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09年SEPG業務紹介_20090724_.pdf

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Hiroyuki TAKAHASHI

July 24, 2009
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  1. SDNAの特徴 •技術領域 – ソニーグループにおけるソフトウ エアのプロフェッショナル集団と して常に新しい技術に挑戦し、 成果をソニーの製品づくりに活 かすことを目標としています。 – そのためソフトウエアのコア技術

    について高レベルの知識を持つ チームが、日常のプロジェクトに 対して積極的なサポートを行って います。 – また、ソフトウエア開発そのもの をより高品質に効率的に行うた めの専門機能についても、同様 にチームを組織化しています。 4 Sony Digital Network Applications, Inc.
  2. 品質向上を狙う、Multifunction SEPG PPQA(SQA) function •プロセスが遵守されているかを確認 •プロジェクトの実績を観察 •第三者の立場。中立性を保つ。 •現場だけで解決しない問題は経営 層にエスカレーション PMO

    function •プロセスとマネジメントが密接に結び ついた形で、PLをサポート・教育でき る体制を形成・維持 •「上司が部下をサポートする」ことの 限界をカバーする •SDNAの仕事の進め方に沿った形で、 計画確認プロセスを実行 SEPG function •SPI 基盤の構築 •メトリクスの集計サポートと情報開示 •ソフトウェア開発/マネジメントプロ セスの形式化 •ベストプラクティスの収集と形式化、 展開 7 © 2008 Sony Digital Network Applications, Inc. SPI Japan 2008
  3. PAGの構築 •PAG [Project Architecture Guideline] – 既存のプロセスモデルから派生させたものではなく、開発現場の要望を元に した、弊社独自のプロジェクト構築・運用・改善のガイドライン – 構築手順:

    1. マンダラートを活用した要求の洗い出し 2. ロジックツリーを用いたMECE検証と分類 3. 要求を実現するための仕様策定 4. PAGの実装と適用 9 Sony Digital Network Applications, Inc.
  4. 戦略的SQAサポートシステム:SQATCH Systems for Quality Assurance Tactics Chain – 連鎖する品質保証活動をサポートするためのシステム –

    品質をテストや検証だけで向上させるのではなく、開発プロセスの質を向上 することで実現していきます。 15 Sony Digital Network Applications, Inc.
  5. PLの努力が よく見える 必要な時、フォロー 得しやすい 戦略的SQAサポートシステム:SQATCH •リスク・課題の“見える化” 様々な媒体 現状 リスク・課題を登録 SQATCH

    システム Excel リスク・課題が多い フォローが必要 リスクは? 課題は? 対策している? 集計が面倒臭い・・! 対策は行わ れてる? リスク・課題を登録 対策しました リスク・課題の状況が良く見える 管理・対策の状況が良く見える 解決されている様子 が良く見える TL、BGM PL SEPG TL、BGM PL SEPG 17 Sony Digital Network Applications, Inc.
  6. 品質の状況が よく見える 戦略的SQAサポートシステム:SQATCH •レビューの“見える化” 様々な媒体 現状 レビューを開催 記録を入力 SQATCH システム

    Excel 私は担当は? いつまで? 対応は済ん だ? 解決されない 問題はどれ? 集計が面倒臭い・・! 品質対策は 行われてる? レビュー記録を入力 対応されました! XXまでに対応 して下さい 対応すべき 事柄が明確 プロジェクトのレビュー 状況が良く見える レビューで問題が解決 されている様子が良く見える マネージャ PL、レビューアー SEPG メンバー マネージャ PL、レビューアー SEPG メンバー Wiki 18 Sony Digital Network Applications, Inc.
  7. プロジェクト計画&レビュープロセス イベント 計画の流れ 要件開発、 要件管理 プロジェ クト 初期計画を 作成する (PP)

    プロジェ クト 計 画書 ( 初期) 計画を更新 する (PM) プロジェ クト 計 画書 ( フェ ーズn) 要求書 要求サマリ ー 要求、 仕向けなど 要求仕様書 要求サマリ ー ( 前回からの差 分) 仕様サマリ ー 見積り 確認 (EV- 1) 設計構想 (EV- 2) 要求開発 (RD) 仕様定義 (SD) 設計審査 (EV- 3) 計画を更新 する (PM) プロジェ クト 計 画書 ( フェ ーズn) 変更要求、 変 更仕様 変更管理 (REQM) 21 Sony Digital Network Applications, Inc.
  8. プロジェクト計画&レビュープロセス 22 Sony Digital Network Applications, Inc. No 計画範囲 目的と内容

    1 スコープ 要求や成果物がProjectの中か外かを判断できるように、Projectが 発足した背景や、大前提となる顧客から提示された納品物/MS、そ の他Projectに課せられた条件や成立するために仮定されている条 件、Projectにどんな難しさがあるかを整理する。 2 ステークホルダー 分析 ヒアリングや承認の順番や時期を考えるために誰がどんな要求を出 すか分析する 3 プロセスの設計 Projectの進め方を明確にするために、どのような成果物を作りなが ら進めるか分析する 4 成果物の一覧 過去のデータと、Sizeにもとづいた見積りをするために作成する成 果物の一覧を作成する 5 見積り 人員の適切な確保と以後の進捗管理ためにProjectのボリュームを sizeに基づいて見積る 6 フェーズ計画 どの時期に何を作るかがわかるようにProjectを時間と成果物で区 分する 7 課題 課題を正しく認識した上でProjectが進められるように、列挙しBGM のレビューが受けられるようにする。 8 リスク 事前に問題に対処するため、上記を計画することで見えてきた不確 定要素を列挙し対策する
  9. PJ計画と進捗管理:現在 ① プロジェクトメンバーの A さんは、毎日 「プロジェクト作業日報」 をWikiに 入力して、そのコピーをメールで毎日PLに提出する。 ② PLは、メンバーの

    「プロジェクト作業日報」 メールをチェックして、状況を 想像してみる。毎週、メンバーからの報告を参考にPJ状況サマリーを作成し、 BGM主催の定例に臨む。プロジェクト計画書と、成果物実績、工数実績との 差分チェックなどは気にしない。 ③ BGMは、定例でのPLからの報告に耳を傾けるが、全体的に危機感を感じる ような報告はない。今後の進展を尋ねても「問題ありません」と回答される。 課題・問題点 l メンバー A さん Ø Wikiやメールで日報を報告するので、累 積の進捗画把握しにくい Ø PJ全体の進捗がみえないので、自分の 作業の立ち位置が分からなくて不安 l PL Ø 毎週の集計作業(サマリー作成)が面倒 である Ø 履歴管理が行いにくい Ø 杏(工数)データとメンバー作業進捗の 関係が読めない Ø プロジェクト計画書のメンテに気が回ら ない l BGM Ø PLからの報告を信じるしかない Ø 履歴管理が行いにくい メンバーからの日報と 工数の関係が よくわからない ① ③ ② 週単位で とりまとめ 今日やったことは報告したけど、 PJ全体の進捗がよくわからない。 このままでいいの? プロジェクト 作業日報 BGM A さん PL プロジェクト 計画書 最初のころ計画は 立てたけど、更新は していない。 既存の工数 管理システム (杏) クリティカルな問題 は報告されていない けど・・・本当に順調 なのだろうか? 26 Sony Digital Network Applications, Inc.
  10. PJ計画と進捗管理:これから ① 各メンバーが EPMシステム の 「タスク実績入力フォーム」 に入力して、 毎日プロジェクトデータベースに保存する。 ② PLは、「EVM分析ビュー」

    を使う事で、データベースに保存されて いる実績データをもとに進捗を客観的に把握できる ③ PLはデータベースに保存した情報を必要に応じて抽出して、 Excel にエクスポートすれば、プロジェクト毎に工数を集計できる。 ③ BGMも「EVM分析ビュー」 を使う事で、 リアルタイムでPJ状況を把握でき施策 を打つことが可能となる。また、担当BG毎の人件費を月次で簡単に集計でき る。 メリット l 共通 Ø データベースの利用 Ø 入力用フォーム、管理用フォームの利用 l メンバー A さん Ø 日報の入力作業が更に容易になった Ø プロジェクトのスケジュールと実績がガ ントチャートで見えるので、現在の立ち 位置が理解できる l PL Ø 各メンバーの成果物実績と工数実績が 集計でき、EVM分析が可能となる Ø Excel に出力して工数を集計できる l BGM Ø PLからの報告をデータから客観的に検 証可能となる Ø 問題やリスクへの早期の施策が可能と なる 日報を入力 ① ② ① Project データベース 入力フォーム 工数と実績 管理 エクスポート ③ 日報の入力作業が 更に容易になった メンバーの実績が データベースに累積 する BGM A さん PL 既存の工数 管理システム (杏) EVM分析ビュー 27 Sony Digital Network Applications, Inc.
  11. ソフトウエア開発マネジメントスペシャリスト(PMO) 明確なビジョンを持ち、その達成のために努力・行動を惜しまな い、そのような人をお待ちしています! スキル・資格 ソフトウエア開発の経験 があり、コンシューマー機 器向けソフトウエア開発 に興味がある方 中規模・大規模ソフトウェ ア開発プロジェクトのマネ

    ジメント経験 ソフトウェア開発プロセス に関する経験と知識 ソフトウェアの品質保証 に関する知識 PMBOK等のプロジェクト マネジメント基礎に関する 知識 分散開発(国外・国内問 わず)での開発プロセス、 品質保証に興味のある 方 職務内容 ・弊社横断的なプロジェクトマネジメント体系の構築 ・弊社で行われているソフトウェア開発プロジェクトへの計画・遂行・管理のサポート <参考>http://www.sonydna.com/activity/specialty.html 31 Sony Digital Network Applications, Inc.
  12. プロセス改善・品質保証スペシャリスト(SEPG/SQA) ソフトウェア開発を深く理解し、「ソフトウェア品質をソニーの武 器」にしたい、という意欲に溢れる人をお待ちしております。 スキル・資格 ソフトウエア開発の経験があ り、コンシューマー機器向け ソフトウエア開発に興味があ る方 中規模・大規模ソフトウェア 開発プロジェクトのマネジメ

    ント経験 ソフトウェア開発プロセスに 関する経験と知識 ソフトウェアの品質保証に関 する知識 CMM/CMMI/SPICE/Agile/ プロダクトライン等のいずれ かのソフトウェア開発プロセ スの知識 分散開発(国外・国内問わ ず)での開発プロセス、品質 保証に興味のある方 職務内容 弊社独自の高品質・高付加価値なソフトウェア開発プロセスの構築・推進(CMM等の基準準 拠を目的としたプロセス構築・改善ではありません) プロセスレベルでのソフトウェア開発プロセスの品質保証(検証・テストではありません) <参考>http://www.sonydna.com/activity/specialty.html 32 Sony Digital Network Applications, Inc.