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20201219 AASL発表資料

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December 20, 2020

20201219 AASL発表資料

アメリカ学校図書館協会(AASL)が2018年に出した学習者基準を、立教司書課程で2年半かけて翻訳していました。その完成イベントでの発表資料です。イベント詳細はこちらhttps://sites.google.com/rikkyo.ac.jp/aasl2018seminar?fbclid=IwAR12-xBrXR0udaOex2Q0yQWEfA-Jb_0s4BCMph8z7aCfClQoHwlrw81SJU4

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sachiko takiue

December 20, 2020
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Transcript

  1. 探究 B 創造 新しい知識に関わる 1 問いについて調べる 2 足りない知識を得る 3 成果物を生み出す

    A 思考 好奇心と積極的な態度 1 問いを立てる 2 これまでの知識を思い出す C 共有 他者と協働し成果物を共有 1提案された内容の検討 2前向きなフィードバックの提供 3フィードバックを受け止めた行動 4成果物を共有 D 成長 探究に基づくプロセスに参加 1継続的な知識の探究 2持続的な探究への関与 3新しい理解の生成 4情報に基づいた決定
  2. 包摂 B 創造 グローバルな学習コミュニ ティへの認識 1 さまざまな学習者と交流 2 さまざまな見方を評価する 3

    多様な見方があることを表現する A 思考 バランスのとれた見方 1 貢献に対する気づきを表現 2 表現された考え、意見を把握 3グローバルな学習コミュニティ で理解を示す C 共有 共感と寛容の態度 1情報をもって話し合いに参加 2多様な観点が示された話し合いに 参加 D 成長 共感し、公平な態度を示す 1さまざまな学習者とつながる 2他の見方に興味を示す 3グローバルな学習コミュニティで自 身の位置付けを振り返る
  3. 協働 B 創造 個人的、社会的、知的 ネットワークへの参加 1 多様なコミュニケーションツー ル、情報資源を使う 2他の学習者とのつながりを確立 A

    思考協働できる機会を見つける 1 理解を深める意欲を示す 2 学習グループへ参加し、新たな 理解を生み出す 3やりとりによって問題解決 C 共有 問題解決のために協働する 1他者からのフィードバックの受容 2探究のプロセスで多様な見方を取 り入れる D 成長 学習に他者とともに参加 1話し合いに積極的に貢献 2学習を社会に対する責任として認 識
  4. キュレート (選択・整理・共有するという意味) B 創造 課題にふさわしい情報 1 さまざまな情報源を探す 2 情報の妥当性や正確さを検証 3

    体系的な方法によって整理 A 思考 情報ニーズに応じて行動 1 情報を集めるニーズを把握する 2 可能性のある情報源の把握 3 情報源を分析的に選択 C 共有 情報資源の交換 1協働的に構築されたウェブサイト にアクセスし評価 2ウェブサイトの協働的な構築 3ウェブサイトの内容を比較、検証 D 成長 利用者のために情報を組織化 1キュレートされた情報の分析、考察 2概念的な知識ネットワークに統合 3キュレートのプロセスを公開
  5. 探索 B 創造 新しい知識を構築する 1 構想、実行、省察のサイクル 2 手直しや、作ったりして自主 的に追求 A

    思考好奇心を育み満たしていく 1 広く深く読み書いたり創造する 2 誤解についてよく考える 3 個人の成長のために探究のプロ セスを振り返る C 共有 学習コミュニティに参加 1トピックについて興味を示す 2革新的な調査方法を協力して提供 3革新的な解決策を協働的に見つけ 出す D 成長 経験と省察を通して成長する 1繰り返し挑戦する 2開発し、伸ばし、広げることができ る能力、スキル 3フィードバックをオープンマインド で受け入れる
  6. 関与 B 創造 知識の創造の倫理的判断 1 他者の成果物を倫理的に判断 2 知的生産物に敬意を示す 3 他者が出典を認識できるように

    A 思考 倫理的法的ガイドライン 1 情報を責任を持って用いる 2 情報の倫理的な使い方を理解 3ニーズに対する適合性を評価 C 共有 倫理的合法的に新しい情報 をグローバルコミュニティに共有 1改変、再利用、リミックスに関す る方針に従う 2ふさわしい方法で知識を広める D 成長 個人の学習を広げる 1情報とITの、自分なりの利用方法 2倫理的な知識創造のプロセスを振り 返る 3倫理的合法的な行動を他者にも促す
  7. 「共有」について ここで皆さんに質問です! • 学生時代、「共有」(発表)することを ポジティブに捉えていましたか? ネガティブに捉えていましたか? • 自分や他者の成長や探究活動を促進させる「共有」はどのようなもの でしょうか? •

    「協働的に構築されたウェブサイト」のように、オンライン上で 学校コミュニティ外の他者と「共有」する場合、 どのような工夫をすればいいでしょうか? どのような機能がウェブサイトにあったらいいでしょうか?