Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
キャッチアップ速度が速い #とは
Search
Ryuya Nakamura
October 22, 2023
Business
72
37k
キャッチアップ速度が速い #とは
2023年10月 LayerX全社朝会資料より
Ryuya Nakamura
October 22, 2023
Tweet
Share
More Decks by Ryuya Nakamura
See All by Ryuya Nakamura
フィードバックされやすい人になろう
nrryuya
22
15k
間違いが許されなくてもLLMが使えるユースケースとは @GenAI Playground Meetup #01
nrryuya
13
5.8k
20240725 LLMによるDXのビジョンと、今何からやるべきか @Azure OpenAI Service Dev Day
nrryuya
4
2.2k
「知的単純作業」を自動化する、地に足の着いた大規模言語モデル (LLM) の活用
nrryuya
9
12k
20240130 エンプラDXにおける2024年の生成AIトレンド予測 @生成AI新年会2024
nrryuya
2
2.1k
20240125 開発側・ビジネス側という壁を作らない LLMアプリ開発 @生成AI Conf
nrryuya
8
3.8k
抜擢されるには
nrryuya
19
13k
LLMアプリケーションの安定性を高めるための精度評価・改善
nrryuya
4
2.5k
20230425 PRIVACY TECH NIGHT #02 「統計化すれば安全」の罠 ──差分プライバシーの背景
nrryuya
0
830
Other Decks in Business
See All in Business
採用資料
daichihayashi
0
260
HERBEST_about service
beat
0
630
merpay-overview_en
mercari_inc
1
17k
Recruiting Deck_株式会社HACHI
hachi_hiring
1
530
la belle vie Inc. Company Introduction for Merchandiser
recruiting
0
2k
Arches 会社説明資料/ HR Deck
arches0501
0
7.5k
都営住宅建替え工事におけるDXの取組
tokyo_metropolitan_gov_digital_hr
0
360
merpay-Overview
mercari_inc
7
160k
エンジニア向けオープンワーク会社紹介資料 / company profile
openwork
1
17k
エムスリーキャリア エンジニア採用資料 / M3C Engineer Guide
m3c
1
86k
東京都ツキノワグマ目撃等情報マップ
tokyo_metropolitan_gov_digital_hr
0
270
STRACT, Inc. Company Deck
stract
0
1.1k
Featured
See All Featured
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
54
9.1k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
232
140k
Teambox: Starting and Learning
jrom
133
8.8k
Docker and Python
trallard
40
3.1k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
131
33k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
94
13k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
73
9.1k
The Invisible Side of Design
smashingmag
298
50k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
80
5k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
356
29k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
169
14k
Navigating Team Friction
lara
183
14k
Transcript
1 © LayerX Inc. LayerX Inc. キャッチアップ速度が速い #とは 2023/10/23 LayerX
事業部執行役員 中村龍矢 (@nrryuya_jp) (全社朝会資料より)
2 © LayerX Inc. 「キャッチアップが速い」って? 私と「キャッチアップ力」 • 自分はこれまで 「キャッチアップが速い」 とよく言われてきた
• たしかに、未熟ながら色々なことに「キャッチアップ」してきたかもしれない ◦ 職種: 営業、データ分析、開発、研究、マネージャー、事業責任者 ◦ 技術: 機械学習、分散システム、セキュリティ、プライバシー • が、実はキャッチアップ力自体にそんなに自信があるわけではない ◦ 「キャッチアップの秘訣は?」と聞かれても、ありきたりな回答しか思いつかない
3 © LayerX Inc. 「キャッチアップの秘訣」について考えた 「秘訣」をよく聞かれるので、捻り出した気づき 1. 何かを学ぶ、身につけるためには、色々なやり方がある ◦ 本を読む、人に聞く、先輩のやり方を真似する、怒られて反省する、etc.
2. キャッチアップ力に悩んでいる人は、学ぶための「やり方」の得意不得意が激しい 3. 自分はあまり好き嫌いがない (気がする)
4 © LayerX Inc. 学び方の四象限 反省型 • 振り返り、KPT 指導型 •
FBをもらう • 怒られること 観察型 • 見て真似する(盗む) 学問型 • 本を読む 自分の経験から学ぶ 他人の経験から学ぶ 他人の考えから学ぶ 自分で考えて学ぶ 学ぶためのやり方には色々ある (分類の仕方や名前は重要ではないが) → 何かにキャッチアップするには、この4つの型全てが大事なのではないか?
5 © LayerX Inc. 学び方の四象限: 具体例 自分の経験から学ぶ 他人の経験から学ぶ 他人の考え から学ぶ
自分で 考えて学ぶ エンジニアの場合 • 手を動かし、実験し、技術 の手触り感を掴む • 設計などは自分でウンウ ン悩んで初めて身につく • レビューやペアプロを通し て、良い方法を学ぶ • 人のコードから良い実装や 設計をパクる • 他の人の作業を見ながら、 思考回路を想像する • 技術の本質を理論的に理 解するには、学術文献が重 要 • 実装のデザインパターンな ども先人が整理してくれて いる
6 © LayerX Inc. 学び方の四象限: 具体例 自分の経験から学ぶ 他人の経験から学ぶ 他人の考え から学ぶ
自分で 考えて学ぶ 事業開発・経営の場合 • 責任者として意思決定を 繰り返して判断力が養わ れる • 緊張感ある場数を踏んで 交渉力を磨く • メンター・チームからフィー ドバックをもらい、自分の 思考やコミュニケーション の改善点に気づく • 他社事例を研究し、事業モ デル、市場特徴を理解する • 先人の失敗談から、自社の 課題を先取りする • 経営やマネジメントに関す る一般論を知り、観点や考 え方の引き出しを増やす
7 © LayerX Inc. 学び方の武器を豊富に • キャッチアップは、小さい学びの集合体 • そしてその一つ一つを学ぶために、適切なやり方はバラバラである ◦
よって、一つのやり方にこだわると、それ以外の効率が悪くなる • 学び方が多様だと、それぞれの学びが相互作用し、連鎖的に学びの速度が上がる (ような感覚) • 「自分はこういうタイプ」と決めつけない方が良い ◦ 例: 本を読むのが得意、自分で考えるのが好き、etc. ◦ 全部得意になろう
8 © LayerX Inc. 指 導 型 まとめ: 「キャッチアップ速度が速い」とは キャッチアップが速い人
キャッチアップが遅い人 → 何かが「遅い」のではなく、得意な学び方で学べることがサチっている 反 省 型 指 導 型 観 察 型 学 問 型 反 省 型 指 導 型 観 察 型 学 問 型 反 省 型 ・・・ 学 問 型 指 導 型 学 問 型 → 速いというより、「止まらない」