプロダクト 2. 事業部門間、チーム間の繋がり 3. 同じ職種の繋がり 4. 同じ技術領域の繋がり 横の繋がりを意識、社内リレーションの必要性 19
20. ハッシュタグ #devreljp 1. コロナ禍で下火になった対面の社内勉強会イベント 2. ニーズがないのではないか（オンラインで十分では） 3. わざわざそのために集まってもらうまでも無いのではないか 自分でも自信がなかった リアルの社内勉強会の開催、実際には不安があった 20
21. ハッシュタグ #devreljp 1. 参加者からもらうフィードバック、感想 2. 社内勉強会イベント 3. ミートアップ コロナ禍を経て、実際にリアルイベントを企画してやってみて、 より重要なものに感じた 社内の学びの場、切磋琢磨の場として有用 やってみて分かった社内の関係構築 21
22. ハッシュタグ #devreljp 1. DevRelを参考にする理由 2. DevRelと自社の課題 3. 日経のエンジニア組織と開発内製化の背景 4. 内で繋がり、外でも繋がる 5. エンジニアの繋がり、成長を支える仕組み 6. 自らを磨く 7. まとめ 目次 22 スライドURL
23. ハッシュタグ #devreljp Day1の基調講演　 DevRelで理解・共感・行動の連鎖を起こすには？ 誰に伝えるか、何 を伝えるかと向き合うマーケティングアプローチのススメ　 小島 英揮氏@Still Day One合同会社 DevRel/Japan CONFERENCE 2023に参加した方？ 23
24. ハッシュタグ #devreljp 内で繋がり、外でも繋がる 24 認知 興味 応募 選考 オファー 内定承諾 入社 オンボーディング 活躍 ロイヤリティ 外で繋がるDevRel 内で繋がるDevRel 採用ファネルから見ても、両方が大事
25. ハッシュタグ #devreljp 社内の学びの場づくりで内を繋ぐ（ファネル下部） 25 認知 興味 応募 選考 オファー 内定承諾 入社 オンボーディング 活躍 ロイヤリティ ・輪読会 ・社内勉強会 ・ミートアップ ・開発プレゼン会 ・社内カンファレンス ・新卒エンジニア研修 ・技術顧問と1on1 ・CTFサークル ・クラウド研修 従業員体験の向上 DevRelの3Cを意識 Code Contents Community
26. ハッシュタグ #devreljp 1. エンジニア同士共通の関心事や課題感を共有して共に学ぶ 2. 刺激を受け自身のスキルアップ、同僚同士の相互理解を促す 3. 切磋琢磨 社内の学びの場づくり 26
27. ハッシュタグ #devreljp 1. 日経グループの8社で106名参加で実施 a. お互いの会社、メンバーを知る 横の繋がり b. スキルアップと相互理解の両輪 2. きっかけ a. re:Invent 2023 出張メンバーが参加したAWS GameDay b. 刺激を受けて社内で企画し、日経グループに拡張 3. 後続で日経グループ連携のコミュニティイベントも 社内コミュニティ事例：グループAWS GameDay 27
28. ハッシュタグ #devreljp 1. 日経社内の同じ職種に声かけで実施 a. お互いの部門、メンバーを知る b. スキルアップと相互理解の両輪 2. ミートアップ例 a. データサイエンスミートアップ b. デザイナーミートアップ c. 自然言語処理ミートアップ 3. きっかけの例　「他部門のデザイナーとの交流がない」 4. 立ち上げた後はコアメンバーによる自走化 社内コミュニティ事例：職種別ミートアップ 28
29. ハッシュタグ #devreljp 1. 社外の方とも意見交換 （技術勉強会 NIKKEI Tech Talk） a. KDDI/KAG b. AWS c. 東京ガス、北海道ガス 社内の学習コミュニティで「学ぶ組織」づくりを推進 社内コミュニティ事例：他社さま 29
30. ハッシュタグ #devreljp 社内・社外の関係構築　　施策や取り組み一覧 30 スキルアップ（社内） スキルアップ（社外） 技術コミュニティへ還元 社内勉強会・輪読会開発プレゼン会 国内外技術カンファレンス参加の出張 技術カンファレンス協賛 社内テックカンファレンス カンファレンス登壇推奨 技術書典への出展 技術顧問との1on1 FTとの交流やロンドン出張 クラウドのハンズオン研修、セキュリティ研 修 証券取引所見学会 技術ブログ執筆推奨 社内ミートアップ、TGIF 新卒エンジニア研修 CTFサークル 新聞用語勉強会
31. ハッシュタグ #devreljp 1. 自走化、背中を押す 2. Save The Date 3. フィードバック 4. 無理しない 社内コミュニティで学び　続けるコツ 31
32. ハッシュタグ #devreljp アウトプットが成長につながる好循環 継続的にアウトプットできる場作り 32 発信・執筆 登壇 社内外で 人と話す さらなる 学び フィードバック
33. ハッシュタグ #devreljp 1. DevRelを参考にする理由 2. DevRelと自社の課題 3. 日経のエンジニア組織と開発内製化の背景 4. 内で繋がり、外でも繋がる 5. エンジニアの繋がり、成長を支える仕組み 6. 自らを磨く 7. まとめ 目次 33 スライドURL
34. ハッシュタグ #devreljp 1. 内発的動機、自分のビジョン a. 自ら学びたい気持ち b. 一緒に学ぶ意欲 c. 新聞社、報道機関、メディア業界をテクノロジーで盛り上げたい 2. エンジニア組織のビジョン 社内のコミュニティ活動を支える原動力 34
35. ハッシュタグ #devreljp 日本経済新聞社のEngineering Vision 5つのキーワード 1. ジャーナリズムとの化学反応 2. 事業成長をドライブ 3. チャレンジを賞賛 4. 常に成長できる環境 5. 情報の透明性 約５０人を巻き込み議論、１年半かけて練り上げたビジョン エンジニア組織のビジョンづくり 35
36. ハッシュタグ #devreljp 1. DevRelを参考にした活動 2. サイロ化打破へ社内の繋がりを構築 3. 社内コミュニティで学び 4. 組織づくりで内部を磨く エンジニア組織において、エンジニア同士の関係強化やチーム・ 個人の学び、組織活性のためDevRelの考え方を参考にできる まとめ 36 スライドURL
37. ハッシュタグ #devreljp 1. 是非、コラボイベント・一緒に登壇しましょう 2. 過去の発表スライド（QRコード） 3. 共に学びましょう 4. X(Twitter)フォロー、お願いします お知らせ 37 @beppu01 西から来た馬づらの男
38. 2024/9/14 日本経済新聞社　西馬 一郎 社内の学びの場・コミュニティ形成と エンジニア同士のリレーションシップ構築 DevRel/Japan CONFERENCE 2024
39. ハッシュタグ #devreljp 39 Q＆Aタイム
40. 40 ありがとうございました