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いわてを走る移動図書館プロジェクト 活動報告と今後の展望
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公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)
November 27, 2012
Education
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いわてを走る移動図書館プロジェクト 活動報告と今後の展望
2012年11月22日図書館総合展内で行われた講演資料です。
公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)
November 27, 2012
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Transcript
いわてを走る移動図書館プロジェクト 活動報告と今後の展望 1年を振り返り、これからの被災地で 求められる図書サービスとは 公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA) 岩手事務所 三木真冴 1
いわてを走る移動図書館プロジェクト • 東日本大震災により図書館が大きな被害を受けた岩 手県沿岸部 • 本を読む機会を途切れさせたくない! • SVAの経験を活かした震災への取組 移動図書館を始めました。 2
L-1グランプリ2011 • 若手ライブラリアンのためのワークショップ式登竜 門「東日本大震災に向き合うとき」 • 4チームが被災地での支援案を考えプレゼン • 審査委員からの質疑 • 投票→優勝
第14回図書館総合展でのフォーラム開催権授与 3
L-1グランプリ2011 しかし、当時は活動開始より4か月 課題を残した • 図書館の本質、図書館らしさとは • リアリティをどう伝えるか • いつまで続けるのか、資金調達 •
連携 • 本を読まない人にどうアプローチするか 等 4
報告の内容 • SVAの活動紹介 • 岩手県沿岸部の図書館の被災状況 • 1年間の実績の報告 • 現場の声、ニーズを伝える •
教訓 • 被災地で求められる図書サービスとは • 質疑 5
東日本大震災 岩手県における被害状況 • 死者…4,671人 行方不明者…1,194人 • 仮設住宅 約1.3万戸 約3万人が生活 • 震災以前より人口減高 齢化が問題視
• 震災により死者、 人口流出 大船渡市 山田町 大槌町 釜石市 宮古市 陸前高田市 6
岩手県沿岸部における図書館の被災状況 全壊 陸前高田市立図書館 大船渡市三陸町公民館図書室 大槌町立図書館 野田村立図書館 甚大な被害 山田町立図書館 いずれも再開のめどが立たず 7
傷ついた図書館(サービス)をどう捉えたか • 調査~プロジェクト形成 • 被災地には推定100万冊の本が送られた しかし、十分に活かされなかった • 本だけではなく、人・空間も含め長期的な支援をす ることが大切 •
バラバラになったコミュニティをつなぐ 8
いわてを走る移動図書館プロジェクトがスタート • 2011.6遠野市に事務所を開設 • 2011.7移動図書館がスタート 9
SVA岩手の実績 山田町、大槌町、大船渡市、陸前高田市で、 2011.7~2012.8 約1万人へ約2万冊の貸出 • 移動図書館 • 文庫 • 図書室
• イベント 蔵書5万冊、図書館車3台、スタッフ12名 10
活動地 山田町 2011.7 3ヵ所仮設 2012.5 10ヵ所 町の仮設 45%カ バー 被災した小学校への 移動図書を開始
11
活動地 大槌町 2011.7 3ヵ所仮設 2012.4 9ヵ所 町の仮設 26%カ バー 25仮設団地で文庫設 置
常設図書室開設 12
活動地 大船渡市 (主に旧三陸町) 2011.7 3ヵ所仮設 2012.4 9ヵ所 市の仮設 18%カ バー 13
活動地 陸前高田市 2011.7 4ヵ所仮設 市の仮設 22%カ バー 常設図書室を開設 14
移動図書館活動 • 約2週間に1度、仮設団地を訪問 • 30分~2時間滞在し本の貸出 • タープ、机を広げ、お茶を出す • 雑誌、新聞 •
お絵かき、オリガミ 15
事例-1 山田町豊間根第二仮設団地 • 50戸、百数十人が暮らす仮設団地 以前住んでいた地区がバラバラ 低い貸出数 • 自治会長の声 16
事例-2 山田町船越小学校 被災した小学校、岩手県の施設を仮校舎 仮の校舎のため、プール・理科室・音楽 室・図書室などがない 物の置き場も増やしたくない 17
いわての置き本プロジェクト • 仮設団地内の集会場に本棚を設置 • 大槌町の25ヵ所 • 好きな時に本が借りられる • 月に一度本の入れ替えを行う •
リクエストにも対応 18
かねざわ図書室 • 2012.2大槌町旧金沢小学校内に 「かねざわ図書室」を開設 • 大槌町、山田町の移動図書の拠点 • 1万5千冊の蔵書 • 近隣仮設、金沢地区の住民の方が利用
19
陸前高田コミュニティー図書室 • 2012.4陸前高田市オートキャンプ場モビ リア内北集会所に図書室を開設 20
現地スタッフからの報告 • 自己紹介 • 図書室について • 出来事、聞いた声 • 課題 21
イベント • 移動図書館とコラボ 語り部、地元コーヒー店、読み聞かせ • 図書館が出ていく アートイベントに参加 • 図書室でのイベント •
学習支援 読書感想文サポート 22
1年間の教訓 • 本を借りられること • 本を読めること • 生活のニーズに合わせること • 声を聞き、反映すること •
人を介すこと 23
本を借りられるということ • もらうばかりのサービスが中心 • あたりまえの日常を取り戻す作業 • 貸し借りは信頼を前提としたサービス • 避難所ではあらゆるものを共有した、一瞬だけでも 自分の物になる喜び(滝沢村移動図書館)
• 物を置く場所がない 24
本を読めるということ • 本を読む気分になれない→読んでみよう • 流された本に出会える • 好きな作家の本が読める • 夜よく眠れる、落ちつく •
非日常→日常 日常→非日常 25
生活のニーズに合わせる 料理 • 仮設に入居して料 理を再開した • キッチンが狭い • 一人暮らしになっ た
• 健康食 • 簡単にできるレシ ピ 26
生活のニーズに合わせる 手芸 • 仮設の中にいてもやる ことがない • 気がまぎれる • 手芸教室がある •
見るだけでも楽しい • 作品を見せてもらう 27
生活のニーズに合わせる 住宅 • 建築 • 住宅ローン • 家相、風水 • 日曜大工
28
生活のニーズに合わせる 園芸 • 震災前から好き だったガーデニン グを仮設でもやり たい • 共同で畑をやるこ とになった
• 物資でキットが配 布 29
生活のニーズに合わせる 字の大きい本 • 高齢者が中心 • 詩、文字の少ない 本 • 大活字本 30
生活のニーズに合わせる 震災関連 • 震災前後の写真 • 体験記 • 避難所から外に出られ なかった、停電でテレ ビが見られない
• 過去の震災記 31
声を聞いて、反映する • 手紙の書き方 • 日本地図 • 収納 • 開業 •
辞書 • 旅行 • 法律 • ペット 32
人を介すこと • 待つのではなく、出ていく • 人と本を結びつける • 利用者同士を結び付ける • 本を活かす •
地元スタッフにしかできないこと 33
第2フェーズへ 2013.1~2015.12 • 図書サービスを定義する • アーカイブ構築 • 4市町ごとの出口戦略 原状復帰でいいのか? 撤退後も成果を持続・発展させるしくみ 34
図書サービスを定義する(被災地において) • 必要な本、情報が得られる • 交流、学び、楽しみの場 • 地域のアーカイブを構築する • 地元の資源を活用する •
人を介する • 再評価、過去から未来をつくるお手伝い 35
アーカイブの構築 • フォトアーカイブ構築 震災前の写真のデジタル化 • 町民フォトコンテスト 36
4市町ごとの出口戦略 それぞれの市町へのアプローチ • 山田町 • 大槌町 • 大船渡市 • 陸前高田市
37
山田町 • 町立図書館の現状 2011.11仮オープン 2012.10フルオープン • 課題 アクセス、復興計画の優先順位 • 出口戦略
移動図書館のしくみを残す 38
大槌町 • 町立図書館の現状 2011.9移動図書館開始 2012.6公民館図書室として再開 • 課題 アクセス • 出口戦略
本設図書館を町民参加でつくる 39
大船渡市 • 旧三陸町公民館図書室の現状 再開のめどたたず 市の移動図書館が再開 • 課題 • 出口戦略 旧三陸町公民館の情報収集
防災集団移転地での文庫設置 40
陸前高田市 • 市立図書館の現状 2012.7移動図書館再開 2012.12仮設図書館再開予定 私設図書室3か所 • 課題 • 出口戦略
コミュニティー運営による図書室を本設へ移行 41
今後の課題 • 図書サービスの実現 • アーカイブの射程 連携 • 図書サービスの重要性の啓発 • 仮設、在宅の温度差 •
来ない層へのアプローチ • 資金調達 42
サポーターたち • ボランティア • 企業 • 協力団体 • 地元書店 43
ボランティア • 移動図書館ボランティア • 書庫ボランティア • プロボノ 44
企業 • BOOKOFF • 日産自動車 • ピレリ • メリルリンチ •
バークレイズ • セールスフォースドットコム • アメリカンエキスプレス等多数のご支援 45
協力団体 • 遠野文化研究センター 三陸文化復興プロジェクト • 3.11絵本プロジェクト • 曹洞宗秋田青年会 • 地元おはなし会
• 明星中学校図書委員 46
地元書店 • 本は地元の書店から購入 47
活動の広がり • 宮城県山元町にて、みやぎを走る移動図書館プロ ジェクトがスタート • 福島県南相馬市にて、ふくしまを走る移動図書館プ ロジェクトがスタート 48
ご支援のおねがい • 移動図書館を走らせよう 一回の移動図書に約3万円かかります 3年間に約450回の移動図書を予定 • 移動図書ボランティア • プロボノ あなたの特技を活かせるかも
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質疑 50
ご清聴ありがとうございました 今後の展開にご期待ください 最新の情報は、 HP http://sva.or.jp/iwate/ いわてを走る移動図書館プロジェクト ファンページ @mobile_library 51