Upgrade to PRO for Only $50/Year—Limited-Time Offer! 🔥
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
JOI2015-2016 春合宿 day 2 Sandwich 解説
Search
snuke
March 21, 2016
Education
0
310
JOI2015-2016 春合宿 day 2 Sandwich 解説
おからは栄養"満点"らしいです。
snuke
March 21, 2016
Tweet
Share
More Decks by snuke
See All by snuke
puzzleLT.pdf
snuke
0
710
JOI2015-sp-day4-walls-anothersolution
snuke
0
240
JOI2014 春合宿 day 2 スタンプラリー 解説
snuke
0
210
NPCA合宿きょーぷろ講義
snuke
0
360
JOI 2013 春合宿 day4-1 messenger 解説
snuke
0
370
CodeForces#162 Div1-E
snuke
0
340
CodeForces162 Div1-E
snuke
3
16k
SRM 555 Div 1 easy, Div 2 medium
snuke
1
460
SRM 555 Div 1 hard
snuke
1
560
Other Decks in Education
See All in Education
GOVERNOR ADDRESS:2025年9月29日合同公式訪問例会:2720 Japan O.K. ロータリーEクラブ、2025年10月6日卓話:藤田 千克由 氏(国際ロータリー第2720地区 2025-2026年度 ガバナー・大分中央ロータリークラブ・大分トキハタクシー(株)顧問)
2720japanoke
0
710
20250830_本社にみんなの公園を作ってみた
yoneyan
0
170
核軍備撤廃に向けた次の大きな一歩─核兵器を先には使わないと核保有国が約束すること
hide2kano
0
180
ROSConJP 2025 発表スライド
f0reacharr
0
270
HyRead2526
cbtlibrary
0
140
Cifrado asimétrico
irocho
0
340
バケットポリシーの記述を誤りマネコンからS3バケットを操作できなくなりそうになった話
amarelo_n24
1
140
Презентация "Знаю Россию"
spilsart
0
370
QR-koodit opetuksessa
matleenalaakso
0
1.7k
Padlet opetuksessa
matleenalaakso
9
15k
Introduction - Lecture 1 - Human-Computer Interaction (1023841ANR)
signer
PRO
0
2.7k
2025年度伊藤正彦ゼミ紹介
imash
0
130
Featured
See All Featured
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
791
250k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
122
21k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
128
54k
[SF Ruby Conf 2025] Rails X
palkan
0
510
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
42
2.9k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
56
14k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
52
5.8k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
413
23k
Facilitating Awesome Meetings
lara
57
6.7k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
9
710
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
12
1.3k
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
48
9.8k
Transcript
サンドイッチ (Sandwich) 解説 JOI 2016 春合宿 day2 snuke
問題概要 • R⾏行行C列列のマス⽬目にサンドイッチが並んでいる • 斜辺または他の⼆二辺が空いてるサンドイッチは取れる • 各マスについて、そのマスのサンドイッチを両⽅方取るた めに取る必要のあるサンドイッチの個数の最⼩小値は?
問題概要 • R⾏行行C列列のマス⽬目にサンドイッチが並んでいる • 斜辺または他の⼆二辺が空いてるサンドイッチは取れる • 各マスについて、そのマスのサンドイッチを両⽅方取るた めに取る必要のあるサンドイッチの個数の最⼩小値は?
問題概要 • R⾏行行C列列のマス⽬目にサンドイッチが並んでいる • 斜辺または他の⼆二辺が空いてるサンドイッチは取れる • 各マスについて、そのマスのサンドイッチを両⽅方取るた めに取る必要のあるサンドイッチの個数の最⼩小値は?
問題概要 • R⾏行行C列列のマス⽬目にサンドイッチが並んでいる • 斜辺または他の⼆二辺が空いてるサンドイッチは取れる • 各マスについて、そのマスのサンドイッチを両⽅方取るた めに取る必要のあるサンドイッチの個数の最⼩小値は?
問題概要 • R⾏行行C列列のマス⽬目にサンドイッチが並んでいる • 斜辺または他の⼆二辺が空いてるサンドイッチは取れる • 各マスについて、そのマスのサンドイッチを両⽅方取るた めに取る必要のあるサンドイッチの個数の最⼩小値は?
問題概要 • R⾏行行C列列のマス⽬目にサンドイッチが並んでいる • 斜辺または他の⼆二辺が空いてるサンドイッチは取れる • 各マスについて、そのマスのサンドイッチを両⽅方取るた めに取る必要のあるサンドイッチの個数の最⼩小値は?
問題概要 • R⾏行行C列列のマス⽬目にサンドイッチが並んでいる • 斜辺または他の⼆二辺が空いてるサンドイッチは取れる • 各マスについて、そのマスのサンドイッチを両⽅方取るた めに取る必要のあるサンドイッチの個数の最⼩小値は?
問題概要 • R⾏行行C列列のマス⽬目にサンドイッチが並んでいる • 斜辺または他の⼆二辺が空いてるサンドイッチは取れる • 各マスについて、そのマスのサンドイッチを両⽅方取るた めに取る必要のあるサンドイッチの個数の最⼩小値は?
問題概要 • R⾏行行C列列のマス⽬目にサンドイッチが並んでいる • 斜辺または他の⼆二辺が空いてるサンドイッチは取れる • 各マスについて、そのマスのサンドイッチを両⽅方取るた めに取る必要のあるサンドイッチの個数の最⼩小値は?
問題概要 • R⾏行行C列列のマス⽬目にサンドイッチが並んでいる • 斜辺または他の⼆二辺が空いてるサンドイッチは取れる • 各マスについて、そのマスのサンドイッチを両⽅方取るた めに取る必要のあるサンドイッチの個数の最⼩小値は?
⼩小課題 1 (35点) • ⽬目的の2個のサンドイッチの取り⽅方は2通りある (A) 上側のサンドイッチを先にとって下側を次に取る (B) 下側のサンドイッチを先にとって上側を次に取る •
(A)についての最⼩小値が求められれば、(B)についても同 様な⽅方法で求めることができるので、(A)のみを考える 先 後
⼩小課題 1 (35点) • 上側のサンドイッチを取るためには、⾚赤マルの位置のサ ンドイッチを先に取らなければならない • このように「Xを取るためには先にYを取らなければい けない」という状況を、「XがYに依存している」と呼 ぶことにする
先 後
⼩小課題 1 (35点) • XがYに依存しているとき、X→Yという辺を貼ってみる • 辺が貼られたものを逆順に、取れるものから取っていけ ば緑のサンドイッチを取ることができる
⼩小課題 1 (35点) • このようにサイクルができる場合は取ることが出来ない
⼩小課題 1 (35点) • 各マスについて、(A),(B)パターンを試す – 依存関係を列列挙していき、辺を貼る – 辺が貼られたサンドイッチの個数を求める –
ただし、サイクルが存在する場合は取れないと判定する • 計算量量:O((RC)^2)
⼩小課題 1 (35点) • 具体的にどう計算するか – 単にbool visited[MAX_̲V]のような配列列で状態を管理理している と、「サイクル」なのか「単に2回訪れただけ」なのかが判定 できない
⼩小課題 1 (35点) • 具体的にどう計算するか – DFSを⽤用いると簡潔に実装できる int state[MAX_V]; //
0 で初期化 int dfs(int v) { if (state[v] == 1) return INF; if (state[v] == 2) return 0; state[v] = 1; int sum = 1; for (int u : to[v]) { int res = dfs(u); if (res == INF) return INF; sum += res; } state[v] = 2; return sum; }
実装の簡略略化 • サンドイッチが三⾓角形なのは扱いにくいので、マス単位 で考えることにする
実装の簡略略化 • サンドイッチが三⾓角形なのは扱いにくいので、マス単位 で考えることにする
実装の簡略略化 • マス⽬目の隣隣接関係を扱うときのテクニック – dx[] = {-‐‑‒1, 0, 1, 0},
dy[] = {0,-‐‑‒1,0,1} – for(v=0~∼3) nx = x+dx[v], ny = y+dy[v] • v という⽅方向でʻ‘Zʼ’のマスに⼊入ってきた時、そのマスから 貼る辺は v と v xor 1 の⽅方向のマス – ʻ‘Nʼ’のマスなら v と v xor 3 0 2 1 3
⼩小課題 2 (満点) • 列列ごとに考える • 列列の上から順に依存関係を計算していく
⼩小課題 2 (満点) • 列列ごとに考える • 列列の上から順に依存関係を計算していく
⼩小課題 2 (満点) • 列列ごとに考える • 列列の上から順に依存関係を計算していく
⼩小課題 2 (満点) • 列列ごとに考える • 列列の上から順に依存関係を計算していく • 依存関係の辺は単調増加!
⼩小課題 2 (満点) • 列列ごとに考える • 列列の上から順に依存関係を計算していく • 依存関係の辺は単調増加! –
上側のサンドイッチは必ず上⽅方向に依存しており、 上⽅方向に依存されたマスは上⽅方向に依存しているため
⼩小課題 2 (満点) • 列列ごとに、上から順に依存関係を計算する • 同じ列列内では依存関係を初期化をせずに計算していく • 依存関係の個数は⾼高々O(RC)なので、列列ごとにO(RC)で 計算でき、全体でO(RC*C)となる
⼩小課題 2 (満点) • 列列ごとに、上から順に依存関係を計算する • 同じ列列内では依存関係を初期化をせずに計算していく • 依存関係の個数は⾼高々O(RC)なので、列列ごとにO(RC)で 計算でき、全体でO(RC*C)となる
統計 0 35 100 15 4 1
統計 0 35 100 菩提樹の⽊木の下で悟りを開くブッダのイラスト 15 4 1 巫⼥女女さんのイラスト おからのイラスト