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ノーコード・ローコードツールで サブスク運用を効率化する方法 / JP_Stripes_Osa...
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Hidetaka Okamoto (Stripe)
January 20, 2023
Technology
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ノーコード・ローコードツールで サブスク運用を効率化する方法 / JP_Stripes_Osaka_202301
https://jpstripes.connpass.com/event/269776/
Hidetaka Okamoto (Stripe)
January 20, 2023
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Transcript
ノーコード・ローコードツールで サブスク運用を効率化する方法 JP_Stripes Osaka 2023/01 @hidetaka_dev Jan 2023 1
Today topic: サブスク契約「後」の話 2 JP_Stripes Osaka 2023/01
今日のトピック • サブスクリプションの契約後に想定すべき 3つの運用イベントとStripeでの対応方法 • コードをなるべく書かずに、 サブスクリプションの「出来事」に対応する • 「自分のビジネスに集中」するために、 ノーコード・ローコードツールを活用しよう
3 JP_Stripes Osaka 2023/01
今日のトピック • サブスクリプションの契約後に想定すべき 3つの運用イベントとStripeでの対応方法 • コードをなるべく書かずに、 サブスクリプションの「出来事」に対応する • 「自分のビジネスに集中」するために、 ノーコード・ローコードツールを活用しよう
4 JP_Stripes Osaka 2023/01
サブスクリプションは、「契約してからが本番」 • サブスクリプションは、「契約し続けてもらう」必要がある ◦ 使わないサブスクサービスは、解約される ▪ 競合他社への乗り換え: 「もっと安いor便利なサービスにしよう」 ▪ 需要の消失:
「子どもが成長したので、もう使わない」 • 機能への不満だけでなく、 サポートや契約体系などへの不満も解約理由になりうる 5 JP_Stripes Osaka 2023/01
サブスクリプションで発生しやすいサポートタスク • 契約内容の確認と変更 ◦ プランの変更や解約・請求履歴の確認 ◦ 請求書等の送付先住所・メールアドレスの変更 • 決済に関連する事象 ◦
カードの有効期限切れや銀行振込の入金忘れ ◦ 不正決済の申し立て(チャージバック請求)対応 • 営業やマーケティングなどとの連携 ◦ 優良顧客の特定、会計データのエクスポート 6 JP_Stripes Osaka 2023/01
Stripeで運用タスクを効率化する • 契約内容の確認と変更 ◦ Customer Portalでリダイレクト型請求マイページを実装 • 決済に関連する事象 ◦ 支払い失敗などの通知メールの自動送信
◦ 3DS2への対応やRadarを利用した不正検知システムの提供 • 営業やマーケティングなどとの連携 ◦ ダッシュボードやAPIの検索機能、レポート機能 7 JP_Stripes Osaka 2023/01
Stripe Customer Portalで請求マイページ • リダイレクト型 顧客請求マイページ • 顧客情報・決済情報 請求履歴・プラン変更など •
ノーコード / APIで 組み込みが可能 • 利用料: 無料 8 JP_Stripes Osaka 2023/01
失敗した支払いのフォローアップ • 決済の再試行を3回実施 • 失敗した場合に、 メールを送信して情報更新 • 有料オプションを利用して、 スマートリトライなど 追加機能も
Billing Scale (0.8%) 9 JP_Stripes Osaka 2023/01
ダッシュボードのフィルタ機能で、見たい情報を抽出 • 各情報一覧にある「フィルタ機能」 ◦ Billing, Payment, Customer, etc • 作成日や決済ステータスで、
情報をフィルタリング ◦ 例:直近X日に作成された、 未払いのサブスクリプション • フィルタ条件は、 URLのクエリ文字列として追加される ◦ /payments?status[0]=canceled&st atus[1]=blocked • 「よく見る条件」をブックマーク 社内Wikiやポータルで共有しよう 10 JP_Stripes Osaka 2023/01
今日のトピック • サブスクリプションの契約後に想定すべき 3つの運用イベントとStripeでの対応方法 • コードをなるべく書かずに、 サブスクリプションの「出来事」に対応する • 「自分のビジネスに集中」するために、 ノーコード・ローコードツールを活用しよう
11 JP_Stripes Osaka 2023/01
サブスクリプションや決済の「運用」にありがちなこと • 「緊急かつ重要な出来事」は 人力で解決する • 「重要だけど緊急でない」ものへの 開発リソースはあまり割り当てられない ◦ コア機能の開発・運用が優先される •
「コードを書かなくても、効率化できる」方法が効果的 12 JP_Stripes Osaka 2023/01 緊急かつ 重要 緊急ではないが重要 緊急だけど 重要ではない 緊急ではなく 重要でもない
ノーコードサービスで自動化ワークフローを構築する • 「イベント駆動」で考える ◦ IFTTT (If this then that) ◦
If XXX もしXXXが発生したら ◦ Then YYY YY を実行する • IFTTT / Zapier / Yoom / etc.. • AWS / GCP / Azure内連携は それぞれのWFサービスを利用 13 JP_Stripes Osaka 2023/01
Zapierで自動化ワークフローを構築する • ワークフローを始める 「起点」を決める ◦ Stripeの場合: ▪ サブスク申込や更新 ▪ 請求書の未払い
▪ など • 処理したい「タスク」を 順番に登録する ◦ Gmailでメール送信 ◦ Slackに通知 ◦ kintoneレコード作成 14 JP_Stripes Osaka 2023/01
サービスによっては、「WFプリセット」も • YoomやZapierなど ◦ サービス同士の 連携レシピが利用可能 ◦ 作成したWFを 共有できるSaaSも •
プリセットやレシピを見て 自動化できる作業やWFを 見つけよう 15 JP_Stripes Osaka 2023/01
Amazon EventBridgeでノーコードにAWSと連携 • 「発生したイベント」と 「実行したいWF」の 関係性(ルール)を作る • AWS内のイベントや、 連携SaaSのイベント、 AWS
SDKによる手動通知に対応 • StripeやTwilioなどは、 クイックスタートで Webhookエンドポイントを用意 16 JP_Stripes Osaka 2023/01 https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/ 2022/08/amazon-eventbridge-supports-receiving- events-github-stripe-twilio-using-webhooks/
クイックスタート利用の場合 Sourceでstripe.comを指定 detail-typeで Stripeのリソース名を指定 detailで、JSON構造に対応した 条件を書くと、絞り込み 右の例: 「5000円以上の請求書」に 関する全てのイベント 17
JP_Stripes Osaka 2023/01 EventBridgeでのStripeイベントのフィルター例
Amazon SNSやAWS Chatbotでまずは社内通知から • SNSを利用した社内通知 ◦ Chatbot併用でSlackにも • まずは「何かが起きた」ことを 素早く検知できる仕組みを作る
◦ 顧客が問い合わせて来る前に 調査や対応を済ませたい ◦ 人力でのサポートは継続 ただし初動が早くなる • EventBridgeのルールなどで 要対応イベントかを事前トリアージ ◦ 「オオカミ少年」化を回避する 18 JP_Stripes Osaka 2023/01
ワークフローを設計・実行 AWSのAPI呼び出しが可能 ローコードにWFが作れる ChoiceやWaitで、 条件分岐や待機も可能 ・失敗したら、 10秒後にリトライ ・3回失敗したら、 キャンセルして返金 19
JP_Stripes Osaka 2023/01 AWS StepFunctionsで、手続き処理をローコードに
ユーザー・契約の「状態」をシステムで把握する • 個々の契約や顧客の状態を人力で把握するのは難しい ◦ システム化・仕組み化して、素早く効率的に変化を検知する ◦ ローコードでWFの試作・評価サイクルを素早く回す • Q:「作ったWF」と「状態変化」をどう紐づけるか? ◦
手動実行(GUI / API / CLI / etc..) ◦ Webhook API ◦ イベント駆動型サービスを利用する ▪ Zapier, IFTTT, Yoom, Amazon EventBridge, Power Platform 20 JP_Stripes Osaka 2023/01
今日のトピック • サブスクリプションの契約後に想定すべき 3つの運用イベントとStripeでの対応方法 • コードをなるべく書かずに、 サブスクリプションの「出来事」に対応する • 「自分のビジネスに集中」するために、 ノーコード・ローコードツールを活用しよう
21 JP_Stripes Osaka 2023/01
コア機能に集中するための、ノーコードツール • コードを書く開発とノーコードツールは、ゼロサムの競合ではない ◦ ノーコードツールは、 社内の開発リソースを効率的に動かすために活用できる • 「重要だけど、緊急ではないタスク」を誰に任せるか? ◦ システムの外にあるタスク・ワークフローならば、
SaaSとIPaaSを使ってノーコードに解決する方法も 22 JP_Stripes Osaka 2023/01
「シャドーIT」にならないために・・・ • 「どのWFを、どこで自動化しているか」の目録 / Wikiを用意しよう ◦ 「古より人知れず動き続けるシステム」を作らない • AWS /
GCP / Azureなどで、「コード管理」への段階的な移行 ◦ StepFunctionsなどでWFをコード化 ◦ Terraform / CloudFormationなどでIaC管理へ • ノーコード系ツールを、 「コード管理への切り替えやすさ」で選ぶのもひとつの手 23 JP_Stripes Osaka 2023/01
n8nで、WFシステムを自前管理する方法も 24 JP_Stripes Osaka 2023/01 https://n8n.io/
今日のトピック • サブスクリプションの契約後に想定すべき 3つの運用イベントとStripeでの対応方法 • コードをなるべく書かずに、 サブスクリプションの「出来事」に対応する • 「自分のビジネスに集中」するために、 ノーコード・ローコードツールを活用しよう
25 JP_Stripes Osaka 2023/01