Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
インシデント発生時のSlack / we-fight-with-slack
Search
hideki kinjyo
PRO
July 08, 2019
Technology
1
3k
インシデント発生時のSlack / we-fight-with-slack
Tech-on MeetUp#07「OpsとDevの蜜月な関係」
https://techplay.jp/event/734673
「インシデント対応でSlackどう使おうか」という話をしました
hideki kinjyo
PRO
July 08, 2019
Tweet
Share
More Decks by hideki kinjyo
See All by hideki kinjyo
Composerが「依存解決」のためにどんな工夫をしているか #phpcon
o0h
PRO
1
410
Composerの依存解決 #phpstudy
o0h
PRO
0
120
「影響が少ない」を自分の目でみてみる
o0h
PRO
3
1.7k
PHPによる"非"構造化プログラミング入門 -本当に熱いスパゲティコードを求めて- #phperkaigi
o0h
PRO
0
1.6k
もう少しテストを書きたいんじゃ〜 #phpstudy
o0h
PRO
23
5.2k
『テスト書いた方が開発が早いじゃん』を解き明かす #phpcon_nagoya
o0h
PRO
10
3.9k
色んなオートローダーを覗き見る #phpcon_okinawa
o0h
PRO
5
690
ヒューマンエラーの本を読んだ ~報告会~
o0h
PRO
3
360
みんなでワイワイ「テスト駆動開発」の話をやる会 #techramen24conf
o0h
PRO
4
690
Other Decks in Technology
See All in Technology
Skrub: machine-learning with dataframes
gaelvaroquaux
0
120
オブザーバビリティが広げる AIOps の世界 / The World of AIOps Expanded by Observability
aoto
PRO
0
300
Grafana Meetup Japan Vol. 6
kaedemalu
1
200
機械学習を扱うプラットフォーム開発と運用事例
lycorptech_jp
PRO
0
160
AWS環境のリソース調査を Claude Code で効率化 / aws investigate with cc devio2025
masahirokawahara
2
1.3k
なぜスクラムはこうなったのか?歴史が教えてくれたこと/Shall we explore the roots of Scrum
sanogemaru
3
920
AIのグローバルトレンド2025 #scrummikawa / global ai trend
kyonmm
PRO
1
230
DDD集約とサービスコンテキスト境界との関係性
pandayumi
2
260
AI時代に非連続な成長を実現するエンジニアリング戦略
sansantech
PRO
3
1.1k
おやつは300円まで!の最適化を模索してみた
techtekt
PRO
0
270
Bye-Bye Query Spaghetti: Write Queries You'll Actually Understand Using Pipelined SQL Syntax
tobiaslampertlotum
0
130
生成AI時代のデータ基盤
shibuiwilliam
6
3.6k
Featured
See All Featured
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1032
460k
Faster Mobile Websites
deanohume
309
31k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
696
190k
How GitHub (no longer) Works
holman
315
140k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
271
21k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
81
5.4k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
162
15k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
790
250k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.5k
Building Applications with DynamoDB
mza
96
6.6k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
37
3.4k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
96
6.2k
Transcript
Slackによる インシデント対応 Tech-on MeetUp#07 Hideki Kinjyo twitter: @o0h_ / github:
o0h
ࣗݾհ • ίωώτגࣜձࣾ • αʔόʔαΠυΤϯδχΞ • ओʹCakePHPͳͲ
最近は監視をhogehogeしています 会社のブログ -> http://tech.connehito.com/archive/author/o0h
今⽇のお話: インシデント発⽣時の コミュニケーションを整える with Slack
(⽐較的⼩さなチームで) インシデント時の緊急対応、 どうしていますか?
我々のチームの規模感 αʔόʔαΠυ Σϒϑϩϯτ ϞόΠϧ Πϯϑϥ
我々のチームの規模感 αʔόʔαΠυ Σϒϑϩϯτ ϞόΠϧ Πϯϑϥ • めっちゃくちゃ少ない、って程でもないが • DevもOpsも⼊り混じってるよ〜くらいのサイズ
⼩さいチームの良い所/悪い所 • 良い所: • 知識量が分散しにくい • コミュニケーションがとりやすい • 悪い所: •
「仕組み化」が過剰コストになりがち
この状態で 「インシデント対応」 どうしていくか?
そもそもの話として・・・ • インシデントが発⽣したときって • いろんな判断⼒が求められたり • やったこと無いとムズい(怖い)し • テンパるし
怖くて孤独
チームの「良さ」を活かして 問題の「難しさ」に 対処したい!
⼩っちゃいからさ! • まだまだ整備(やマンパワー)が 追いついていない部分も多いが • 全員が互いの顔や職務を知っているくらいの 距離感にいるから • 「誰に任せる」「⾃分がやる」の綱引きを スムーズにやりやすいよう整えれば勝てる!
武器:コミュニケーション
Slackでザクザク対応していく
いざという時のための 「Slackどう使う?」の ふわっとガイドライン
コネヒトでの流れ 1. 障害検知 => アラートに気づいた誰かが投げる 2. Slack上にテンポラリな「対応専⽤チャンネル」作成 => インシデントごとの使い捨て 3.
調査 => その時に⼿を動かせる⼈がいっぱい頑張る 4. ⼀次対応 => その場でできることをいっぱい頑張る 5. ポストモーテム
コネヒトでの流れ 1. 障害検知 => アラートに気づいた誰かが投げる 2. Slack上にテンポラリな「対応専⽤チャンネル」作成 => インシデントごとの使い捨て 3.
調査 => その時に⼿を動かせる⼈がいっぱい頑張る 4. ⼀次対応 => その場でできることをいっぱい頑張る 5. ポストモーテム
実際の例
なんでチャンネルを? • 「対応チーム」がないので 「騒ぎ⽴てるのをわかりやすくしたい」。 関係者全員の温度感を上げるのも必要 • (⼀次対応の完了後に) 恒久対応時に速やかに情報を整理したい &振り返り・検証材料 •
全てが完了したらチャンネルごとアーカイブ
チャンネルをどう使うか? • 開設後に即座に • エンジニア、ディレクターをinvite • 検知したエビデンス、いま分かっているこ とを貼り付ける • 対応可能な⼈の確認(リアクションを⾶ばす)
チャンネルをどう使うか? • 状況の進展に応じて • 役割分担(cf: ⼊⾨監視「インシデント管理」 (P48)) • 調査状況や判明した事実、仮説を随時投げ 込む
チャンネルをどう使うか? • ⼀次対応が完了したら • 「収束した」と判断した材料を共有、合意を取る • ポストモーテムに向けて • 根本原因の調査や報告の取りまとめを誰が&どう進める か?の確認
• すべての振り返りを完了させたらチャンネルのクローズ
作業フローの整備にあたって • 「インシデント対応⼼構え」の⾔語化、共有 • ユーザー被害の沈静化 >> 根本原因究明 • 事実と推測を切り分ける •
最悪の事態を想定する etc • 「実際の流れ」のシミュレーション、 メンバー全員による共有会の実施
まとめ!
おさらい 1. インシデント対応時に「重要なこと」「優先 順位」の明確化、認識の共通化をする 2. それらの⽬的に即した「情報流通のあり⽅」 のイメージを持つ 3. 事例を蓄積していく
細かく決めすぎない! • 「決めごと」は萎縮を招く • ⽬的意識だけ共有して、柔軟性を尊重 • 「(誰でも)気持ちよく動くには?」の プラクティスをまとめていくのが⼤事 • いつも対応してる⼈の”アルアル”観点
͓͖߹͍͍͖ͨͩ ͋Γ͕ͱ͏͍͟͝·ͨ͠ʂ