Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

AI時代の発信活動 ~技術者として認知してもらうための発信法~ / 20251028 Mas...

AI時代の発信活動 ~技術者として認知してもらうための発信法~ / 20251028 Masaki Okuda

2025/10/28 UV Study : AI時代のエンジニア生存戦略会議
https://uniquevision.connpass.com/event/369941/

株式会社SHIFT
アジャイル推進部 DevOpsエンジニア
奥田雅基

Avatar for SHIFT EVOLVE

SHIFT EVOLVE PRO

October 28, 2025
Tweet

More Decks by SHIFT EVOLVE

Other Decks in Technology

Transcript

  1. Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 2025 / Copyright SHIFT

    Inc, All Rights Reserved. 1 UV Study : AI時代のエンジニア生存戦略会議 株式会社SHIFT アジャイル推進部 Okuda Masaki 28 10 19:30-22:00 奥田 雅基 AI時代の発信活動 ~技術者として認知してもらうための発信法~
  2. 2 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 生き残っていく技術者は「発信力」を磨いている 今回伝えたいこと ⚫

    生成AIが登場したことで、私たちの開発環境が大きく変わった ✓ 指示文を与えれば、生成AIが良しなにコードを生成してくれる ✓ Spec駆動開発で要件定義もAIが行ってくれる ⚫ 今までのやり方を続けていても生き残っていけない ✓ AIができない「発信活動」を磨いていくことが、 ✓ いきのこるために必要
  3. 3 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. AI時代でも技術者として生き残っていきたい方 対象者 ⚫

    具体的には次のような悩みを抱えている方にお伝えしたいです 1. このままのキャリアを進んでいいか悩んでいる方 2. 技術者としてのロールモデルを探している方 3. 技術発信を行っているが空回りしていると感じている方
  4. 4 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 自己紹介 奥田 雅基|Okuda

    Masaki 株式会社SHIFT アジャイル推進部 2016年:システム運用保守として社会人スタート 2025年:SHIFT入社 現在はDevOpsエンジニアとして活動しております 社外活動:JAWS-UG彩の国埼玉支部運営 X(@mob_engineer)※フォロワー:約2,800
  5. 6 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 1. AI時代に技術者に求められること 2.

    私が行ってきた発信活動 3. AI時代の発信活動 アジェンダ
  6. 7 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 解説記事であれば生成AIで事足りる場合もある 生成AIでブログ執筆も楽になっている ⚫

    生成AIに「••に関する解説記事を書いて」と言えば、それなりの 記事を数十秒で生成してくれる ⚫ プロンプトに「人格設定(例:ギャル風)」などを付け加えること で、その人格に合わせた表現に変えてくれる
  7. 9 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. あえて「生成AIに抗う」ことが大事なのではないか? 生成AI頼りでいいのか? 出典元:https://newspicks.com/news/14688255/body/

    ⚫ 生成AIで作られた記事は意外と読 まれない(生成AI避け) ⚫ これからの情報発信は問いを与え ることが大事
  8. 10 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 1. AI時代に技術者に求められること 2.

    私が行ってきた発信活動 3. AI時代の発信活動 アジェンダ
  9. 11 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 「私主体」から「相手主体」に変わっていった 私の発信活動 2024年11月~

    2025年3月 2025年4月~ 2025年6月 2025年7月~ 現在 • 「私が語りたいこと」を伝えることに重きを置いていた • ライトニングトークでも、ややずれた内容を発表していた • 主役は「自分」という考え • 登壇回数を10回超えたあたりから「相手に伝える」ことにチャレンジ • 私がどのような話を行えば聴衆が納得するか考えるように • 主役は「自分から聴衆」へ考えが変わっていった • 「相手に伝える」だけでなく「影響を与える」ことにシフト • 「相手を動かすために何が必要なのか」を模索するようになった • 主役は「聴衆」、相手を動かすことに視点が変わった
  10. 12 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 社外の方から認知してもらえるようになった 発信活動のスタイルが変わったことで 2024年11月~

    2025年3月 2025年4月~ 2025年6月 2025年7月~ 現在 • LTイベントで発表を行っている一人の技術者 • Xでの認知度は高くなかった(フォロワー500名) • LTイベントでよく話している人と認知されるようになった • 社外の知り合いも増え、認知されるようになっていった • 「••の学びがあった」というコメントは少ない • 初めましての方からもお声がけされるようになった • 社外イベントで「XXについて話してくれませんか?」と相談を受けるようになった • 「••について考えるきっかけになった」というコメントをいただくように
  11. 13 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 1. AI時代に技術者に求められること 2.

    私が行ってきた発信活動 3. AI時代の発信活動 アジェンダ
  12. 14 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 情報を与える時代から考えさせる時代に変わった AI時代の発信活動 ⚫

    「考えさせる」うえで必要なポイントとして3点ある 1. 「生成AIに任せきった文章」は見抜かれる 2. 「••の事実から考えたこと」が重要 3. 回数をこなしてフィードバックを沢山得る
  13. 15 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 読み手は生成AIが作った文章に飽きている その1:「生成AIに任せきった文章」は見抜かれる ⚫

    生成AIはあくまで「確率論」に基づいて「もっともらしい」文章を 生成します。そのため、生成AIが生み出した文章は読み手に対して 感動を与えることはほぼないです。 ⚫ 私も過去に社内ブログを生成AIに丸投げして投稿したことが • ありますが、社内の人から「面白くない記事」と言われ、 • 読まれなくなった経験があります。
  14. 16 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 読み手は「あなたが考えたこと」を欲しがっている その2:「••の事実から考えたこと」が重要 ⚫

    前提として読み手は「筆者が経験を通じて考えたことを知りたい」 ⚫ 特定技術に関して深堀して発信することも大事ですが、 • 「調査した技術を通じてあなたは何を考えたのか」を • 付け加えることで読み手に刺さる社外発信を実現できる
  15. 17 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 「打席に立ってバットを振る」ことが成功の近道 その3:回数をこなしてフィードバックを沢山得る ⚫

    書籍などを通じてインプットすることも大事ですが、 • 「回数をこなしフィードバックを得る」ことが一番の近道 ✓ 打席に立つ(社外発信)だけでなく、 • バットを振る(フィードバックを得る)ことを意識する
  16. 19 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 生き残っていく技術者は「発信力」を磨いている 今回伝えたいこと ⚫

    生成AIが登場したことで、私たちの開発環境が大きく変わった ✓ 指示文を与えれば、生成AIが良しなにコードを生成してくれる ✓ Spec駆動開発で要件定義もAIが行ってくれる ⚫ 今までのやり方を続けていても生き残っていけない ✓ AIができない「発信活動」を磨いていくことが生き残りの道 ✓ 私の発信活動から見えた「発信法」のポイントをお伝えします
  17. 20 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 「書く」から「考えさせる」社外発信がいきのこりの道 まとめ ⚫

    私も「読み手に考えさせる」社外発信を実現するために、 ⚫ 日々模索しています ⚫ 今回お話しした内容を機会に「考えさせる」社外発信を ⚫ 考えてみてはいかがでしょうか?