新チーム立ち上げから EMの関わり方の変化

2023年12月8日に行われた、弊社メンバー登壇イベントでの資料です。

以下イベントページからの転記
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イベント内容：今回のテーマは「Qiita Night～エンジニアリングマネジメント～」
エンジニアのメンバーをまとめ、プロジェクトの成果を上げるために必要なエンジニアリングマネジメント能力。
そこで今回は、エンジニアのマネジメントについて知見の深い皆様をお招きして、これらのテーマを語り尽くしていただきます。
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Transcript

1. 新チーム立ち上げから EMの関わり方の変化 チームの開発生産性の変化 2023年12月8日 Qiita Night～エンジニアリングマネジメント～ 小峯 将威（@mine_take）

2. 小峯 将威 (こみね まさたけ) PRONI株式会社 プロダクト開発部 部長 兼 アイミツSaaS 開発チーム EM 兼 基盤開発チーム PM 自己紹介 スタートアップのSIerを経て、株式会社ぐるなびに転職。 ぐるなびでは、フレームワーク開発、レコメンドシステム・KVS・全文検索エン ジンの導入を行う。その後、複数事業会社で、レシピサイト、口コミサイト、 ECなどのサービス開発に携わる。 2021年にユニラボ(現PRONI)入社。
3. 「EMの開発チームとの 関わり方の変化」がテーマ ・チームの拡大で、EMとチームの関わり方の変化 ・開発チームの生産指標の変動を紹介 ・エンジニアの評価の話は今日はしません 本日の話
4. ©PRONI Inc. PRONIについて
5. ©PRONI Inc. Brand Identity 仕事はひとりでやらなくていいと、私たちは思います。 プロに出会い、プロに頼り、プロに助けられることでこそ、 その挑戦は、より⾼い成果につながるのではないでしょうか。 PRONIは外注の在り⽅を「プロに出会う」と再定義し、 サービスを通じて、仕事がひろがる機会を届けることで すべてのビジネスパーソンのあらゆる成⻑を応援します。 プロに出会うことで、誰もが気付いたら「プロになる」 そんな新しい受発注のインフラを創ることで、 ⽇本のビジネス慣習と⽣産性にイノベーションを起こしていきます。
6. ©PRONI Inc. BtoB取引の受発注領域においてイノベーションを起こし 企業経営の⽣産性/DX改善に繋げることで、⽇本社会の「不」を解消する 8 「 受発注を変革するインフラを創る 」 ⽬指すビジョン 中⼩企業が、本業に集中する為、経営に必要なパーツ （⼈‧物‧⾦‧情報‧ノウハウ等）を適切に外注すべき。 課題意識 適切な外注の選定、費⽤感の透明化を図る必要がある。 どこに、どんな外注を、いくらでできる？他社はどうやっている？ あるべき姿 PRONIが 成し遂げたいこと • 発注者側 調達‧購買の新しい外注（理想の受発注）のあり⽅ • 受注者側 ⾼効率な営業‧マーケティングのあり⽅ BtoB受発注のスタンダード としてインフラとなる サービスを創ります
7. ©PRONI Inc. PRONIアイミツのビジネスモデル PRONIコンシェルジュと 受発注データが最適なマッチングを担う PRONIアイミツDB PRONIコンシェルジュ 累計30万件の受発注データ ‧得意な領域でマッチ したリードを取りたい ‧⾃社で集客⼯数が取 れない(スキルもない) 情報収集 資料 請求 商談 ⾒積 取得 稟議 申請 集客（Web/テレアポ） リード 商談 提案 決済 意 思 決 定 の ⽀ 援 集 客 ⼒ の 提 供 カスタマー （発注者） パートナー （受注者） 発注者と受注者を最適な形でマッチングさせるプラットフォーム IT（テクノロジー）と人（ヒューマン）が融合した 究極のパーソナルサービスです。 課題 ‧相場を知りたい ‧優良業者を知りたい ‧評判を知りたい ‧相⾒積もりが⾯倒 課題
8. ©PRONI Inc. 10 PRONIアイミツのご紹介 HP制作 システム開発 印刷依頼 看板制作 BPO‧コールセンター 社労⼠‧税理⼠ カスタマー（発注者）の課題にあわせて、 いかなる発注シーンにおいても最適なマッチング体験を提供します 役務領域 勤怠管理 クラウドPBX MAツール 請求管理 採⽤管理 等 SaaS領域 リピーター会員 初回利⽤ユーザー PRONIアイミツサイト＋コンシェルジュサービスを通じた、 スピーディなマッチング体験を提供し、 発注先探しの⼿間の負を解消します。 ‧リピートユーザー向け会員ページ（⽐較表の作成等） ‧企業ごとの専任コンシェルジュによる、発注進⾏サポート を通じて、失敗しない発注先探し体験を提供し、 情報⾮対称の負を解消します。 会員ごとの 専任PRONIコンシェルジュ
9. 「チーム」とは どんなチームなのか 本日のテーマとなる
10. PRONI アイミツ SaaS プロダクト開発チーム
11. ・「法人向けSaaS比較サービス」として新しい領域のチャレンジ をする為に、PRONIアイミツから分離した新規事業（プロダクト） です。 ・2020年に事業はスタートし、2022年5月の体制変更により新 チームに移行しています。 SaaS プロダクトとは
12. ・「法人向けSaaS比較サービス」として新しい領域のチャレンジ をする為に、PRONIアイミツから分離した新規事業（プロダクト） です。 ・2020年に事業はスタートし、2022年5月の体制変更により新 チームに移行しています。 今回はこの新チームの話 SaaS プロダクトとは
13. スプリント デプロイ頻度の変化

14. スプリント デプロイ頻度の変化　（起ち上げ期）
 ・プロダクト：３つの新しいテーマ の検証の開始 ・新チームの立ち上げ ・EM1名、Eng2名 業務委託2名 ・3ヶ月は生産性向上が右肩上 がりで進む
15. SaaS プロダクト開発チーム Eng Eng EM Eng
16. スプリント デプロイ頻度の変化　（起ち上げ期）
 どんな状態だったか ・プロダクトとしてPMFを目指し３つの新しいテーマ（エ ピック）の検証をスタートする ・それまで SaaS の開発をしていたチームから引き継ぎ を受けるものの、新しいプロダクト開発の体制構築をこれ から行う ・開発者は新規採用した業務委託の2名とEMのみ
17. スプリント デプロイ頻度の変化　（起ち上げ期）
 EMとしてやっていたこと ・アジャイル開発、スクラムをチームへの導入 ・設計レビュー、pull requestレビューでメンバーとの思 考合わせ ・プランニング2部で、タスク分解、リリース粒度の決定
18. スプリント デプロイ頻度の変化　（拡大期）
 ・プロダクト：認知され事業として の数値が向上 ・エンジニアを増員 ・EM1名、Eng4名 業務委託2名+正社員2名 ・新メンバー参加のオンボーディ ングで生産性が一時的に落ち て、上がってくる
19. SaaS プロダクト開発チーム Eng EM Eng Eng Eng
20. スプリント デプロイ頻度の変化　（拡大期）
 どんな状態だったか ・事業として数値が立てられる様になり、プロダクト価値 向上以外でも 業務上必要な開発が増え始める ・それまでスプレッドシート運用していた運用をシステム 化した結果の技術負債、仮説検証で残っていた部分な ど、大小のリファクタリングが必要な状態 ・プロダクトの仮説検証を小さく早く行うサイクルが回り始 める
21. スプリント デプロイ頻度の変化　（拡大期）
 EMとしてやっていたこと ・新メンバーのオンボーディング ・チームビルディングの強化 ・設計レビュー、pull requestレビューはメンバー間で相 互レビュー（メイン、サブ担当制の導入） ・エンジニア採用活動
22. スプリント デプロイ頻度の変化　（混乱期）
 ・プロダクト：認知され事業として の数値が向上 ・エンジニアを増員 ・EM1名、Eng7名 業務委託3名+正社員4名 ・EMからの権限譲渡が進み、 チーム内での自立組織化が進 む、生産性は低迷
23. SaaS プロダクト開発チーム Eng EM Eng Eng Eng Eng Eng Eng Eng
24. SaaS プロダクト開発チーム Eng Eng Eng Eng Eng Eng Eng Eng EM
25. SaaS プロダクト開発チーム Eng Eng Eng Eng Eng Eng Eng EM
26. SaaS プロダクト開発チーム Eng Eng Eng Eng Eng Eng Eng EM
27. SaaS プロダクト開発チーム Eng Eng Eng Eng Eng Eng Eng EM 炭素同士の結合は安定しやすい
28. スプリント デプロイ頻度の変化　（混乱期）
 EMとしてやっていたこと ・チームビルディングの強化 ・自己組織化する為の権限委譲 ・「Learning Session」を導入してチームで学習時間を 確保 ・エンジニア採用活動
29. スプリント デプロイ頻度の変化　（混乱期）
 EM➔チームに移行したこと ・新メンバーのオンボーディング、OJTはチーム内メン バーで実施 ・スクラムイベントのファシリテーションはメンバーで持ち 回り ・リリース確認など、EMが判断・リードしていた部分も チーム内で分担し進める体制に変更
30. 起ち上げ期 ・EMがチームリードして、プロダクト課題に集中 拡大期 ・EMはチーム拡大に向けて、採用活動 ・チームビルディングがメイン、チームの生産性向上 混乱期 ・EMから権限をチームに移譲を促進 ・チームが自己組織化する為のサポートがメイン 新チームの起ち上げから今まで　（まとめ）

31. 開発チーム の構造変化 Eng Eng EM Eng Eng EM Eng Eng Eng Eng EM Eng Eng Eng Eng Eng Eng Eng
32. Eng Eng Eng Eng Eng Eng Eng EM 開発チーム の構造変化
33. プロダクトとしての３テーマ（エピック）に絞ってス タートが出来たので、 チーム全員で同じ方向を向ける状態を作 りやすく、起ち上がりも早かった 良かったこと・学び

34. 新メンバーのJOINの際には、既存メンバーの生産性 も一定低下するので、 オンボーディングが上手く進んでいるかは、 生産性指標を見ることで定量でも判断ができ る 良かったこと・学び

35. EMがリードしている ↓ チームが自立組織を目指す この転換のタイミングを見誤らない 早く混乱期に突入した方が良い 反省

36. 早く行きたければ一人で 進め、 遠くへ行きたければみんなで 進め EMとして大事にしている考え
 Fast alone, FAR Together
37. エンジニアが やりたいことが出来る土壌作り 成長できる環境作り 成果が出せるチーム作り EMとして大事にしたいこと
38. We are hiring! お待ちしています カジュアル面談やってます 
 https://herp.careers/v1/proni/wJdilfnGS5XB 
 テックブログ書いてます 
 https://note.proni.co.jp/m/mc84cf9468445 
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