失敗から学ぶ 技術的負債との正しい歩き方 / learn from predecessors

# ソフトウェアエンジニアリングサバイバルガイド: 廃墟を直す、廃墟を出る、廃墟を壊す、あるいは廃墟に暮らす、廃墟に死す
https://www.youtube.com/watch?v=PSCmjrrbNkg

# Howだけ考えると複雑さを導入して仕事が増える
https://soudai.hatenablog.com/entry/2020/08/14/101657

# 質とスピード（2020春版） / Quality and Speed 2020 Spring Edition
https://speakerdeck.com/twada/quality-and-speed-2020-spring-edition

# 判断と決断の違いと決断のコツ
https://soudai.hatenablog.com/entry/2022/01/04/151923

# Worse Is Better - 過去を知り、未来に備える。技術選定の審美眼
https://speakerdeck.com/twada/worse-is-better-understanding-the-spiral-of-technologies-2019-edition

Transcript

1. 失敗から学ぶ 技術的負債との正しい歩き方 【リンケージxセレス】～失敗する開発とその対策～
2. 技術的負債
 
 
 What is it?
3. 技術的負債
 ||
 廃墟
 What is it?
4. What is it? https://www.youtube.com/watch?v=PSCmjrrbNkg
5. ソフトウェアと共に暮らす
 
 そんな暮らし方の話をします
 What is it?
6. 
 
 
 What is it?
7. 技術的負債は
 
 エンジニアを滅ぼす
 What is it?
8. What is it?
9. バルスしないために必要な話します
 
 
 What is it?
10. 1. 自己紹介
 2. 技術的負債と共に歩む
 3. プロダクトと向き合え
 4. 技術選定と未来への投資
 5. まとめ
 あじぇんだ
11. 1. 自己紹介
 2. 技術的負債と共に歩む
 3. プロダクトと向き合え
 4. 技術選定と未来への投資
 5. まとめ
 あじぇんだ
12. 自己紹介
 曽根 壮大（38歳）
 Have Fun Tech LLC 代表社員
 株式会社リンケージ CTO
 
 そ　 ね　　 たけ とも
 • 日本PostgreSQLユーザ会 勉強会分科会 担当
 • 3人の子供がいます（長女、次女、長男）
 • 技術的にはWeb/LL言語/RDBMSが好きです
 • コミュニティが好き
13. 突然の宣伝
 
予防医療のリンケージ
 
 
 • リモートワークの不安を数値にするストレスチェック • 女性の健康課題をサポートする • リモートワーク、ちょっとした心配を相談できる安心をご提供 

14. 1. 自己紹介
 2. 技術的負債と共に歩む
 3. プロダクトと向き合え
 4. 技術選定と未来への投資
 5. まとめ
 あじぇんだ
15. 技術的負債と共に歩む
 
 
 技術的負債と共に歩む
16. 技術的負債と共に歩む
 ↓
 我々自身が
 技術的負債と共に歩む
17. 技術的負債と共に歩む
18. ソフトウェアを
 
 継続的にメンテナンスする
 技術的負債と共に歩む
19. 当たり前にできていますか？
 
 
 技術的負債と共に歩む
20. なんのためにリリースするの？
 
 なんのために監視するの？
 技術的負債と共に歩む
21. • ソフトウェアを補強する
 ◦ ユニットテスト、シナリオテスト
 • ソフトウエアの状態を把握する
 ◦ モニタリング、オブザーバビリティ
 • ソフトウェアの改善を行う
 ◦ リファクタリング、リリース
 当たり前の日常にすべきこと
22. これらはリリースを恐れず
 
 素早く改善サイクルを回すための手段
 技術的負債と共に歩む
23. 進捗の麻薬と
 
 Howの呪い
 技術的負債と共に歩む
24. https://soudai.hatenablog.com/entry/2020/08/14/101657 “例えばリリース手順書を作りました！ってな ると作業の内容が変更になるたびに手順書 のメンテナンスをしなければいけない。そうす ると作業が増えるのでリリース方法をできる だけ変更したくないという力学が働きやすくな る。
 　その結果、自分たちがリリース方法を変え るだけでより良くしていける可能性があっても 無駄な議論が増えたり、間接的な作業がま た増えたりする。
 　こうやって作業が増え、仕事が増え、リソー スがどんどん足りなくなる ”

25. 問題にフォーカスする。 
 
 その上で問題を技術で解決する。
 技術的負債と共に歩む
26. 当たり前にできていますか？
 
 
 技術的負債と共に歩む
27. 当たり前にできていますか？
 ↓
 当たり前の積み重ねの先に共存がある
 技術的負債と共に歩む
28. 1. 自己紹介
 2. 技術的負債と共に歩む
 3. プロダクトと向き合え
 4. 技術選定と未来への投資
 5. まとめ
 あじぇんだ
29. ？？？「よっしゃ！作り直すぞ！」
 
 
 プロダクトに向き合え
30. ？？？「Scrumやってみましょうよ」
 
 
 プロダクトに向き合え
31. ？？？「DDDでやればうまくいきます！」
 
 
 プロダクトに向き合え
32. プロダクトに向き合え
33. プロダクトに向き合え
34. Howに囚われるな！！！！
 
 （本日2度目）
 プロダクトに向き合え
35. 問題はプロダクトの中にあるし
 
 課題の解き方はプロダクトに左右される
 プロダクトに向き合え
36. って話をすると現れる話
 
 
 プロダクトに向き合え
37. ？？？「リリース優先なんで」
 
 
 プロダクトに向き合え
38. ？？？「リリース優先なんで」
 ↓
 YAGNIを言い訳に使うな！！
 プロダクトに向き合え
39. 妥協しなかった者だけが
 
 質とスピードは両立する
 プロダクトに向き合え
40. プロダクトに向き合え https://speakerdeck.com/twada/quality-and-speed-2020-spring-edition
41. プロダクトと向き合った先に
 
 真の目指すべきアーキテクチャがある
 プロダクトに向き合え
42. • リファクタリング
 ◦ 振る舞いを変えず、コードだけを変える
 • リアーキテクチャ
 ◦ サービスを変えず、アーキテクチャから変える
 • リプレース
 ◦ サービスから変える
 どこを変えたいのか
43. • リファクタリング
 ◦ 振る舞いを変えず、コードだけを変える
 • リアーキテクチャ
 ◦ サービスを変えず、アーキテクチャから変える
 • リプレース
 ◦ サービスから変える
 どこを変えたいのか サービスがうまく行っていて、コードの品質だけが問題 ならこのアプローチ。 上手く行ってるサービスはこれでよい。 日常的にやるべきこと
44. • リファクタリング
 ◦ 振る舞いを変えず、コードだけを変える
 • リアーキテクチャ
 ◦ サービスを変えず、アーキテクチャから変える
 • リプレース
 ◦ サービスから変える
 どこを変えたいのか パフォーマンスやリリースサイクルの改善などがやりたい場 合はここ。 エンジニアがやりたいことはリアーキテクチャでよく、リプ レースではないことが多い 小さくコンポーネント単位で置き換えることができると成功す ることも多く、腕の見せ所
45. • リファクタリング
 ◦ 振る舞いを変えず、コードだけを変える
 • リアーキテクチャ
 ◦ サービスを変えず、アーキテクチャから変える
 • リプレース
 ◦ サービスから変える
 どこを変えたいのか 様々な理由で選ばれる。 大体失敗するし、真に必要な場合は少ない。 真に必要な場合、リアーキテクチャの後に行う方が安全 なことが多い。 1億歩譲って式年遷宮するとしても、小さくすべき
46. プロダクトに向き合え
47. セカンドシステム症候群にならない
 
 
 プロダクトに向き合え
48. セカンドシステム症候群にならない
 ↓
 小さくリリースする
 プロダクトに向き合え
49. 1. 自己紹介
 2. 技術的負債と共に歩む
 3. プロダクトと向き合え
 4. 技術選定と未来への投資
 5. まとめ
 あじぇんだ
50. 投資をするなとは言ってなくて
 
 ちゃんと投資は回収しましょう
 技術選定と未来への投資
51. 負債を作るなと言ってなくて
 
 負債はちゃんと返済しましょう
 技術選定と未来への投資
52. 結論から言えば、決断のコツは失敗できるようにすることだ。
 失敗できる状態なら決断することができる。
 そして素早くアクションして、失敗のフィードバックを受け取ることで新しい決 断をすることができる。
 もう少し具体的に踏み込むと、決断をするとき、
 自分は次のようにステップを踏む。
 1. 決断するために必要な条件を整理する 
 2. 決断が難しい場合は、素早く始め、小さく失敗できるように考える 
 3. 失敗が難しい場合は、社内外も含めて多くの知見を集める 
 4. それでも難しい場合は、結論をできるだけ先伸ばす 
 5. 難易度が高く、失敗も許されず、今決断しなければいけない場合は 
 一番ダメージの少ない 方法を選ぶ
 　大体、1～4で解決する。1と2でまとまるような決断は小さな決断だ。チーム に任せて手を離すこともセットで考える。 3からが難しいとされる決断になる。
 特に5の場合においては結論は数年後だったりするし、答えは無いので腹を 括って決断するしかない。
 https://soudai.hatenablog.com/entry/2022/01/04/151923
53. 技術の選び方
 
 
 技術選定と未来への投資
54. 技術選定と未来への投資
55. 自分たちの解くべき問題を考える
 
 
 技術選定と未来への投資
56. 自分たちの解くべき問題を考える
 ↓
 世の中のHowが解いた問題を知る
 技術選定と未来への投資
57. 
 
 愚者は経験から学び
 
 賢者は歴史から学ぶ
 
 – オットー・フォン・ビスマルク 
 技術選定と未来への投資
58. 
 
 
 技術選定と未来への投資 https://speakerdeck.com/twada/worse-is-better-understanding-the-spiral-of-technologies-2019-edition
59. 
 
 優れた芸術家は模倣し、
 
 偉大な芸術家は盗む
 
 – パブロ・ルイス・ピカソ
 技術選定と未来への投資
60. 1. 自己紹介
 2. 技術的負債と共に歩む
 3. プロダクトと向き合え
 4. 技術選定と未来への投資
 5. まとめ
 あじぇんだ
61. まとめ
62. 
 
 Better late than never. 
 
 遅くても、やらないよりはやったほうがいい
 
 
 – @miyagawa
 まとめ
63. まとめ
64. 先人から学ぶために
 
 本を読みましょう
 まとめ
65. 一冊だけおすすめの本
 
 今日はご紹介します
 まとめ
66. まとめ
67. まとめ
68. 
 
 “手を動かした者だけが、世界を変える”
 
 
 
 株式会社はてな id:onishi
 自律を勝ち取る
69. ご清聴ありがとうございました
 
 
 まとめ