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The Shift to SaaS for All : ビジネスとテクノロジーの融合によ...

The Shift to SaaS for All : ビジネスとテクノロジーの融合による開発者体験の変容 / The Shift to SaaS for All

Developer eXperience Day 2024 7/17 13:00〜13:45 特別会場
本セッションでは、あらゆるアプリケーションのSaaS化が進む現代において、ビジネスとテクノロジーの融合が開発者たちにどのような影響を与えるのかを探ります。SaaS業界の動向やテクノロジー面での特異性を交えながら、まずはSaaSの魅力についてディスカッションします。そして、ビジネスドメインを深く理解し、それをプロダクトに反映することがソフトウェアエンジニアの重要な役割となっていく中で、開発者体験がどのように変容していくのか、未来を探求するセッションです。

【アーカイブ動画 視聴方法】
1. チケットサイト(https://eventregist.com/e/dxd2024) よりアーカイブ視聴チケットをお申し込みください。
 ※すでに Developer eXperience Day 2024 のチケットをお持ちの方は申し込み不要です
2. EventRegistのマイチケット(https://eventregist.com/ticket/list) 画面にアクセスし、ログインをしてください。
2. ご登録いただいた「Developer eXperience Day 2024」のチケットを選択してください。
3. チケット内に表示されるリンクにアクセスしてください。

Yuki.Ozasa

July 30, 2024
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Transcript

  1. 藤倉 成太 ⽇本CTO協会 理事 キャディ株式会社 DRAWER VP of Engineering 登壇者紹介

    2 ⽴教⼤学卒業後、2014年に株式会社イノベーションに⼊社し、マーケティ ングオートメーションツール開発業務に従事。2015年には全社MVPを受 賞。2017年よりマネジャー職に就任し、2018年には開発本部⻑を歴任。 2019年7⽉に株式会社アンチパターンを創業。 ⼩笹 佑京 株式会社アンチパターン CEO 株式会社オージス総研でシリコンバレーに赴任し、現地ベンチャー企業と の共同開発事業に携わる。帰国後、⾦沢⼯業⼤学⼤学院⼯学研究科知的創 造システム専攻を修了。2009年にSansan株式会社に⼊社し、2019 年執⾏ 役員 CTO に就任。Sansan Global Development Center, Inc.の Director/CTOとして海外開発体制を強化した。2024年キャディ株式会社に ⼊社し、DRAWER VP of Engineering に就任。
  2. 株式会社アンチパターンについて 「⽇本のソフトウェアエンジニアを憧れの職業へ」を掲げるスタートアップ 3 B2B SaaSの開発/運⽤/販売を⽀援するためのSaaS SaaSus Platform 様々な企業に対するソフトウェア開発の⽀援事業 アジャイルのアプローチでプロダクト価値を最⼤化 ソフトウェア開発⽀援

    優秀なエンジニアと、⾼付加価値/⾼単価な案件を依頼 したい企業のマッチングサービス AWSエンジニア特化型マッチングサービス Webアプリケーションをテーマにソフトウェア開発を4年間かけて学び デジタルネイティブ⼈材を輩出 ⼤学⽣向けプログラミング学習コミュニティ ソフトウェアエンジニアに必要な場を提供 エンジニア向け勉強会/交流会/セミナーなども実施 エンジニア特化型コミュニティスペース 実務シミュレーションによるエンジニアのスキル可視化、実⼒向上を図 る。 AWSエンジニアのスキルチェックサービス 企業概要 会社名 株式会社アンチパターン (Anti-Pattern Inc.) 設⽴ 2019年7⽉1⽇ 代表者 小笹 佑京 (おざさ ゆうき) 所在地 東京都港区南⻘⼭3-15-9 MINOWA表参道3階 資本⾦ 65,000千円 主要株主 ⼩笹佑京 決算期 6⽉ 公式WEB/SNS https://anti-pattern.co.jp / X : @antipatterninc
  3. アンチパターン社のビジネスモデル 4 ソフトウェア企業の成⻑サイクル BizDevOps支援 Product Development プロダクト 作り Build an

    Organization 組織作り Financing 資金作り 顧客提供 価値の拡⼤  組織機能の 拡⼤ 投資の拡⼤ 成⻑サイクルを拡⼤ エンジニア採⽤
  4. SaaSus Platformについて 5 SaaSを利⽤ 顧客に直接価値提供する機能群 競争⼒⾼いSaaSであるために 必要な機能群 SaaS特有の ナレッジ テナント管理

    認証‧認可 稼働状況分析 請求‧利⽤料 開発計画 プランニング 事業 モニタリング 外部サービス 連携 BizDevOps 関連ツール 内製開発 業務ナレッジ 請求書作成 送信 ⼊⾦消し込み ⾒積書作成 ※機能名は⼀例 SaaS 提供事業者 ※機能名は⼀例
  5. SaaSとは 10 ユーザー SaaS ベンダー ナレッジの提供 活⽤データの提供 活⽤データの分析 ナレッジを活かした 機能開発

    最適な業務プロセスを 構築するために 必要なナレッジの集合。 SaaSに合わせて業務プロセスを変⾰することでDXを促進する。
  6. SaaSとは 14 営業管理ソフト 会計ソフト 労務ソフト 営業管理 SaaS 会計 SaaS 労務

    SaaS コスト & リスク コスト & リスク => 割り勘効果を得ている ⾃社開発 & パッケージソフト SaaS 利⽤
  7. SaaSコントロールプレーン 17 DevOps Silo Model Architecture Pool Model Architecture Bridge

    Model Architecture Hybrid Model Architecture SaaS provider admin application Onboarding Identity Tenant Management User Management Billing Analytics Tier Management Monitoring Application plane(コア機能) Control plane(SaaS特有機能)
  8. SaaSデプロイメントモデル 19 サーバ DB サーバ DB サーバ DB テナントA⽤ テナントB⽤

    テナントC⽤ サイロ サイロモデルでも、コードベースは1つ (会社ごとのカスタマイズは⾏わない)
  9. SaaSデプロイメントモデル 21 DB サーバ DB DB テナントA⽤ テナントB⽤ テナントC⽤ ブリッジ

    (ハイブリッド) 分離した部分を意識しないでよいプログラミングを⼼がける
  10. SaaSデプロイメントモデル 23 サイロモデル プールモデル ブリッジモデル ‧ユーザ認証 ‧テナント識別 ‧データベース切替 ‧運⽤コスト ‧複雑度

    ‧テナント分離  (主にセキュリティと性能) 不要な場合あり 不要 不要 ⼤ ⼩ ⾼ 必要 必要 不要 ⼩ 中 ⽐較的⼩ 必要 必要 必要 中 ⼤ 中 アプリケーションで
  11. SaaSデプロイメントモデル 24 サイロモデル プールモデル ブリッジモデル ‧ユーザ認証 ‧テナント識別 ‧データベース切替 ‧運⽤コスト ‧複雑度

    ‧テナント分離  (主にセキュリティと性能) 不要な場合あり 不要 不要 ⼤ ⼩ ⾼ 必要 必要 不要 ⼩ 中 ⽐較的⼩ 必要 必要 必要 中 ⼤ 中 どのモデルをどの時点で採択するのかは、 プロダクトの特性(市場の特性)や事業の成⻑度合いに ⼤きな影響を受ける ビジネスとエンジニアリング双⽅の観点で よく話し合って決めるべき アプリケーションで
  12. APIファーストなプロダクトマネジメント 28 ⼀般にプロダクト開発において何を⾃前で作るべきかについて検討が必要 技術的競争領域 技術的⾮競争領域 事業的 競争領域 事業的 ⾮競争領域 経済産業省「DX

    実践⼿引書」より https://www.ipa.go.jp/files/000094497.pdf 名刺管理など紙を扱うプロダクト であれば、OCRのような特許を申 請できるような領域
  13. APIファーストなプロダクトマネジメント 34 自社で作るスコープを絞る 各SaaS固有のコア機能群 (顧客提供価値の中⼼) テナント管理 インフラ 認証/認可 管理画⾯ 監視

    分析 請求/計測 デプロイ SaaSで必要な機能群 ⾃社エンジニアは コア機能にフォーカス ※ここに記載した外部APIサービスはあくまでも⼀例となります