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B2B SaaSの地図とコンパス / Maps and Compasses for B2B SaaS

B2B SaaSの地図とコンパス / Maps and Compasses for B2B SaaS

5/30(木)11時開催「B2B SaaSの最新トレンドと成長戦略徹底解説セミナー」の資料

noteで執筆した内容をウェビナー用の資料に起こしたものです。
https://note.com/y_ozasa/n/n80e3b166ee29

2024/6/6までは下記のURLからアーカイブ動画の視聴申し込みができます。
https://saasus.io/resource/webinar/seminar-20240530

Yuki.Ozasa

June 03, 2024
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Transcript

  1. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. 自己紹介 ソフトウェアエンジニア 兼

    CEO 兼 VPoE 小笹 佑京(Ozasa Yuki) 株式会社アンチパターン 代表取締役 日本 CTO 協会 Contributor 立教大学卒業後、2014年に株式会社イノベーションに入社。 マーケティングオートメーション SaaS開発業務に従事。 2016年には同社でマザーズ上場を経験。 2018年より開発本部長を歴任。 2019年7月株式会社アンチパターンを創業。 ▪主な登壇暦 ・Regional Scrum Gathering Tokyo 2022 ・AWS DevDay Online Japan 2022 ・GitHub dockyardコミュニティ 竣工イベント ・Postman API Night Tokyo 2024 Spring 2
  2. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. 会社の紹介 「日本のソフトウェアエンジニアを憧れの職業へ」を掲げるスタートアップ 企業概要

    会社名 株式会社アンチパターン (Anti-Pattern Inc.) 設立 2019年7月1日 代表者 小笹 佑京 (おざさ ゆうき) 所在地 東京都港区南青山 3-15-9 MINOWA表参道3階 資本金 65,000千円 主要株主 小笹佑京 決算期 6月 公式WEB/SNS https://anti-pattern.co.jp / X : @antipatterninc SaaSコントロールプレーンをSaaSとして機能提供 B2B SaaSの開発/運用/販売を支援する SaaS 様々な企業に対するソフトウェア開発の支援事業 アジャイルのアプローチでプロダクト価値を最大化 ソフトウェア開発支援 優秀なエンジニアと、高付加価値/高単価な案件を依頼 したい企業のマッチングサービス AWSエンジニア特化型マッチングサービス Webアプリケーションをテーマにソフトウェア開発を4年間かけて学び デジタルネイティブ人材を輩出 大学生向けプログラミング学習コミュニティ ソフトウェアエンジニアに必要な場を提供 エンジニア向け勉強会/交流会/セミナーなども実施 エンジニア特化型コミュニティスペース 実務シミュレーションによるエンジニアのスキル可視化、実力向上を図る。 実技型試験サービス AWSエンジニアのスキルチェックサービス 4
  3. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaS企業の成長サイクル BizDevOps支援 Product

    Development プロダクト作り Build an Organization 組織作り Financing 資金作り 顧客提供 価値の拡大  組織の拡大 投資の拡大 成長サイクルを拡大 エンジニア採用 企業情報 5
  4. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. AWS アドバンストティア サービスパートナー

    兼 AWS SaaS コンピテンシーパートナー 当社は2023年8月にアマゾン ウェブ サービス(以下AWS)が提供する AWSパートナープログラム(以下 APN)において、AWS アドバンストティ ア サービスパートナーに昇格いたしました。 なお、AWS アドバンストティア サービスパートナー認定の取得は、サー ビスパスと併せてソフトウェアパスにも参加し AWS による認定ソフトウェ アを所有するスタートアップ企業( 2019年1月以降の創業)としては、国 内初の事例となります。 また、AWS SaaSコンピテンシーの「設計サービス」カテゴリにおいて、 SaaSアプリケーション用の AWSインフラストラクチャの設計、実装、統合 において定められた水準以上のレベルで提供する能力と実績を持つこと が評価され、AWS SaaS コンピテンシーパートナー認定取得に至りまし た。こちらは国内2例目(2024/05時点)になります。 企業情報 6
  5. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. 今回のテーマとアジェンダ 「B2B SaaSの地図とコンパス」

    • B2B SaaSの一般的な軸について • 今回追加を提案したい軸 • SaaSが「根差しているのは何か?」を考える • 新たな2軸でB2B SaaS業界を整理する • 成長戦略 • 地図の拡張(Depth SaaS) • ビジネスとテックの融合について • さいごに ※下記のnoteをウェビナー用にコンテンツ化しております。 B2B SaaSの地図とコンパス(ホリゾンタル/バーティカルの「2軸」の整理では不十分なSaaSの世界) https://note.com/y_ozasa/n/n80e3b166ee29 7
  6. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaSとは SaaSに合わせて業務プロセスを変革することでDXを促進できるもの。 ユーザー

    SaaS ベンダー ナレッジの提供 活用データの提供 活用データの分析 ナレッジを活かした機 能開発 最適な業務プロセスを 構築するために 必要なナレッジの集合。 9
  7. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaS の活用メリット 営業管理ソフト

    会計ソフト 労務ソフト 営業管理 SaaS 会計 SaaS 労務 SaaS コスト & リスク コスト & リスク => 割り勘効果を得ている 自社開発 & パッケージソフト SaaS 利用 10
  8. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaS提供事業者 SaaSを提供する難易度 従来型パッケージと比較して、SaaSの提供はカバー範囲が広い。

    アプリケーション開発者 作成 従来型パッケージ提供事業者 顧客企業 システム 構築担当者 システム 運用担当者 利用者 利用者 利用者 アプリケーション開発者 カスタマーサクセス SRE 利用者 顧客企業 利用者 顧客企業 利用者 顧客企業 ・・・・・・・・ アプリ開発 システム 構築・運用 利用 SaaS事業者は契約企業分全てのシステム構築・運用の責務を持つ。 そのためマルチテナントの構成を検討し実装 /運用する必要がある。 従来型ソフトウェアは 各社でシステムを構築運用していた。 アプリ開発 システム 構築・運用 利用 11
  9. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaS提供事業者 SaaSを提供する難易度 従来型パッケージと比較して、SaaSの提供はカバー範囲が広い。

    アプリケーション開発者 作成 従来型パッケージ提供事業者 顧客企業 システム 構築担当者 システム 運用担当者 利用者 利用者 利用者 アプリケーション開発者 カスタマーサクセス SRE 利用者 顧客企業 利用者 顧客企業 利用者 顧客企業 ・・・・・・・・ アプリ開発 システム 構築・運用 利用 SaaS事業者は契約企業分全てのシステム構築・運用の責務を持つ。 そのためマルチテナントの構成を検討し実装 /運用する必要がある。 従来型ソフトウェアは 各社でシステムを構築運用していた。 アプリ開発 システム 構築・運用 利用 対象業界の標準機能を 提供することで 多くの企業に活用してもらい、 効率的にビジネスを スケールさせられる 12
  10. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. Vertical (垂直) 一般的には下記の軸で整理されることが多い

    B2B SaaSの一般的な軸について 14 Horizontal(水平) 業界を問わず行われる業務に対し価値を提供 ex)人事労務、会計 小売 製造業 金融 Vertical (垂直) Vertical (垂直) 業界特化の 業務に対して 価値を提供
  11. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. Horizontal Vertical 参照元:https://onecapital.jp/perspectives/horizontal-landscape-2022

    https://onecapital.jp/perspectives/vertical-landscape-2022 日本国内だけでも数多くのSaaSが市場に存在している SaaS市場のカオスマップ 15 「業界」という概念がこれらのSaaSを分類する指標になっている。
  12. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. Global / Local

    軸はどのような概念で分けられるか? 国という概念で分けられ、 実質的には「法制度のようなルールがどの範囲で存在するか?」で 分けられるもの ▪国内の法令例 • 労働基準法 • 社会保険関連法規 • 税制 • インボイス制度 • 電子帳簿保存法 日本国内のルールがあることで グローバルからの参入障壁が生まれ、 それらに則ってプロダクトを提供するこ とでグローバルとの差別化が実現さ れ、国内でのシェア維持拡大すること ができる < Local SaaS > 17
  13. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. 全面SaaS化 税制や伝帳法の改正は頻繁に行われ ており、2019年の消費税引き上げを目

    前に、オンプレミスを導入する 企業は その都度プログラムの更新を自ら対応 する必要があった。クラウド選択するこ とで、制度改正対応の手間を削減でき るのでは、という期待が高まる Local SaaSの変遷 株式会社オービックビジネスコンサルタントの例 https://www.weeklybcn.com/journal/explanation/detail/20180301_161216.html セキュリティへの不安 運用/コスト面 マネーフォワード、 freeeなど 新興サービスが広がりを見せる 制度改正のへ意識が高まる OBIC社商談の70%がクラウド SaaS化への顧客のマインド・ 市場の動向 2014年~ 2017年~ 2018年~ 奉行シリーズ Iaas化 パッケージソフトをオンプレミスとIaaSの 両方の利用環境に対応 独自のSaaS商材「業務サービ ス」のラインアップ拡充 マイナンバーやストレスチェックなど、法 改正で新しく発生する、従来の基幹業 務システムではカバーしきれない部分 を支援 奉行シリーズと業務サービスを 「Microsoft Azure」のPaaS上 に構築した統合プラットフォー ムで融合
  14. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. Local SaaSの成長性 新興Local

    SaaSにも同じような影響が確認できる。 Sansan株式会社が提供するBill Oneでも 同様に法改正などの影響をポジティブに捉えている。 19
  15. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. ▪扱う概念とサービス例 • コミュニケーション

    ◦ Zoom / Slack • 顧客管理 ◦ Salesforce • クラウドストレージ ◦ Dropbox Global Global SaaSとは 概念的には国や地理に影響なく受け入れられる 普遍的な営みに対して価値を提供するもの 20
  16. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. Global 徹底的にローカル対応することでGlobal SaaSであり続けるためという戦略も実在

    ▪Stripe =>決済サービス 各国の法規制や商習慣、税制に対応 一例として、コンビニ決済機能は、日本に拠点を置く Stripe のプロダクトチームとエンジニアリングチームによって開発された ▪Deel =>企業が世界中から人材を雇用するための雇用・コンプライアンスおよび給与支払ソリュー ション 各国の法律家と提携することで、150カ国以上の法令に準拠した契約書の作成から締結ま でをワンストップで実現できるプラットフォームを提供 圧倒的なローカル対応数によって新興企業に対して参入障壁を設けている 21
  17. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. 「根差しているのは何か?」 ソフトウェア開発にも影響を与えた 建築における「シェアリング・レイヤーズ(Shearing

    Layers)」という考えで整理する https://ekrits.jp/2015/03/403/ 1. サイト(Site):建物が建っている土地そのもの 2. 構造(Structure):建物の基礎や骨組み 3. スキン(Skin):建物の外装 4. サービス(Services):配管、電気配線、空調設備など 5. スペースプラン(Space Plan):内壁、天井、床など 6. スタッフ(Stuff):家具、装飾品などの可動要素 変化のスピードが遅いものから速いものへと順番が存在 =>建築物の設計において、変化のスピードが異なる要素を適切 に分離することの重要性を示唆している。 つまり、 何に根差しているSaaSなのか(サイトが何なのか)が、 自ずとそれ以上の要素を規定するため、 慎重にドメインを選択する必要がある。 23
  18. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. 新たな2軸でB2B SaaS業界を整理する 例:

    Salesforce (CRM)、 Slack (コミュニケーション)、 Dropbox (クラウドストレー ジ)、Zoom (ビデオ会議) 例: 国内の会計SaaS (freee、マネーフォワード)、 国内の人事労務管理SaaS (SmartHR、KING OF TIME) 例: 国内の医療機関向け電 子カルテSaaS(ex.メディカ ルフォース)、国内の不動産 業界向け物件管理システム 例: Veeva Systems (製薬 業界向けCRM)、 Guidewire (保険業界向け ソフトウェア)、Procore (建 設業界向けプロジェクト管 理) 25
  19. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. 成長戦略 Horizontal SaaSの成長戦略「垂直統合戦略」

    Horizontal Vertical Global Local 特定の業界向けの機能を追加し、 バーティカルSaaSにも近い動きを取ることを行うもの ex)SalesforceのHealth Cloud、Financial Services Cloud 27
  20. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. 成長戦略 Vertical SaaSの成長戦略「アカウント深耕戦略」

    Horizontal Vertical Global Local 市場が限定されるが故に対象顧客数が増えにくい傾向があるため、ARRを 伸ばしていくためには、アカウントごとの売上を最大化 ソフトウェア コンサルサービス 個社特別サポート 28
  21. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. 成長戦略 Global Horizontal

    SaaSの成長戦略「ローカライゼーション戦略」 Horizontal Vertical Global Local • 言語的な意味合いでローカライズ • 国内リージョンの設置
  22. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. 成長戦略 Global Vertical

    SaaSの成長戦略 Horizontal Vertical Global Local • 共創プログラム • 業界ルールの設立 30
  23. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. 成長戦略 Local Horizontal

    SaaSの成長戦略「ローカライゼーション戦略(※コピーを作っていくイメージでの) 」 Horizontal Vertical Global Local Local SaaSを別のロケーションで出す A国用 B国用 C国用 31
  24. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. 成長戦略 Local Vertical

    SaaSの成長戦略 Horizontal Vertical Global Local • 隣接市場参入戦略 • データ活用戦略 ◦ 予測モデルの提供、ベンチマーキング サービス 32
  25. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. 成長戦略 各軸に依存しない成長戦略「コンパウンド戦略」 従業員

    データ Finance HRソリューション IT 相互に連携した複数のSaaSを立ち上 げ、より包括的なソリューションを提供す るもの。 単に複数SaaSを立ち上げてクロスセル を狙っていくというものではなく、複数で あるからこそより高い価値を提供できる もの。 < Ripplingの例 > 33
  26. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. 日本の現状に関する考察 法規制への対応がSaaS化を後押ししてきた Horizontal

    Vertical Global Local 法改正などの外圧などが少なく、市場に SaaS化されていないパッケージソフトが 多数存在している 法改正が頻繁にあることで、提供者から すると外的な要因でソフトウェアの更新を 迫られ、SaaS化が進んできた しかし、 • 老朽化しているパッケージソフトの 運用負荷 • セキュリティ懸念 • パッケージ+SIのビジネス的な安定 性への懸念 以上のことから、 SaaS化(SaaSification)の機運が高い。 34
  27. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. 地図の拡張(Depth SaaS) SaaS

    for SaaSというDepth SaaSの領域が存在している • SaaSを管理するためのSaaS • SaaSを活用するためのSaaS • SaaSを開発/運用するためのSaaS 36
  28. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaSを管理するためのSaaS SaaSの導入を進めることで、管理が煩雑になる課題を解決するSaaS Google

    Workspace Slack Miro Hubspot Zoom GitHub freee 予期せぬITコスト増加、情報漏えいなどの セキュリティの問題が発生 SaaSの管理業務自体をSaaS化した 「SaaS管理」 例: 「マネーフォワード Admina」「ジョーシス」、「zooba」など 従業員 一人が活用するSaaS 37
  29. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaSを活用するためのSaaS ワークフロー型でSaaS同士を連携させるSaaS SaaS

    A SaaSを横断的に使わないと実現できないワークフローをカバー ex) Zapierや国内で言えばYoomなど SaaS B SaaS C SaaS D BPaaS(Business Process as a Service)も この領域と言える 38
  30. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaSを活用するためのSaaS データ統合型 例:

    パトスロゴスの提唱する「コンポーザブルERP」 https://www.pathoslogos.co.jp/erp 複数のSaaSが各業務を担うと、データが サイロ化してしまい、統合的にデータを分 析することができない。 共通の標準データベースをハブにすること で、データの分析、システム変更や移行 が可能に。 39
  31. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaSを開発/運用するためのSaaS DevOps Silo

    Model Architecture Pool Model Architecture Bridge Model Architecture Hybrid Model Architecture SaaS provider admin application Onboarding Identity Tenant Management User Management Billing Analytics Tier Management Monitoring Application plane(コア機能) Control plane(SaaS特有機能) SaaSにおいてはコントロールプレーンという必須の機能群が大量に存在する 40
  32. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaSを開発/運用するためのSaaS SaaSに特化した技術ナレッジはようやく書籍として米国にて公開された段階 日本においてはまだ認知が低く理解が進んでいない

    『Building Multi-Tenant SaaS Architectures』 by Tod Golding (AWS SaaS Factory) Released April 2024 Publisher(s): O'Reilly Media, Inc. ISBN: 9781098140649 41 https://www.oreilly.com/library/view/building-multi-tenant-saas/9781098140632/
  33. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaSus Platformのご紹介 弊社がもつ

    SaaS 開発のナレッジと米国における最先端のトレンドを取り入れ、 SaaS 開発 / 運用 / 販売を支援する SaaS を開発 / 提供 - Control plane as a Service - 42
  34. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaSを利用 顧客に直接価値提供する機能群 競争力高いSaaSであるために

    必要な機能群 SaaS特有の ナレッジ テナント管理 認証・認可 稼働状況分析 請求・利用料 開発計画 プランニング 事業 モニタリング 外部サービス 連携 BizDevOps 関連ツール 内製開発 業務ナレッジ 請求書作成 送信 入金消し込み 見積書作成 ※機能名は一例 SaaS 提供事業者 ※機能名は一例 SaaSus Platformを活用することで、業務ナレッジにフォーカスした機能開発を実現 SaaSus Platformのご紹介 43
  35. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. どの SaaS においても共通して求められる機能をプラットフォーム化

    共通機能を SaaS 化し管理画面と SDK/API を提供 SaaSus Platformのご紹介 44
  36. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. 管理画面で設定後、SDK/APIを活用することで、 どのB2B SaaSにも必要な機能を「利用すること」ができる

    それにより、開発運用の対象を限定でき、競争領域へのフォーカスが可能に SaaSus Platformのご紹介 マルチテナント SaaS の認証 ユーザ管理 テナント管理 役割(ロール)管理 料金プラン管理機能 請求処理 (Stripe 連携機能) PHP、 TypeScript、Go、Python の SDKを公開 Amazon EventBridge 連携機能 AWS Marketplace 連携機能 45
  37. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaSデプロイメントモデル サーバ DB

    サーバ DB サーバ DB テナントA用 テナントB用 テナントC用 サイロ サイロモデルでも、コードベースは 1つ (会社ごとのカスタマイズは行わない) 49
  38. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaSデプロイメントモデル サーバ DB

    テナントA,B,C共有 プール 共用インフラでも適切な論理テナント分離を考える 50
  39. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaSデプロイメントモデル DB サーバ

    DB DB テナントA用 テナントB用 テナントC用 ハイブリッド 分離した部分を意識しないでよいプログラミングを心がける 51
  40. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaSデプロイメントモデルごとの特徴 サイロモデル プールモデル

    ブリッジモデル ・ユーザ認証 ・テナント識別 ・データベース切替 ・運用コスト ・複雑度 ・テナント分離  (主にセキュリティと 性能) 不要な場合あり 不要 不要 大 小 高 必要 必要 不要 小 中 比較的小 必要 必要 必要 中 大 中 アプリケーションで
  41. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaSデプロイメントモデルごとの特徴 サイロモデル プールモデル

    ブリッジモデル ・ユーザ認証 ・テナント識別 ・データベース切替 ・運用コスト ・複雑度 ・テナント分離  (主にセキュリティと 性能) 不要な場合あり 不要 不要 大 小 高 必要 必要 不要 小 中 比較的小 必要 必要 必要 中 大 中 アプリケーションで どのモデルをどの時点で採択するのかは、 プロダクトの特性(市場の特性)や事業の成長度合いに大きな影響 を受ける。 ビジネスサイドとテックサイド(エンジニア)で よく話し合って決めるべし!
  42. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaSus Platformのご紹介 弊社がもつ

    SaaS 開発のナレッジを集約し、 SaaS 開発 / 運用 / 販売を支援する SaaS を開発 / 提供 - SaaS Control plane as a Service - 55
  43. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. IaaS PaaS SaaS

    BaaS SaaSus Platformのポジショニング 56 国内において様々なSaaS開 発を体験しつつ、米国最新の ナレッジを取り入れていくこと で、 B2B SaaSに特化した SaaS for SaaS として、 唯一のポジションを確立 ex)Supabase,Hexabase ex)Vercel ex)AWS
  44. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaSus Platformの特徴 SaaS

    for SaaS SaaS の開発/運用/販売を支援する SaaS は SaaSus Platform 以外にはなく、日本で唯一の プロダクト AWS アドバンストティアサービスパートナー SaaS コンピテンシーパートナー AWSによる認定ソフトウェアを所有するスタート アップ企業として、国内初のAWS アドバンスト ティア サービスパートナー 国内2社目のSaaS コンピテンシーパートナー 57
  45. © 2024 Anti-Pattern Inc. PoC(10 Days SaaSification)の意義 10 Days SaaSificationを通して、SaaS移行の模擬体験をする。

    それによって、計画立案やパートナー選定やSaaSビジネス実現性の解像度を高めていただく。 PoC (10 Days SaaSification) 計画 SaaS移行 運用 SaaS移行が可能かをク イックに検証していくプロ グラム POC期間を通して、やるべきことを整理して SaaSビジネスを推進できるイメージを持っていただきたい 60
  46. © 2023 Anti-Pattern Inc. PoCを通して全体的に解像度を高める 新しいビジネスモデル の構築 SaaSとしての サービス提供 計

    画 移 行 初期投資予算の獲得 規約・SLAなどの策定 インターネット経由前提のアーキテクチャ構築 クラウド技術基盤の活用 事業計画の策定(サブスクリプション型プライス設計 ) モダンな技術の活用 競争力の高いSaaSに するための運用体制確 立 運 用 SaaS提供時必要機能の開発 アジリティの高い開発チーム体制の構築 24/365の運用体制の構築 SaaS運用時必要機能の開発 既存ソフトウェアを活かした移行設計 新しい販売スキームの確立 これらを将来やることを踏まえ て、ウォークスルーレベルで思 考する 実際に動作する環境を準備す ることで、サービス提供の実現 性を高いレベルで検証する PoCスコープ外とする 61
  47. © 2024 Anti-Pattern Inc. 10 Days SaaSification for AWSの前提 ゴール

    既存のソフトウェアを、一旦 • AWS上にのせ、 • SaaSus Platformを組み込む ことでサービス提供できる形にする 実際に動作する環境を準備することでサービス提供の高いレベルでの実現性を検 証すること 最終アウトプット 10 Days SaaSification for AWSプログラムを実施する過程で様々な副次的効果が得られることはある が、メインのゴールは以下の通りである。 62
  48. © 2024 Anti-Pattern Inc. All rights reserved. SaaS開発ガイド -テナント編- のご紹介

     SaaS開発ガイドダウンロードページ URL: https://saasus.io/resource/e-book/saas-dev-guide-tenant 65