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PRONI VISIONING BOOK

PRONI VISIONING BOOK

PRONI株式会社、創業者の栗山 規夫が書き下ろしたデジタルブックです。

PRONIを支えて下さる多くのステークホルダーの皆様に向けて、PRONIのこれまでとこれからを表現しています。壮大なビジョンを感じながら、PRONIの過去、現在、未来を時間旅行のようにご覧いただくことが可能です。

1.PRONI前史
2.ようこそPRONI
3.明日から始まるPRONIの未来

PRONI VISIONING BOOKを通じて、現在及び未来の関係者に対して、PRONIの想いに触れていただき、少しでも共感頂けることを願っています。

尚、当デジタルブックはスマートフォン向けに制作されています。

PRONI株式会社

September 01, 2023
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Transcript

  1. 遠い未来を見据えよう。目線は次の10年。アイミツが受発注 のインフラと呼ばれる日を妄想してみよう。日本全国津々 浦々の中小零細企業、昭和を代表する老舗中堅企業、日本を 代表し世界で戦う大企業、官公庁に至るまで、アイミツがあ らゆるジャンルの発注相談を受け、奮闘している姿を目に浮 かべた。老若男女のビジネスパーソンが新しいことを企て、 挑戦する。その時、パートナーにすぐ出会うことのできる日 本の未来はきっと明るい。 国民的サービスとなった受発注プラットフォームを運営する 企業は「PRONI」。巧みなマーケティングで圧倒的な認知を

    得て、ビジネスパーソンの支持も得ている。LINEやZoom、 Slackのような日常に溶け込んだ、PRONIのサービスが、 きっと日本のビジネスシーンを彩っているだろう。 10年歩んできた歴史にピリオドを打ち、新たなブランドで再 出発をするという意思決定は、創業者にしか出来ないことの 一つだ。今はその効力が見えずとも、10年後にはきっと大輪 の花を咲かせると信じている。これからやってくる新しい時 代に夢や希望を感じ、勇気を持って進んでいこう。
  2. BtoBの事業にブランディングは不要、という考 え方もあるが、PRONIはそうは考えない。 PRONIの提供するサービスは、具体的な個人に 届くものだ。だからこそ、お客様に提供する サービス水準を少しでも上げようと、私たちは サービス提供者として機能開発や提案の磨きこ みに余念なく、プライドを持って仕事に取り組 んでいる。BtoBだからと言って、私たちがエン パワーメントしたい個人の表情が見えなくてよ いということはなく、ユーザーのサービス利用

    体験の全体を深く眼差し共感を示し、ユーザー から共感を返してもらえる未来を見据えなけれ ばならない。 だからこそ、今回のリブランディングは単なる 見せ方の変化ではなく、社名の変更はもとよ り、事業構造の変革も合わせて実行する。アイ ミツ、アイミツCLOUD、アイミツSaaSも PRONIブランドに統一し、3事業は合体して、 「PRONIアイミツ」が新しく生まれる。
  3. 第2創業期の頃は、PMFを急いでいた。スピード 感を持った事業立ち上げのために、アイミツ事 業をカテゴリーとユーザーで分け、役務サービ スは「アイミツ」、SaaSサービスは「アイミツ SaaS」、既存会員向けには「アイミツCLOUD」 と事業部ごとに組織を分けて進めてきた。「法 人向け総合型受発注プラットフォーム」をイン フラにするというビジョンに向けた山の登り方 が開拓されていないなかで、目の前の課題にひ とつひとつまっすぐに向き合う歩み方だったと

    振り返ることができる。 その成果である、3事業それぞれの成長と、相互 に関連し合う事業となりつつある動向を、 PRONIという新しいブランドに委ねられると判 断した。今後は分散した事業のブランドによる 統合を進めていく。受発注における競合サービ スはネットの世界、リアルの世界それぞれに多 いが、我々が目指す世界観を実現しているサー ビスは世界中に1社も存在しない。
  4. 初めてPRONIというブランド名を聞いたと き、「これだ!」と直感しました。それと同 時に、狂ったエピソードの積み重ねがブラン ドになる、という言葉を聞き、納得感があり ました。 ここでいう「狂った」という言葉を、他者か ら見たときに、一見すると正しいとは思えな い思考や行動という意味で捉えると、PRONI をブランドにするために我々一人ひとりが心 がけるべきことは、その世界観の必要性を強

    く信じることに他なりません。強く信じるこ とから、他者からの正しい正しくないという 一義的な意見や評価ではなく、自分たちがそ の世界観を作るために必要だと思うことを、 狂ってやり抜けるのだと思います。 PRONIになっても、当社のバリュー(価値 観)が「まっすぐ」にあることに変わりはあ りません。
  5. 例えば、ホームページ制作の場合、作って終わりとはな らない。次には集客・マーケティングの類の検討が必 要となり、セキュリティやサーバー、決済サービスなど の設定も必要となるだろう。それを、メイン業務(彼/ 彼女の生業)の隙間で、会社を駆けずり回ったり、顔 の広い上司に相談したり、自分でGoogle検索したりと している。この時間を、自分自身の仕事に充てられた ら、日本の労働生産性はいよいよ爆上がりしないだろう か?私は、このことを高々と掲げたいと考えてきたの だと、改めて気がつくこととなった。

    それは、新たな仕事に挑戦する人たちの発注を駆使し たワークスタイルを支援すること、とも言えるだろう。 そう考えると、発注は単なる業務の一種ではなく、 「発注力」を通じて自分の未来の能力を高めてゆく、 ビジネスパーソンにとって非常に重要な「ケイパビリ ティ」であると再定義することができる。上から降って きた、やらされ感のある業務(相見積もり)であると いう意識と決別させ、自分自身の未来を描き、積極的 に自由を掴み取るビジネスパーソンの新たなスタン ス・能力であるはずだ。
  6. ブランドは、誰か自身によって語られる物語(ナラティ ブ)から生まれ、覚えられてゆく。自分の好きなブラ ンドを思い浮かべて欲しい。好きなブランドには好き な理由があり、そのブランドが大切にしている価値 観、そのブランドの歴史背景といったストーリーに共 感をするからこそ、そのブランドの商品/サービスを利 用し続けるのではないだろうか。 PRONIは、これからブランドとして歩んでゆく。 PRONIにとっての一番の「誰か」は、発注者である。 発注者(カスタマー)をエンパワーメントし、プロ、

    即ち受注者(パートナー)に出会うことで、発注者が プロフェッショナルへと育ってゆく。仕事を前に進めた いと願う、日本のすべてのビジネスパーソン達が、自分 の意思や能力を拡大させ、成長していくことで、自らが 描く仕事に邁進していき、それを実現することができる 未来。そうしたカスタマーサクセスの物語を私たちが 熱狂的に作り出すことで、共感を集めて行く道のりこ そが、PRONIがブランドになってゆく道のりである。
  7. 能を可能にする」様子や、発注を行うビジネスパーソ ンがプロを目指し飛び立ち、ぐんぐんと上昇してゆく 様を表現した。企業やブランドの戦略は、顧客にその まま目に触れることはない。触れることがないからこ そ、視覚的なポイントでしか表現できないことを、存 分に凝縮した。ペンギンは、私たちがスタートアップ 企業として「ファーストペンギン」であることも表して いる。 ペンギンの後ろには、日の丸のような朝日が昇って来 ている。PRONIは、日本企業の受発注の不に一早く注目

    し、これまで10年の歴史を刻んできた。そして、日本経 済を上向きにするインフラを目指す存在である。ペン ギンの後ろにも、PRONIの覚悟が込められている。 ペンギンはカスタマーであり、私たち自身でもある。日 常業務の多忙さに苦闘しながらも、挑戦を続ける発注 者。真っ赤に燃える太陽と同じ高さまで、より速く、よ り高く飛ぼうと努力を続けるカスタマーを支援し続け るPRONIもまた、不可能を可能にするほど太陽を背に飛 び続ける、ペンギンである。