Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

FAPIの立ち位置はどう変わる? ~多様化するユースケースを支えるセキュアAPIエコノミー~

Avatar for ritou ritou
August 26, 2026

FAPIの立ち位置はどう変わる? ~多様化するユースケースを支えるセキュアAPIエコノミー~

下記イベントの登壇資料です。

OpenID Summit Tokyo 2026 Special Edition
https://www.openid.or.jp/summit/2026/

Avatar for ritou

ritou

August 26, 2026

More Decks by ritou

Other Decks in Technology

Transcript

  1. FAPI (Financial-grade API) • OAuth: アクセストークンを用いて同期的/非同期なリソースアクセスを実現 するためのフレームワーク • OIDC: 同期的/非同期にエンドユーザーの属性情報を提供するための仕組み

    • FAPI: OAuth 2.0 / OpenID Connectを高いセキュリティが求められるAPI 向けにプロファイルした仕様群 • 自由度を制約することで特定の攻撃への耐性と相互運用性を高める • “金融”以外にも適用可能 4
  2. FAPI 2.0の仕様群 • FAPI 2.0 Security Pro le: FAPI 2.0の中核となる高セキュリティOAuthプ

    ロファイル • FAPI 2.0 Attacker Model: FAPI 2.0が想定する攻撃者モデル • FAPI 2.0 Message Signing: OAuth/OIDCの各種リクエスト・レスポンス への署名による非否認性の強化 fi 6
  3. FAPI 2.0のポイント • Simpler: FAPI 1.0から整理・簡素化 • Stronger: OAuth Security

    BCP等を取り込み、より強固に • Broader: 金融以外の高価値APIにも適用可能 • Interoperable: Certi cationによって実装間の相互運用性を確認 fi 7
  4. 8

  5. AIエージェント時代のインパクト • 自律的アクセス: 例) スケジュール確認 -> 経路検索 -> 決済の場合にどのよう にアクセス許可を行う?

    • トークン漏洩、不正利用リスクの増大: Confused Deputy攻撃など • 境界防御の無効化: アクセス元の制限が困難に? 11
  6. これから求められるAPI提供スタイル • より柔軟、動的なワークフロー • リソース単位の機能提供 • 連続的、複合的な利用を想定: セキュリティレベルの底上げ、APIのレートリ ミットや課金の扱い •

    ゼロトラストの本格導入と最小権限の原則: 対象は人間(端末)からAIエージェ ントへ。厳格なアクセスポリシーの定義と運用が求められる 12
  7. 17