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小さな判断で育つ、大きな意思決定力 / 20251204 Takahiro Kinjo

小さな判断で育つ、大きな意思決定力 / 20251204 Takahiro Kinjo

2025/12/4 pmconf 2025
https://2025.pmconf.jp/

株式会社SHIFT
DAAE統括部 DAAE部
ワスレナイグループ グループ長補佐
金城 貴大

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SHIFT EVOLVE PRO

December 04, 2025
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Transcript

  1. 3 会社紹介 ソフトウェアの品質保証・テスト事業から DXの総合企業、AIネイティブなSIカンパニーに • エンジニア_正社員:正社員雇用のエンジニア (他社からの出向者含む) • エンジニア_有期雇用: アルバイト、契約社員

    • パートナー: 自社リソース(正社員)が足りない場合に、 業務を担ってもらうSES企業のエンジニア 売上高 1,106 約 億円 エンジニア数 12,700 人超 売上高の推移 (※) エンジニア数の推移 会社名 株式会社SHIFT 本社所在地 東京都港区麻布台1丁目3番1 麻布台ヒルズ森JPタワー 全国拠点 大阪・札幌・仙台・新潟・ 浜松・名古屋・広島・福岡 代表者 丹下 大 設立日 2005年9月7日 上場市場 東証プライム(3697) 資本金 21百万円 ※2024年8月末時点 従業員数 連結:14,726人 単体:7,815人 ※2025年5月末時点 グループ会社 42社 ※2025年10月時点 ※:2024年8月期 出典: SHIFT_2025年8月期第3四半期 決算説明会 資料_P.57 ◼売上高:110,627百万円 ◼経常利益:10,537百万円 ◼当期純利益:5,715百万円 3 出典:SHIFT_2025年8月期第3四半期決算説明会資料 _P.10
  2. 14 PMの意思決定に必要な3STEP STEP2 選択と決断 STEP1 情報探索 STEP3 合意形成 現在の機能利用状況、市場 分析、要望の棚卸し等を実

    施する。 集めた情報をもとに期間内で 何をやるか決める。 なぜ今のロードマップなの かを説明する。
  3. 17 例)不具合チケット優先度付けにおける3STEP STEP2 選択と決断 STEP1 情報探索 STEP3 合意形成 事象の発生条件、影響度、 不具合とする根拠、を調べる。

    確認した事象と今のプロダクト 状況に合わせて優先度をつけ る。 なぜその優先度をつけたか 説明する。
  4. 27 テスト時代の実例「P1 vs P2」 私の判断:P2(リリースまでに直す) 理由: テスト期間内に直せばよいのでP2。直るまでは他のテストを進められれば問題 ないと判断。 PMの判断:P1(最優先) 理由:

    ハッピーパスが通らないと他の不具合検出のタイミングも遅れる。全体的にスケ ジュールが遅れる可能性が出るため、テストブロッカーはP1にする必要がある。 重要機能(Epic)でテストブロッカーとなる不具合を検出
  5. 34 実例: ジュニアPMに優先度付けをやってみてもらった 「作業者」から「意思決定者」への脱皮を果たした STEP 初期(Before) 現在(After) 探索 情報不足で手が止まる 「どうすればいいですか?」

    判断基準(仕組み)自体を提案 「本番環境の項目を追加すべき」 選択と 決断 ある情報だけで なんとなく決める 事象を理解しつつ、現在プロダクトが置か れている状況を加味して判断できる 合意形成 チケットの記載内容を 読み上げるだけ どのように思考して探求、決断をしたかの プロセスを説明できる どのように変わったか
  6. 35 ジュニアPM本人のコメント 苦労したこと • 情報や仕様理解が不足しているチケットでは、「不具合なのか仕様なのか」 「どこまでを期待値とみなすか」の判断に時間がかかった 工夫したこと・学んだこと • 仕様への理解と他の人の手がけているバックログへの理解も深まり、プロダク トの全体像の解像度がはっきりしたように感じている

    • チケット内容の理解のために、設計書・バックログを確認し、「ここまでは自分 の理解」「ここから先は不明点」と切り分けてから起票者や先輩に相談する ようにした →この「自分で理解できた範囲を明確にし、不明点を関係者に確認する」 という進め方は、他のタスクでもそのまま応用でき、仕事全体の進め方とし ても役立っている