Preferred Computational Chemistry (PFCC)が2023年7月21日に主催した第3回Matlantis User ConferenceでPreferred Networks (PFN)リサーチャーの林亮秀が用いた講演資料です。
概要
Matlantisを用いて反応経路と遷移状態を探索する方法について発表する。特にドメイン知識を用いて欲しい反応から優先的に探索する方法に焦点を当てる。化学者が持つドメイン知識は反応経路最適化の初期値を作成するのに使い、反応経路や遷移状態の最適化は自動的に進行するようにするとMatlantisの高速なポテンシャルの恩恵を受けやすい。今回の講演では、Matlantisに実装予定の大まかな反応経路を作るプログラムを用いて反応経路最適化の初期値を作成する方法と、Matlantisに既に提供されているReactionStringFeatureを用いて大まかな反応経路を自動的に最適化して反応経路と遷移状態を得る方法を紹介する。