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AIに狂うスタートアップが、あえて「人との協働」に全振りした新卒エンジニア研修 / New G...

AIに狂うスタートアップが、あえて「人との協働」に全振りした新卒エンジニア研修 / New Graduate Engineer Training at a Startup Accelerating AI Adoption

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akira ohno

August 18, 2026

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  1. ⾃⼰紹介 ⼤野 英(おーのA) Akira Ohno 株式会社ログラス CTO室 新卒入社のキヤノンでスクラムに出会ってから、 自律的な組織での開発に魅了され、一念発起しスタートアップへ転職。 スタートアップ複数社ののち、前職のスタートアップではスクラムマスターとしてス

    クラムの導入を推進、その後、同社でEMを経てVPoE就任。 2024年10月に株式会社ログラス入社。 現在は新卒育成に従事。 CRR Global認定システムコーチ(ORSCC)/ 8月1日に青山学院大学のワークショップデザイナー育成プログラム修了。 趣味 :筋トレ・サウナ 10
  2. PBLとスクラムを導⼊しようと考えた経緯 Project Based Learningという選択肢―― むしろそれ以外の選択肢で「⼈の成⻑」に寄与する⼿段が分からなかった • 「アジャイルPBL祭 2025」私⾃⾝も参加したり、 楽天がPBLで研修をやってたことを知っていたり、 PBLが「なんか良い」ことだけは知っていた

    参考:楽天の新卒研修についての資料 2025年10月31日 早い段階でPBLの方向性には行き着いた • 検討開始当初〜年末頃まで、外部研修を検討したが ログラスが求める⽔準の学びを標準で提供できる会社を探せなかった • 結局、時間的制約から内製を軸に検討することになり、 私にできるのは、これまでのスクラムの経験から研修を提供することだけだった 14
  3. 批判的思考とAI ⽣成AIの利⽤によって⼈間の「批判的思考」が低下、認知的努⼒を怠るようになる傾向が マイクロソフトとカーネギーメロン⼤学の研究で⽰されていた "We find that GenAI tools reduce the

    perceived effort of critical thinking while also encouraging over-reliance on AI, with confidence in the tool often diminishing independent problem-solving." ”我々は、 生成 AIツールが批判的思考の認知的努力を減らす と同時に、 AIへの過剰依存を助長し、 ツールへの信頼がしばしば独立した 問題解決能力を低下させることを発見した ” 参考:The Impact of Generative AI on Critical Thinking: Self-Reported Reductions in Cognitive Effort and Confidence Effects From a Survey of Knowledge Workers AI時代だからこそ批判的思考を育む重要性は⾼まっている 35
  4. 40

  5. 新卒エンジニア研修内容の紹介 Phase1:10⽇間 / 開発基礎 インプット + チーム活動練習 ‧スクラム研修 ‧AI 研修

    ‧クラウド研修(AWS Jump Start) ‧Git 研修 ‧アジャイル研修 ‧ClaudeCode研修 ‧DDD研修 ‧ソフトウェア設計研修 ‧マインドセット(具体‧抽象) ‧QA‧ソフトウェアテスト研修 ‧データベース研修 DB基礎 ‧リレーショナルモデリング研修 ‧コンテナ研修 ‧WEB フロントエンド研修 ‧kubernetes研修 ‧observability研修 Phase2:25⽇間 / 開発実践 ログラスの⼀部機能 + α の開発 仮想課題の提⽰: 仮想顧客からの実証実験(PoC)の提案 + 各⽇ チームでの ⼩スプリント チームでの仮説設定 研修に対する アウトプット Minimum Viable Product開発 顧客価値を提供できる最⼩限開発 44
  6. 新卒エンジニア研修内容の紹介 Phase1:10⽇間 / 開発基礎 インプット + チーム活動練習 ‧スクラム研修 ‧AI 研修

    ‧クラウド研修(AWS Jump Start) ‧Git 研修 ‧アジャイル研修 ‧ClaudeCode研修 ‧DDD研修 ‧ソフトウェア設計研修 ‧マインドセット(具体‧抽象) ‧QA‧ソフトウェアテスト研修 ‧データベース研修 DB基礎 ‧リレーショナルモデリング研修 ‧コンテナ研修 ‧WEB フロントエンド研修 ‧kubernetes研修 ‧observability研修 Phase2:25⽇間 / 開発実践 ログラスの⼀部機能 + α の開発 仮想課題の提⽰: 仮想顧客からの実証実験(PoC)の提案 + 各⽇ チームでの ⼩スプリント チームでの仮説設定 研修に対する アウトプット Minimum Viable Product開発 顧客価値を提供できる最⼩限開発 45
  7. 新卒エンジニア研修内容の紹介 基礎技術⼒は、AIがあるからこそ「できなくても知っていれば良い」 「意識的有能」の状態まで引き上げない 学習の5段階 無意識的有能に 意識的有能 • 問いをAIに⽴てるために「知っている」 • AIに与えるコンテキストとして

    ログラスの「技術的観点」の抜け漏れに 気づくために「知っている」 • AIの回答を鵜呑みにしないために「知っている」 無意識的有能 意識的有能 意識的無能 ここを ⽬指す 無意識的無能 引⽤:NLP学び⽅ガイド 46
  8. 新卒エンジニア研修内容の紹介 Phase1:10⽇間 / 開発基礎 インプット + チーム活動練習 ‧スクラム研修 ‧AI 研修

    ‧クラウド研修(AWS Jump Start) ‧Git 研修 ‧アジャイル研修 ‧ClaudeCode研修 ‧DDD研修 ‧ソフトウェア設計研修 ‧マインドセット(具体‧抽象) ‧QA‧ソフトウェアテスト研修 ‧データベース研修 DB基礎 ‧リレーショナルモデリング研修 ‧コンテナ研修 ‧WEB フロントエンド研修 ‧kubernetes研修 ‧observability研修 Phase2:25⽇間 / 開発実践 ログラスの⼀部機能 + α の開発 仮想課題の提⽰: 仮想顧客からの実証実験(PoC)の提案 + 各⽇ チームでの ⼩スプリント チームでの仮説設定 研修に対する アウトプット Minimum Viable Product開発 顧客価値を提供できる最⼩限開発 47
  9. 新卒エンジニア研修内容の紹介 Phase1:10⽇間 / 開発基礎 インプット + チーム活動練習 ‧スクラム研修 ‧AI 研修

    ‧クラウド研修(AWS Jump Start) ‧Git 研修 ‧アジャイル研修 ‧ClaudeCode研修 ‧DDD研修 ‧ソフトウェア設計研修 ‧マインドセット(具体‧抽象) ‧QA‧ソフトウェアテスト研修 ‧データベース研修 DB基礎 ‧リレーショナルモデリング研修 ‧コンテナ研修 ‧WEB フロントエンド研修 ‧kubernetes研修 ‧observability研修 Phase2:25⽇間 / 開発実践 ログラスの⼀部機能 + α の開発 仮想課題の提⽰: 仮想顧客からの実証実験(PoC)の提案 + 各⽇ チームでの ⼩スプリント チームでの仮説設定 研修に対する アウトプット Minimum Viable Product開発 顧客価値を提供できる最⼩限開発 50
  10. 新卒エンジニア研修内容の紹介 仮想課題の提⽰ 仮想顧客 要望 仮想課題の提⽰: 仮想顧客からの実証実験(PoC)の提案 経営企画 部⻑ 鯨 太郎

    さん チームでの仮説設定 仮想アカウント マネージャー A社 顧客要望 の⽂書 Minimum Viable Product開発 顧客価値を提供できる最⼩限開発 実証実験の 企画提案 契約中 新卒チームA 新卒チームB ログラス 51
  11. 新卒エンジニア研修内容の紹介 課題ヒアリングの実施 弊社社員が演じる 仮想顧客 ヒアリング 仮想課題の提⽰: 仮想顧客からの実証実験(PoC)の提案 新卒チームA 経営企画 部⻑

    鯨 太郎 さん チームでの仮説設定 A社 Minimum Viable Product開発 顧客価値を提供できる最⼩限開発 契約中 新卒チームB ログラス 52
  12. 新卒エンジニア研修内容の紹介 チームごとに課題特定‧MVP設計 顧客課題特定 仮想課題の提⽰: 仮想顧客からの実証実験(PoC)の提案 MVP設計 新卒チームA 顧客課題特定 チームでの仮説設定 MVP設計

    新卒チームB リーン キャンバス ユーザー ストーリー マッピング Minimum Viable Product開発 顧客価値を提供できる最⼩限開発 ※ここで合わせて インセプションデッキ‧ワーキングアグリーメントも作成 53
  13. 新卒エンジニア研修内容の紹介 MVP開発 1週間x4サイクル 開発 仮想課題の提⽰: 仮想顧客からの実証実験(PoC)の提案 レビューで 社員が演じる 新卒チームA 仮想顧客

    チームでの仮説設定 Minimum Viable Product開発 顧客価値を提供できる最⼩限開発 レビューで 社員が演じる 新卒チームB 仮想顧客 54
  14. 新卒エンジニア研修内容の紹介 研修設計の肝:⾃分⾃⾝の能⼒や当たり前に気づき、 「批判的思考を磨く学び」を実現するための3段構えの体制を構築 デイリースクラム/ プランニングだけ 参加する チームサポーター スプリントを通して 新卒同⼠で 気づいてないことに

    気づきを与える プロセス チームが気づいてない 観点への気づきを与え るプロセス 計画 ふりかえり プロとしての 「判断基準」「技術視点」を 教える社内技術エキスパート 実⾏/議論 レビュー 社内のエンジニアの知⾒を 得て知識に磨きをかける プロセス 55
  15. 〜事例1:早い段階で対⽴が起きたチーム〜 関係性の課題そのものには介⼊せず、成⻑期待を率直に返した • 運営として待ったこと ◦ チーム内の不和には気づきながらもじっと我慢、 直接介⼊せず、⾃⼰解決に委ねた あまり気にしてない⼈ 2⼈を⾒て慌てる⼈ •

    イライラメンバー‧慌てメンバーから相談 ◦ ◦ ◦ • 話を聞かない‧遮る ⼈として合わないから限界 なぜこのチーム編成なのか、という前提に対する疑問 運営が伝えたこと ◦ ◦ ◦ 合わない⼈とやり切る能⼒こそ、本配属以降で必要になる 変えるのは相⼿ではなく、⾃分の振る舞い 研修という有限の期間だからこそ、 殴り合いでなければ、⾔い合ってよい 話通じなくてイライラする⼈ 淡々と仕事する⼈ 68
  16. 〜事例2:⽐較的良好な関係に⾒えたチーム〜 仲は良い。なのに、議論が終わらない 2スプリント経ったが‧‧‧ほとんど顧客の価値は無い状態 • スタンスを取れていない ◦ • 議論が収束せず、元の論点すら消える ◦ •

    抽象→具体のあと別の具体へ⾶び、議論⾃体が⾏⽅不明 顧客価値‧バックログの前提から直す必要がある ◦ • 配慮はできるが、⾃分の思いを強く出せない 2スプリント後も顧客価値になるものがほぼ無い 認識を揃えずに進もうとしたり、納得してなくてもとりあえず合わせる ◦ 「作りたい∕Fail Fast」と⾔いつつ認識を揃えずに進もうとしているように⾒えた 71
  17. 〜事例2:⽐較的良好な関係に⾒えたチーム〜 関係性の課題そのものには介⼊せず、成⻑期待を直接的に伝えた • 運営として待ったこと ◦ • チーム全体の場で伝えたこと ◦ ◦ ◦

    • 約2週間の停滞‧議論の紛糾は⾒守った 議論を放棄することと、Disagreeのまま進むことの違い ⾃分の意⾒を⽰さなければ、その場にいないことと同じ 無駄な意⾒なんて無く、正解はない、だから遠慮せずに出すことが⼤事 価値のあるプロダクトバックログの作り⽅を改めて伝える 個別1on1で伝えたこと(⾊々な⼈にそれぞれ ◦ ◦ ◦ 役割が無い中でのリーダーシップこそ本物のリーダーシップ 他者が議論についてこれないのは、⼈の思考プロセスが違うから 話している議論が異なる⽅向に⾏くなら、⾃分が戻せばよい 72
  18. 個々の新卒メンバーが発表した「学び」の紹介 頭の中に抱え込んでいるだけだから、衝突やズレが起きる • 研修初期 ◦ ◦ • 学⽣の頃の学びの分野が違う経験から、 他メンバーとの視点の違いを感じていた ⾃分の思考の整理

    & 解決策が思いついてから、 考えていることや思っていることを 話すようにしていた 研修中 ◦ ◦ ⾃分の違和感を頭の中に抱えているから 衝突が起こるという気づきを得た ⾃分の考えを場に出すという経験を 積み上げた 個⼈報告資料から抜粋 76
  19. チームを⽀援する運営の関わり⽅ AI時代だからこそ「⾃ら⼈を頼る判断」も磨いて欲しい だからこそ、運営は「育成する役割として気になる」を堪える • 要するに必要なタイミングを⾒定めて関わるコーチ/スクラムマスター的な関わり⽅ ◦ システムコーチング®やワークショップを実施することで新卒全体に対する働きかけで 「本気」にさせる ◦ 開発の進め⽅を教える⼈として関わり、

    プロダクトバックログの作成⽅法、スプリントバックログへのタスク分割⽅法などを教える ◦ 各チームの状況を遠⽬から俯瞰、ある程度はチームに任せつつ、 介⼊が必要な場合を⾒極めて介⼊する ◦ 各⼈を観測し、必要なタイミングで1on1で個⼈へ働きかけ 83
  20. チームを⽀援する運営の関わり⽅ 待つことは放置ではない―― その時間は、トラブルが「本⼈の⾔葉」になり、当事者に変わるまでの時間である • 限られた時間の中で「進まない状態」「対⽴やいらだち」に焦らない • 意図的に待つことが結果的に成⻑につながる • 待って待って、限界を迎えた時の対話こそが彼らの成⻑機会となる 起こっている事実を

    観察する 本⼈が乗り越える 準備を検知する 変化が起きているだけであり、 その事実を運営は評価判断しない 成⻑期待を伝える 変化した/しないを 気にせず観察する 変化途中かも知れない、 評価判断しない ※マネージャーやスクラムマスターも⼀緒ですね 85
  21. チームを⽀援する運営の関わり⽅ 議論紛糾は歓迎するが、放棄は歓迎しない―― 本物の「Disagree and Commitした納得解」は議論の先にしかない • ⾔葉が無いことには始まらない。「⼼の中にあることを表現する」「スタンスを取る」ことを促す • 基本的に仕事は「完全合意」であるわけではないことを伝える ◦

    • ワークショップを実施してこの難しさを体感してもらった(本⽇割愛) それぞれの考えが表現され、議論されるようになって初めて 「Disagree and Commitした納得解」を⾒つけることが難しいことに気づける 表現できない 表現させる 議論紛糾 Disagree and Commitの納得解 議論を放棄 86
  22. チームを⽀援する運営の関わり⽅ 議論紛糾は歓迎するが、放棄は歓迎しない―― 本物の「Disagree and Commitした納得解」は議論の先にしかない • ⾔葉が無いことには始まらない。「⼼の中にあることを表現する」「スタンスを取る」ことを促す • 基本的に仕事は「完全合意」であるわけではないことを伝える ◦

    • ワークショップを実施してこの難しさを体感してもらった(本⽇割愛) それぞれの考えが表現され、議論されるようになって初めて 「Disagree and Commitした納得解」を⾒つけることが難しいことに気づける 表現できない 表現させる 議論紛糾 Disagree and Commitの納得解 議論を放棄 放棄している状態のときこそ 「成⻑のチャンス」 87
  23. 96

  24. 採⽤情報 ロ グ ラ ス で は 新 卒 採

    ⽤ を ⾏ っ て お り ま す。 新卒採⽤サイト https://loglass.co.jp/recruit/newgraduate-all 97