Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
AWS Organizations と一緒にはじめるアカウント分離/Starting Acco...
Search
SadayoshiTada
November 18, 2020
Technology
0
2.1k
AWS Organizations と一緒にはじめるアカウント分離/Starting Account Separation with AWS Organaizations
JAWS-UG 朝会 #15 の発表資料です #jawsug_asa #jawsug
SadayoshiTada
November 18, 2020
Tweet
Share
More Decks by SadayoshiTada
See All by SadayoshiTada
バクラクでのSystem Risk Records導入による変化と改善の取り組み/Changes and Improvement Initiatives Resulting from the Implementation of System Risk Records
taddy_919
0
330
プロダクトチームへのSystem Risk Records導入・運用事例の紹介/Introduction and Case Studies on Implementing and Operating System Risk Records for Product Teams
taddy_919
1
1.1k
開発者が安心して実行可能なSQL実行基盤の取り組み/Initiatives for a Secure SQL Execution Platform for Developers
taddy_919
2
8.4k
バックアップのリストア検証が可能な AWS Backup Restore testing を使ってみた/AWS Backup Restore testing, which enables backup restore verification
taddy_919
0
680
今日から実践!継続的に自分の軌跡を残す方法/Start practicing today! How to Continuously Keep Track of Yourself
taddy_919
0
3.7k
スタートアップ企業での散乱した システムリリースフローをととのえる話/Maintain the system release flow
taddy_919
1
4.2k
スタートアップ企業でのデータ活用に向けての取り組み/Working with Startups to Leverage Data
taddy_919
0
3.5k
スタートアップ企業でのAWS マルチアカウント運用の実践と普及/Practice and dissemination of AWS multi-account operation in a start-up company
taddy_919
1
5.6k
データドリブンな組織を目指す、AWSを活用したデータ分析基盤の取り組み/AWS-based data analytics infrastructure initiatives for a data-driven organization
taddy_919
0
3.1k
Other Decks in Technology
See All in Technology
AI駆動で進める依存ライブラリ更新 ─ Vue プロジェクトの品質向上と開発スピード改善の実践録
sayn0
1
320
現場の壁を乗り越えて、 「計装注入」が拓く オブザーバビリティ / Beyond the Field Barriers: Instrumentation Injection and the Future of Observability
aoto
PRO
1
610
ゼロコード計装導入後のカスタム計装でさらに可観測性を高めよう
sansantech
PRO
1
460
クラウドとリアルの融合により、製造業はどう変わるのか?〜クラスメソッドの製造業への取組と共に〜
hamadakoji
0
440
Biz職でもDifyでできる! 「触らないAIワークフロー」を実現する方法
igarashikana
7
3.5k
Observability — Extending Into Incident Response
nari_ex
1
480
プロファイルとAIエージェントによる効率的なデバッグ / Effective debugging with profiler and AI assistant
ymotongpoo
1
230
あなたの知らない Linuxカーネル脆弱性の世界
recruitengineers
PRO
3
160
re:Inventに行くまでにやっておきたいこと
nagisa53
0
380
Building a cloud native business on open source
lizrice
0
180
組織全員で向き合うAI Readyなデータ利活用
gappy50
1
800
From Natural Language to K8s Operations: The MCP Architecture and Practice of kubectl-ai
appleboy
0
240
Featured
See All Featured
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
697
190k
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
21
1.2k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.9k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.5k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
PRO
190
55k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
180
10k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
72
11k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
55
3k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
36
6.1k
Dealing with People You Can't Stand - Big Design 2015
cassininazir
367
27k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
95
14k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
55
11k
Transcript
AWS Organiza,onsと一緒に はじめるアカウント分離 多田 貞剛 JAWS-UG朝会 #15
• 多⽥ 貞剛(@tada_infra) • 2020年9⽉株式会社スナックミーに中途⼊社 • 筋トレ -> サウナ ->
サ飯 のトライセットを決 めるのがマイブーム • JAWS-UG 朝会 ⽬⿊版は2,3回か出席 自己紹介
会社紹介
会社紹介 『新しいおやつ体験を想像し、おやつ時間の価値をあげる』 栄養価が⾼く、それでいて美味しさに妥協しないスナックによっ て、おやつそのもの質を上げる。 また、モノだけではなく、新しいおやつ体験をデザインし、おやつ の時間の価値を向上させる。 それによって、おやつの時間が彩りとなり、豊かな⽣活を実現す る。
会社紹介 • おやつ体験 BOX 『snaq.me』 • ⽉額 1,980円(税込、送料込) • 4週
or 2週毎に100種類以上の商品からお客様にパーソナライ ズした8種のおやつをお届け
会社紹介 おやつ診断、商品リクエスト、商品評価などのデータを取得してお 届けする、パーソナライズされたおやつが特⻑
会社紹介
アジェンダ • AWS アカウント管理の課題 • 課題への対応 • 今後やっていきたいこと
AWSアカウント 管理の課題
AWSアカウント管理の課題 • ⼊社して1⽇⽬にAWSアカウントが発⾏された • 社内に情報がほぼないので中に⼊ってみてみた
AWSアカウント管理の課題 • AWSアカウントは1アカウントしかないので開発が危険性⾼め • 開発中に本番のリソースを触っちゃった事故も発⽣していた
AWSアカウント管理の課題 • AWS リソースは⼿で作ったり、コード化されているものもあっ たり管理がバラバラ
AWSアカウント管理の課題 • ローカルだと動くけど本番デプロイで動作しない事象 • 本番稼働前のテストや動作確認がフローとして確⽴しきって ない • ex. 開発環境である Mac
のコンテナ上で動いたけど ECS の コンテナでは動作しない
AWSアカウント管理の課題 • 今の本番システム構成も変えていきづらい • 疑似本番環境がないためアーキテクチャの変更によって既存 アーキテクチャへの影響だったり、変更計画が建てにくい
AWSアカウント管理の課題 • 開発者の AWS 検証環境がなく、CTO しか AWS を触ることが ないような状況だったので開発メンバー全体の知識や経験に偏 りがある
• 全体のスキルアップ、AWSの習熟度をあげたい
AWSアカウント管理の課題 ɾɾɾɾɾɾɾɾ
AWSアカウント管理の課題 ɾɾɾɾɾɾɾɾʂ
AWSアカウント管理の課題
課題への対応
課題への対応 • 複数のAWSアカウントを⼀元管理するの に役⽴つサービス • 新規アカウントの作成、請求の簡素化に も役⽴つ • 他のAWSサービスと統合しており、管理 するアカウントにわたって設定管理する
ことも可能
AWSアカウント管理の課題 • アカウントの分離の進めていくにあたっては Landing Zone の 考え⽅を参考にして進めている • Landing Zone
はベストプラクティスに基づいたマルチアカウ ント環境のセットアップをサポートする仕組み ※参考 https://aws.amazon.com/jp/builders-flash/202007/multi-accounts-best-practice/ https://aws.amazon.com/jp/builders-flash/202009/multi-accounts-best-practice-2/
課題への対応 • AWS Organizations を使ってまずはアカウントをステージング とサンドボックスに分割することにした • ステージングアカウントで疑似本番環境を作り、開発とテス トをしやすくする •
サンドボックスアカウントでAWSの習熟度を上げつつ個⼈検 証をやりやすくする
課題への対応
課題への対応 • リソース管理は IaC 化して対応 • AWS の利⽤料は複数アカウント分を redash で可視化
• CloudTrail,Config,GuardDuty などの設定
今後やりたいこと
今後やりたいこと • アカウントのログイン⽅式が直ログイン になっているのをAWS Single Sign-On (SSO)を使っていきたい • GSuite をIdPに委任し、SAML認証でロ
グインしていく⽅式 • AWSだけでなく業務アプリケーション もSSOで扱えるのも利点
今後やりたいこと • SSOで扱えるアプリケーションの⼀例 • Slack • GitHub • Zoom •
Office 365 など
今後やりたいこと • アカウント分割もLanding Zoneの考え⽅を参考にさらに分 割を進める • ログ集約アカウントの作成 • Organizations SCPやConfig
Rulesを使ってガードレール の設置
まとめ
まとめ • AWS の活⽤拡⼤に合わせてアカウントも⽤途にあったものに分 割していく • ⼩さな組織ほど1アカウントでやらず Oraganizations を活⽤し てアカウントを管理していくのがおすすめと思った
• SSO も⼀緒に活⽤して AWS だけでなく業務アプリも管理して いくようにする
Thank you!