“Go See”とは、現場に実際に足を運び、現実の状況を自ら体験しながら学ぶことを指します。 近年、データを用いた検証や調査は一般的になり、体系化されています。しかし、実際のプロダクト開発では「アナログな現場」や「複雑なオペレーション」といった数値では測りきれない要素に直面することが少なくありません。その結果、プロダクト開発が行き詰まることも多々あります。 こうした状況において、現地訪問は誰にでもできるシンプルなアプローチですが、その重要性は見過ごされがちです。特に、企画や調整にかかるコストに対して、得られる成果が見えにくいため、実施が後回しになることもあります。 しかし、「百聞は一見にしかず」という言葉が示すように、Go Seeによって得られるインサイトは想像以上に豊富で質が高く、プロダクト開発を確実に前進させる強力な推進力となります。 このセッションでは、実際に直面した課題を例に、「Go See」アプローチを取り入れ、現場観察や顧客との対話から得たインサイトをプロダクトに反映させることで、行き詰まりを打開し、顧客価値を最大化する開発プロセスを紹介します。