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複業SRE、どこまでいける?

 複業SRE、どこまでいける?

縁も運もあってか、今自分はなんと4社で明示的にSREロールを担う/もしくは委託されています。
暗黙的もしくは自称を加えるとあと数社これに乗ってきます。
ただでさえ、そう簡単ではない複業でのSRE稼業を、どのように掴み・回し・前に進めているのか。
振り返りつつ、プラスの面・マイナスの面を整理して、現状をご紹介します。
2024年7月時点の、課題に感じていることと直近数年程の展望も、お話ししたいと思います。

Hisashi SOGA

July 25, 2024
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Transcript

  1. About Me 1999年からITエンジニア。GIS(地図)ソフト -> SVF(帳票)ミドルウェア の開発を経験 2012年から forSurvey(Webアンケート) の開発/運用期にSREチームを立ち上げ 2019(個人事業開業)から主にLaravelベースなWebサービスのバックエンド開発者

    2020頃に自ら志願してクラウドインフラ担当となりIaCを推進 2022年に法人成り。複業で多種多様なタスクを受託し周囲の支援を受けながら実行 絶妙に少しずつ担当領域を拡大し、フルサイクルSREを志向して活動 人知れず の理事( 「足まわり」担当) Hisashi SOGA 一般社団法人SRE NEXT 2
  2. AGENDA ここまでやっている どうしてこうなった? ふと感じてたコト NEXT、こうなってほしい 資料は公開してあります -> ※1. 履歴が増殖するため、シークレットウィンドウでご覧ください(Chromeを推奨) ※2.

    ところどころの青の文字はリンクになっています ※3. スペースで次のページに進みます([o]でOverviewが見れます) ) ( はダウンロードしたPDFならリンクに飛べるのでご利用ください) https://bit.ly/3zWL9kx SpeakerDeck版 4
  3. 契約社数と作業環境 10社だった(稼働中は7社) 2回線 + モバイル Wi-Fi(生命線) PCは 5 台を使い分け ディスプレイは

    7 面 ・メインPCに 3 面 ・サブPCに 2 面(持出あり) ・Chromebookと貸与PCに各 1 面 ブラウザProfile使い分けを駆使 Mac の で"面"を制御 AWSume で多段にどこへでも Mission Control 6
  4. 工夫とか パスワードマネージャは 1Password(Businessプラン)、Bitwardenを併用 MFAアプリは Authy と Google Authenticator を併用 ウィルス対策は

    Microsoft Defender と ESET を併用 以下のようなスクリプトを利用することで、コマンド一発で作業社を 切換可能にしている refs github.com/sogaoh/m2-provisioner 7
  5. いろいろな課題と対峙 障害対応 監視設定 コスト削減 RI・SP購入 システム譲渡 WAF設置・設定 サービスクローズ バージョンアップ CI/CD構築・整備

    ログ集約機構把握 EC2からECSへ切換 サーバー構築簡素化 開発環境コンテナ化 既存インフラのIaC化 リプレース/構成見直し AWSマルチアカウント対応 冗長化(プライベートクラウド) カスタムマージチェック機構導入 Gitリポジトリの統合(モノレポ化) デプロイ機構の移行(SSHに頼らない) 脆弱性対応(アプリ改修/インフラ調整) ・・・・・・・ 8
  6. Beyond “ ➕ ➖ ✖️” 共通の課題と向き合う仲間との対話 => Priceless 多様な技術との接点 =>

    気付きの機会が増えている 標準が把握できる:相場・定石・鉄則・守破離の境界 コンディションコントロール難しい => 無理しないで 状況は千変万化 => 終わりを受け入れる準備を 契約や法律の解釈は無限になり得るので十分に注意を ぼくたち発信で、複業プラクティス生み出せないかな(野望) 19