Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

B3Seminar_2013.01.08

takegue
January 08, 2014

 B3Seminar_2013.01.08

takegue

January 08, 2014
Tweet

More Decks by takegue

Other Decks in Education

Transcript

  1. • テキスト圧縮 • 文書検索 • 索引付 • 情報抽出 • テキストマイニング

    • 文章集合からの質問応答 2013/12/24 自然言語処理研究室 2013年度 B3コアタイム 第2回 関連研究分野
  2. • 抜粋:原文からそのまま抽出する;引用 • アブストラクト:原文に存在しない題材が含まれる – 指示的アブストラクト;論文のアブスト、新聞見出し • より深く読む文書を選択するためのアブスト;さわり – 報知的アブストラクト;

    • 原文中の権限的な情報を全て、あるレベルの詳細さでカバー する。(報知的アブストラクト⊂指示的アブストラクト) • 原文の代わりに成りうる要約 – 批評的・評価的アブストラクト • 原文以外に批評的内容が加わる。 2013/12/24 自然言語処理研究室 2013年度 B3コアタイム 第2回 要約の基本概念
  3. • 圧縮率(要約率):原文に対する要約の長さ • 情報理論的特徴づけ – 情報量(エントロピー) • 要約→原文への予測可能性を定式化したもの • ランダム変数の情報の量、あるいはその変数の結果を置くのに

    必要な信号の平均長である。 – 顕現性(あるいは適合性) • 文章中の情報に付与される文章の内容、 応用への文書情報の適合性の両方を反映する重み。 – 一貫性 • 全体が一貫する (文脈、冗長性が無い、飛躍がない、指示語が適切か) 2013/12/24 自然言語処理研究室 2013年度 B3コアタイム 第2回 要約の評価方法
  4. 2013/12/24 自然言語処理研究室 2013年度 B3コアタイム 第2回 要約の抽象的アーキテクチャ 解析 変形 合成 圧縮率

    ・一般的 ・ユーザに 焦点を合 わせた ・指示的 ・報知的 ・批評的 ・断片 ・連続した テキスト 要約 文書
  5. 手がかり語、タイトル語、キーワード、文の位置を 素性に任意の重みづけを行い重要度を計算 – 手がかり語 • コーパスの訓練部分集合から抽出 – タイトル語 • タイトル、副題、見出し中の単語で文書の文中にある単

    語 – キーワード • 文書中の単語を頻度の降順にソートしたとき、一定値以 上の頻度を持つ単語 – 文の位置 • 概論や結論といった見出しで出現する文 2013/12/24 自然言語処理研究室 2013年度 B3コアタイム 第2回 文抽出:Edmundsonのパラダイム
  6. • 特徴: – 形態素レベルの素性を抽出。 – テキストセグメントの顕現性 • 長所: – 経験的にテストされている

    – 位置と手がかり句の素性が特に有効。 – 任意のテキストに対し典型的素性を計算するのが簡単。 – 言語知識をほとんど必要としないため。 多くの言語に容易に移植可能。 • 短所: – 要約器はテキストの意味を知らない。 – 形態素レベルを超える集約ができない:意味をとらないため – 一般化しない(≒抽象化されない) – 高圧縮率の要求にはおそらく適さない。 2013/12/24 自然言語処理研究室 2013年度 B3コアタイム 第2回 文抽出:Edmundsonのパラダイム
  7. • 特徴 – 訓練コーパスは原文とアブストラクトのアライメントでつくる ことができる • 利点 – 素性がわかれば、要約はコーパスから容易に訓練される。 •

    欠点 – 要約コーパス(特にユーザに焦点をあてたもの)の不足。 – 領域によっては新しい素性を見つける事が必要かもしれない。 – 専門家以外がシステムを訓練するのは難しい場合もある。 2013/12/24 自然言語処理研究室 2013年度 B3コアタイム 第2回 コーパスに基づく文抽出
  8. • 抜き出しだけでなく、よりコンパクトかつ読みや すい要約をつくる(ex. 換言) • ニュース記事などの短文ではなく 本などの長文の要約 • 一つの記事だけではなく、複数記事にまたがる ソースからの要約(:複数文書要約)

    • 100文字程度の非常に短い要約 … しかし「それでもやはり人間の要約には程遠い」 2013/12/24 自然言語処理研究室 2013年度 B3コアタイム 第2回 自動要約に関する研究の動向