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2018年セプテーニ・オリジナル 新卒研修について

taketora
June 23, 2018

2018年セプテーニ・オリジナル 新卒研修について

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June 23, 2018
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  1. 目次 • 自己紹介 • 去年までの研修の振り返り • 課題の抽出 • 2018年度研修の目標設定 •

    2018年度の研修内容について • Scala研修について • 現状の振り返り
  2. • 池田 健虎(タケト) • セプテーニ・オリジナル4年目 • セプテーニもくもく会の企画運営 • オンラインスクールのScala講師 •

    2018年4月より組織開発部へ ◦ ( 新卒・中途の研修をサポートする業務など ) 自己紹介 @taket0ra1
  3. 研修内容 日数 Mac講座 1 Web基礎 2 Scala研修準備 12 Scala研修 21

    DB基礎 3 インフラ研修 1 ロジカルシンキング 1 研修内容 日数 設計(アルゴリズム) 1 スクラム研修 0.3 TDD研修 1 DDDの基礎研修 1 チーム開発 40~60 予備 7 Git、Atlassian講座 1 昨年度(2017年)の研修内容と研修日数
  4. 研修で学ぶべき領域(開発スキル) 開発スキル 1.Scala ドワンゴさんのカリキュラムと演習問題を通して 基本的なScalaの書き方を理解する。 9. macOS macOSに慣れていない新卒もいるので、一通りターミナル操作や Linuxコマンドに慣れてもらう。 2.Play

    Framework ドワンゴさんの課題、自作のアプリケーション、 DDDによ るアプリケーションを作る。 10.IntelliJ IntelliJでの便利なショートカットや、開発環境の作り方など覚えてもら う。 3.Unitテスト ScalaTestを使ってテストがかける状態。 テストを書く意味を理解する。 11.PRの出し方 レビューがしやすいプルリクの出し方を学ぶ。 4.Database 基本的なクエリがかける。 joinができる。 正規化ができる。など。 12.エラーの 調べ方 エラーを読む習慣をつける。スタックトレースの見方。 5.Web基礎 Webの概念的知識の理解。 (プロトコル、webサーバ、webクライアント) 13.共同開発 効率よく共同でアプリケーションを作ってもらうことを学ぶ。 6.OOP 構造化プログラミング、モジュールプログラミングユビキタ ス言語の重要性などの基本概念を理解。 14.スクラム スクラムマスターによるスクラムの説明。 7.DDD DDDとは?なぜやるのか? 戦術的設計を覚えてもらう。 (業務で必要なため) 15.設計 要望を要件に落とし込み、機能を開発できるようにする。 8.Git 共同開発するための gitの操作に慣れてもらう。 - -
  5. 2018年度の新卒研修 • 新卒の人数:2人 • 研修期間:4月〜7月(3,4ヶ月) • 研修に関わった人員:12人(講師やレビューのサポート) • 1日の終わりに日報の提出 ◦

    今日やったこと、気付いたこと、困ったことなど。 • 日報の提出後に夕会 ◦ 日報の内容を共有してもらう。
  6. 2018年度の新卒研修 期間 講義名 研修日数 内容 4月上旬 Mac講座 0.5日 macの操作、Linuxの知識。ターミナル操作など。 4月

    Scala研修① 15日 ドワンゴさんのscala_text、過去に研修で解いてきた練習問題 4月後半 Webの 概念的知識 1日 Webアプリケーション概要、Webサーバー、Webクライアント、 HTTP、DNS、TCP/IP、データベース、フレームワーク 5月前半 Database研修 3日 「ゼロからはじめるデータベース操作」を解いてもらう。 5月前半 OOPの基礎 2日 オブジェクト指向とは何か、オブジェクト指向が必要になった背景、 オブジェクト指向で実現したいこと、ユビキタス言語について 5月中旬 Git研修 0.5日 Gitの概要説明、Gitをどう使うか、MR/PRのより良い進め方 5月中旬 Scala研修② 8日 美容室の予約コンソールアプリケーションの開発。Scala講座①の復習、 DI、インターフェースのプログラミング、マルチプロジェクト、Unitテスト 5月末 Webアプリ研修① 7日 ドワンゴさんのscala_textを解く。Play FrameWorkの入門。ScalaTest。
  7. 2018年度の新卒研修 期間 講義名 研修日数 内容 6月上旬 6月中旬 Webアプリ研修② 15日 PlayFrameWorkで美容室の予約webアプリケーションを作成。

    要望から要件に落とし込んで開発していく。 6月中旬 DDDの基礎 2日 DDD Quicklyを読む。戦術的設計を一通り把握したあと、システム全体の設計や要 件定義にDDDがもたらすかメリットを説明。設計の実践。 6月後半 7月中旬 Webアプリ研修③ 15日 美容室の予約webアプリケーション。DDDに沿って作っていく。 7月中旬 スクラム研修 0.5日 スクラム開発する上でスクラムの基礎を学ぶ。 チーム配属へ
  8. Scala研修②の内容(8日間) • 復習を兼ねてコンソールアプリケーションを作る ◦ 美容室の予約アプリケーション • 学んで欲しかったこと ◦ DIの学習 ◦

    マルチプロジェクトなど構築 最初からベストの答えを教えるのではなく プロセスを通して理解してもらう
  9. Webアプリ研修③の内容(15日間) • DDDによるwebアプリケーションの作り直し • 学んで欲しいこと ◦ DDDの戦術的設計のを理解して使ってもらう ▪ 経験の浅いエンジニアにDDDの戦略面について理解す るのは難しい。

    ▪ 現場のプロダクトは戦術的設計で開発されているので言 葉の意味を理解する ◦ 全体像を把握した状態から作り直すことにより、コードをブ ラッシュアップ